家なき子 3
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(つぎのあさ、ぼくがめをさましても、じぇろーむはなにもいいませんでした。)
次の朝、僕が目を覚ましても、ジェロームは何も言いませんでした。
(おかあさんもだまってはたらいていました。)
お母さんも黙って働いていました。
(「ああ、こじいんにいかずにすんだんだ」ぼくはそうおもって、ほっとしました。)
「ああ、孤児院に行かずにすんだんだ」僕はそう思って、ほっとしました。
(けれど、おひるになってじぇろーむがぼくに、「ぼうしをかぶってついてこい」)
けれど、お昼になってジェロームが僕に、「帽子を被ってついてこい」
(といいました。ぼくが、はっとしておかあさんをみると)
と言いました。僕が、はっとしてお母さんを見ると
(「だいじょうぶだから、ついていきなさい」というように、うなずいてみせました。)
「大丈夫だから、ついて行きなさい」と言うように、うなずいてみせました。
(それで、ぼくはあんしんしてじぇろーむについていきました。)
それで、僕は安心してジェロームについて行きました。
(むらにつくと、じぇろーむはぼくのみみをつかんで、しょくどうにはいっていきました。)
村に着くと、ジェロームは僕の耳を掴んで、食堂に入っていきました。
(ぼくがだんろのちかくにすわると、そのむこうにしろいひげをはやした)
僕が暖炉の近くに座ると、その向こうに白いひげを生やした
(おかしなおじいさんがすわっていました。)
おかしなお爺さんが座っていました。
(おじいさんは、あかとみどりのはねかざりをつけたねずみいろのぼうしをかぶり、)
お爺さんは、赤と緑の羽飾りをつけた鼠色の帽子を被り、
(けのついているほうをうちがわにしたひつじのうわぎをきています。)
毛のついている方を内側にした羊の上着を着ています。
(あしにはながいけのくつしたをはき、そのうえをあかいひもでぐるぐるまいています。)
足には長い毛の靴下をはき、その上を赤い紐でぐるぐる巻いています。
(そして、おじいさんのあしもとには、おまわりさんのぼうしをかぶったしろいいぬと)
そして、お爺さんの足元には、お巡りさんの帽子を被った白い犬と
(くろいいぬと、いたずらそうなはいいろのいぬがねそべっていました。)
黒い犬と、いたずらそうな灰色の犬が寝そべっていました。
(ぼくがびっくりしておじいさんをながめていると、じぇろーむはしょくどうのしゅじんと)
僕がびっくりしてお爺さんを眺めていると、ジェロームは食堂の主人と
(ぼくのことをはなしていました。)
僕のことを話していました。
(「このこをうちでやしなってやるかわりに、こじいんからてあてをもらおうとおもって)
「この子を家で養ってやる代わりに、孤児院から手当をもらおうと思って
(これからむらやくばへいくところさ」とじぇろーむがいうと)
これから村役場へ行くところさ」とジェロームが言うと
(それまでだまっていたおじいさんが、とつぜんくちをききました。)
それまで黙っていたお爺さんが、突然口をききました。
など
(「それはむりでしょう。てあてはでますまい」)
「それは無理でしょう。手当は出ますまい」
(「それなら、こじいんにやっちまう。ただで、このこをたべさせるなんて)
「それなら、孤児院にやっちまう。ただで、この子を食べさせるなんて
(もうたくさんだ」)
もうたくさんだ」
(すると、おじいさんはじぇろーむにいいました。)
すると、お爺さんはジェロームに言いました。
(「それなら、わたしにこのこをあずからせてもらえんかな。)
「それなら、私にこの子を預からせてもらえんかな。
(いちねんににじゅっふらんをはらうから」)
一年に二十フランを払うから」
(「にじゅっふらんだって?」と、じぇろーむはさけびました。)
「二十フランだって?」と、ジェロームは叫びました。
(「このこをうちにおいとけば、こじいんならつきにじゅっふらんはくれるはずだ」)
「この子を家に置いとけば、孤児院なら月に十フランはくれるはずだ」
(「そうはいかん。こじいんではいつでもすきなときに、ほかのひとにこのこを)
「そうはいかん。孤児院ではいつでも好きな時に、他の人にこの子を
(やることができるのだ。そうなったら、あなたのところには)
やることができるのだ。そうなったら、あなたのところには
(いちもんもかねがはいってこない。わしだったら、ねんにじゅっふらんをかくじつにはらう。)
一文も金が入ってこない。わしだったら、年二十フランを確実に払う。
(それもまえきんでだ」)
それも前金でだ」
(「でも、もしこのこのおやがあらわれたら、おれいをたんまりもらえるんだぜ」)
「でも、もしこの子の親が現れたら、お礼をたんまりもらえるんだぜ」
(「そんなことは、まずあるまい。じゃ、とにかくさんじゅっふらんあげることにしよう)
「そんなことは、まずあるまい。じゃ、とにかく三十フランあげることにしよう
(「それで、おじいさんはこのこをどうするつもりなんだい」)
