星を見る少女 -4-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
cicciさんのアカウント
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 8417 | 神 | 8.5 | 98.9% | 306.5 | 2607 | 27 | 60 | 2026/02/27 |
| 2 | subaru | 7962 | 神 | 8.1 | 98.2% | 323.5 | 2624 | 48 | 60 | 2026/02/26 |
| 3 | HAKU | 7807 | 神 | 8.1 | 96.3% | 327.0 | 2655 | 102 | 60 | 2026/02/28 |
| 4 | kaa | 7160 | 王 | 7.4 | 96.3% | 357.4 | 2660 | 101 | 60 | 2026/03/19 |
| 5 | だったかもしれな | 7051 | 王 | 7.2 | 96.9% | 364.9 | 2656 | 83 | 60 | 2026/03/04 |
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問題文
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(つぎのひ、ぼくはだいがくのこうぎのあいたじかんをりようして、)
次の日、僕は大学の講義の空いた時間を利用して、
(またりばーさいどまんしょんへきていた。)
またリバーサイドマンションへ来ていた。
(どうかんがえてもおかしいのだ。よるのくらがりのなかでは、)
どう考えてもおかしいのだ。夜の暗がりの中では、
(やはりはしのうえからあかりのきえたしつないはみえない。)
やはり橋の上から明かりの消えた室内は見えない。
(ということは、あかりのついたへや、つまりあきべやではなく、)
ということは、明かりのついた部屋、つまり空き部屋ではなく、
(だれかがすんでいるへやでのできごとなのだろうか。)
誰かが住んでいる部屋での出来事なのだろうか。
(それにしても、まどぎわにたってそとをみているひとならば、)
それにしても、窓際に立って外を見ている人ならば、
(しつないのひかりははいごからきているはずだ。)
室内の光は背後から来ているはずだ。
(ちょくせつかおがてらされていないひとを、よなかにはしのうえのこのきょりからみて、)
直接顔が照らされていない人を、夜中に橋の上のこの距離から見て、
(はたしてそれがしょうじょであるとしにんできるものだろうか。)
はたしてそれが少女であると視認できるものだろうか。
(おそらく、だれかわからないけどひとかげがみえる、というていどではないか。)
おそらく、誰かわからないけど人影が見える、という程度ではないか。
(かんがえればかんがえるほどわからない。)
考えれば考えるほど分からない。
(きのうからひきつづいてかぜのつよいひだった。)
昨日から引き続いて風の強い日だった。
(かわもにうつるまんしょんのすがたもぐちゃぐちゃにゆれている。)
川面に映るマンションの姿もぐちゃぐちゃに揺れている。
(いまみたいにはしのうえからかわをみおろしててためいきをついていると)
今みたいに橋の上から川を見下ろしててため息をついていると
(ごかいされそうだった。)
誤解されそうだった。
(「おい」)
「おい」
(そんなことをじちょうぎみにかんがえているとき、)
そんなことを自嘲気味に考えている時、
(きゅうにせなかからこえをかけられとびあがりそうになった。)
急に背中から声をかけられ飛び上がりそうになった。
(ふりむくと、ちゃぱつにぴあすのこわそうなひとがたっている。)
振り向くと、茶髪にピアスの怖そうな人が立っている。
など
(「なにしてんだこんなとこで」)
「なにしてんだこんなとこで」
(いっしゅんきんちょうしてからだがかたまったが、)
一瞬緊張して身体が固まったが、
(あいてのものごしがいんねんをつけているかんじではないことにきづく。)
相手の物腰が因縁をつけている感じではないことに気づく。
(「あ、せんぱいすか」)
「あ、先輩スか」
(ふいにおもいだした。たしかおなじけんきゅうしつのさんかいせいだ。)
