月曜日の朝、スカートを切られた

(どうしてがっこうへいかなきゃいけないんだ)

どうして学校へ 行かなきゃいけないんだ

(しんじつをおしえないならねっとでしるからいい)

真実を教えないなら ネットで知るからいい

(ともだちをつくりなさいすぽーつをやりなさい)

友達を作りなさい スポーツをやりなさい

(つくりわらいのきょうしがみせかけのあいをうたう)

作り笑いの教師が 見せかけの愛を謳う

(はんこうしたいほどあついものもなく)

反抗したいほど 熱いものも無く

(うけいれてしまうほどじゅうじゅんでもなく)

受け入れてしまうほど 従順でもなく

(あとなんねんだろうここからでるには)

あと何年だろう ここから出るには

(おとなになるためうそになれろ！)

大人になるため嘘に慣れろ！

(げつようびのあさ、すかーとをきられた)

月曜日の朝、スカートを切られた

(つうがくでんしゃのだれかにやられたんだろう)

通学電車の誰かにやられたんだろう

(どこかのくらやみですとれすためこんでうさばらしか)

どこかの暗闇で ストレス溜め込んで 憂さ晴らしか

(わたしはひめいなんかあげない)

私は悲鳴なんか上げない

(これからさきもずっとでんしゃはまんいんで)

これから先もずっと 電車は満員で

(ゆめもきぼうもないのにかくえきていしゃかい？)

夢も希望もないのに 各駅停車かい？

(どりょくはむくわれますよにんげんはびょうどうですよ)

努力は報われますよ 人間は平等ですよ

(しあわせじゃないおとなにせっとくりょくあるものか)

幸せじゃない大人に説得力あるものか

(しんでしまいたいほどおろかにもなれず)

死んでしまいたいほど 愚かにもなれず

(いきながらえたいほどたのしみでもない)

生き永らえたいほど 楽しみでもない

(もうもてあましてるのこりのじんせい)

もう持て余してる 残りの人生

(めだたないようにいきをとめろ！)

目立たないように息を止めろ！

(だれもがなにかをきられながらいきている)

誰もが 何かを 切られながら 生きている

(よくはれてたあさ、すかーとをきられた)

よく晴れてた朝、スカートを切られた

(むしされたしゃかいのすみにそんざいするこどく)

無視された社会の隅に存在する孤独

(じぶんはここにいるそれだけつたえたい)

自分はここにいる それだけ伝えたい

(したりがおであんたはわたしのなにをしる？)

したり顔で あんたは私の何を知る？

(げつようびのあさ、すかーとをきられた)

月曜日の朝、スカートを切られた

(つうがくでんしゃのだれかにやられたんだろう)

通学電車の誰かにやられたんだろう

(どこかのくらやみですとれすためこんでうさばらしか)

どこかの暗闇で ストレス溜め込んで 憂さ晴らしか

(わたしはひめいなんかあげない)

私は悲鳴なんか上げない