「それで、お爺さんはこの子をどうするつもりなんだい」
(「わしのなかまにいれたいのだよ。わしはびたりすというものだが、)
「わしの仲間に入れたいのだよ。わしはビタリスという者だが、
(なかまをごらんにいれよう」おじいさんがうわぎをあけると)
仲間をご覧にいれよう」お爺さんが上着を開けると
(そこからあかいふくをきたさるがとびだしてきました。)
そこから赤い服を着た猿が飛び出してきました。
(「これが、いちざのはながた、じょりくーるじゃ」)
「これが、一座の花形、ジョリ・クールじゃ」
(すると、さるはけむくじゃらのてをくちびるにあてて、みんなになげきっすをしました。)
すると、猿は毛むくじゃらの手を唇に当てて、みんなに投げキッスをしました。
(「これが、かぴ」おじいさんがしろいいぬをさしていうと、)
「これが、カピ」お爺さんが白い犬を指して言うと、
(かぴはうしろあしでたって、ぼくたちにおじぎをしました。)
カピは後ろ足で立って、僕たちにお辞儀をしました。
(「くろいぬがぜるびの。はいいろのいぬは、めすいぬでどるす」おじいさんはそうおしえて)
「黒犬がゼルビノ。灰色の犬は、雌犬でドルス」お爺さんはそう教えて
(「かぴや、このぼうやにいまなんじか、おしえてあげて」といいました。)
「カピや、この坊やに今何時か、教えてあげて」と言いました。
(すると、かぴはおじいさんのぽけっとからとけいをとりだし)
すると、カピはお爺さんのポケットから時計を取り出し
(それをみてからおおきなこえでにど、ちいさなこえでさんど、ほえました。)
それを見てから大きな声で二度、小さな声で三度、吠えました。
(「じゅうごふんごとにひとつほえるから、いまにじよんじゅうごふんだな」)
「十五分ごとに一つ吠えるから、今二時四十五分だな」
(おじいさんが、そういってぼくにとけいをみせると、)
お爺さんが、そう言って僕に時計を見せると、
(なるほど、ちょうどそのとおりのじかんでした。)
なるほど、ちょうどそのとおりの時間でした。
(「それでは、こんどはなわとびをおめにかけよう」)
「それでは、今度は縄跳びをお目にかけよう」
(すると、かぴはおじいさんのぽけっとから、ひもをとりだして)
すると、カピはお爺さんのポケットから、紐を取り出して
(ぜるびのとまわしはじめました。そして、にひきがまわすひもをどるすがじょうずにとびました)
ゼルビノと回し始めました。そして、二匹が回す紐をドルスが上手に跳びました
(「どうじゃ、みんなりこうものだろう。このなかまにはいってたびをすれば)
「どうじゃ、みんな利口者だろう。この仲間に入って旅をすれば
(こじいんよりどんなにましかしれない」)
孤児院よりどんなにましかしれない」
(おじいさんのはなしをきいて、ぼくもこのゆかいななかまにはいりたくなりました。)
お爺さんの話を聞いて、僕もこの愉快な仲間に入りたくなりました。
(でも、そうするとおかあさんとわかれなくてはなりません。)
でも、そうするとお母さんと別れなくてはなりません。
(だけど、いくらぼくがいえにいたくても、)
だけど、いくら僕が家にいたくても、
(じぇろーむはぼくをこじいんにやってしまうでしょう。)
ジェロームは僕を孤児院にやってしまうでしょう。
(「どうじゃな、さんじゅっふらんで、このこをかしてくれんか」)
「どうじゃな、三十フランで、この子を貸してくれんか」
(「だめだ、よんじゅっふらん」)
「だめだ、四十フラン」
(おじいさんとじぇろーむは、それからまたはなしをつづけました。)
お爺さんとジェロームは、それからまた話を続けました。
(「ちょっと、このこをにわであそばせといたほうがいいんじゃないかね」)
「ちょっと、この子を庭で遊ばせといたほうがいいんじゃないかね」
(おじいさんがぼくをみていいました。)
お爺さんが僕を見て言いました。
(「じゃ、おまえ、にわにでていろ。よぶまではどこにもいくなよ」)
「じゃ、お前、庭に出ていろ。呼ぶまではどこにも行くなよ」
(と、じぇろーむがいいました。)
と、ジェロームが言いました。
(それからいちじかんばかりたつと、じぇろーむがひとりだけにわにでてきて)
それから一時間ばかりたつと、ジェロームが一人だけ庭に出てきて
(「さあ、うちにかえるんだ」といいました。)
「さあ、家に帰るんだ」と言いました。
(すると、おかあさんとわかれずにすむのかしら・・・)
すると、お母さんと別れずにすむのかしら・・・
(ぼくはそれがききたくてたまりませんでしたが、)
僕はそれが聞きたくてたまりませんでしたが、
(じぇろーむがひどくいらいらしたかおをしていたので、なにもきけません。)
ジェロームがひどくいらいらした顔をしていたので、何も聞けません。
(いえのすぐちかくにくると、じぇろーむはぼくにいいました。)
家のすぐ近くに来ると、ジェロームは僕に言いました。
(「いいか、きょうのことは、しゃべるんじゃないぞ」)
「いいか、今日のことは、しゃべるんじゃないぞ」