ふいに思い出した。確か同じ研究室の三回生だ。
(ほとんどけんきゅうしつにはかおをださないひとなのでうろおぼえだった。)
ほとんど研究室には顔を出さない人なのでうろ覚えだった。
(「さぼりか」ときかれたので、「いや、まあ」とわらってごまかす。)
「サボりか」と訊かれたので、「いや、まあ」と笑って誤魔化す。
(「あのときはわるかったな」そういってかたをたたかれた。)
「あの時は悪かったな」そう言って肩を叩かれた。
(わらっている。つられてわらっているうちに、だんだんおもいだしてきた。)
笑っている。つられて笑っているうちに、だんだん思い出してきた。
(がくないのしばふでおこなわれるでんとうのしんにゅうせいかんげいこんぱで、)
学内の芝生で行われる伝統の新入生歓迎コンパで、
(ぼくにむりやりびーるをのませつづけ、)
僕にむりやりビールを飲ませ続け、
(じんせいはつのりばーすをたいけんさせてくれたのがこのせんぱいだった。)
人生初のリバースを体験させてくれたのがこの先輩だった。
(「おれのいえ、あれなんだよ」)
「オレの家、アレなんだよ」
(せんぱいはそういって、りばーさいどまんしょんをゆびさした。)
先輩はそう言って、リバーサイドマンションを指さした。
(「いや、ひとりでかりてるわけじゃねえよ。おや、おや。じっかがあそこなんだよ。)
「いや、一人で借りてるわけじゃねえよ。親、親。実家があそこなんだよ。
(おれはもっとだいがくのちかくにへやをかりてんだけど、せんたくがめんどくさくてな。)
オレはもっと大学の近くに部屋を借りてんだけど、洗濯がめんどくさくてな。
(ためこんだぶつをおすそわけしに、しょっちゅうかえってんだ」)
ためこんだブツをおすそ分けしに、しょっちゅう帰ってんだ」
(あ、いいな。とおもってしまった。)
あ、いいな。と思ってしまった。
(ぼくもはじめてのひとりぐらしでいちばんこまっているのがせんたくだったからだ。)
僕も初めての一人暮らしで一番困っているのが洗濯だったからだ。
(おやにまかせていたこうこうじだいにはそうぞうもしていなかったが、)
親に任せていた高校時代には想像もしていなかったが、
(これがじつにめんどくさい。)
これが実にめんどくさい。
(せんぱいはおもったよりきさくなかんじだったが、)
先輩は思ったより気さくな感じだったが、
(やはりみためのこわさはすぐになじめない。)
やはり見た目の怖さはすぐになじめない。
(かいわがとぎれたところで、「じゃあこれで」とたちさろうとしたが、)
会話が途切れたところで、「じゃあこれで」と立ち去ろうとしたが、
(いまさらこのひとがじゅうようなしょうにんであることにきづいた。)
今さらこの人が重要な証人であることに気づいた。
(「え、じゃあ、あのうわさしってますか。)
「え、じゃあ、あの噂知ってますか。
(あのまんしょんのへやのまどからおんなのこが・・・・・」)
あのマンションの部屋の窓から女の子が・・・・・」
(「ああ。しってるよ。そらをみるしょうじょとかなんとかいうやつな」)
「ああ。知ってるよ。空を見る少女とかなんとかいうヤツな」
(あたりだ。ほんとうはほしをみるしょうじょだが。)
当たりだ。本当は星を見る少女だが。
(ぼくはこうふんしてたたみかけた。)
僕は興奮してたたみかけた。
(「せんぱいはみたことありますか?どこからみられるんですか?)
「先輩は見たことありますか?どこから見られるんですか?
(どのへやですか?あきべやなんですか?」)
どの部屋ですか?空き部屋なんですか?」
(「おいおい。ちょっと、まて。おちつけ」)
「おいおい。ちょっと、待て。落ち着け」
(せんぱいはしゅういのめがきになったようで、)
先輩は周囲の目が気になったようで、
(あたりをみまわしたあと「こっちこっち」と、)
あたりを見まわしたあと「こっちこっち」と、
(まんしょんがわへはしをわたりきったところにあったべんちにぼくをさそった。)
マンション側へ橋を渡りきった所にあったベンチに僕を誘った。
(「あれってただのうわさだろ。ほんとなわけないじゃん」)
「あれってただの噂だろ。ほんとなわけないじゃん」
(すわってそうそうにせんぱいはいった。)
座って早々に先輩は言った。
(あ、やっぱり。)
あ、やっぱり。
(みょうになっとくしてしまった。それがふつうのかんかくなのだろう。)
妙に納得してしまった。それが普通の感覚なのだろう。