保育園 -11-

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プレイ回数124順位1289位  難易度(4.8) 2862打 長文 長文モードのみ
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぎんなんまる 8338 8.5 97.1% 332.3 2856 85 59 2026/03/26
2 subaru 8148 8.3 97.3% 338.6 2835 76 59 2026/03/31
3 berry 8026 8.1 98.2% 342.5 2800 51 59 2026/03/26
4 HAKU 7767 8.0 96.8% 355.7 2857 94 59 2026/03/26
5 nk826 5432 B++ 5.7 94.9% 488.0 2800 149 59 2026/03/30

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問題文

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(「ほいくえんによってはねぇ」とあさみせんせいがくちをはさむ。) 「保育園によってはねぇ」と麻美先生が口を挟む。 (「えんちょうせんせいとかしゅにんとかふりーのせんせいがこうたいでこどもをみてくれて、) 「園長先生とか主任とかフリーの先生が交代で子どもを見てくれて、 (じゅんばんにきゅうけいとってるとこもあるんだけど」) 順番に休憩取ってるとこもあるんだけど」 (うちはねえ・・・・・そんなためいきをつきながら) うちはねえ・・・・・そんな溜め息をつきながら (よんにんのほいくしたちはかおをみあわせる。) 四人の保育士たちは顔を見合わせる。 (どうやらえんちょうをちゅうしんとしたいまのたいせいにおおいにふまんをもっているようだ。) どうやら園長を中心とした今の体制に大いに不満を持っているようだ。 (それとなくししょうがはなしをふると、きょうきていない0さいじのたんにんのさんにんと) それとなく師匠が話を振ると、今日来ていない0歳児の担任の三人と (しゅにんほいくしは、かんぜんなえんちょうはらしいことがわかった。) 主任保育士は、完全な園長派らしいことが分かった。 (じょせいばかりのしょくばだ。そういうにんげんかんけいのややこしさもあるのだろう。) 女性ばかりの職場だ。そういう人間関係のややこしさもあるのだろう。 (まだまだでてきそうなふまんに、ししょうは「まあまあ、とりあえずはわかりました」) まだまだ出てきそうな不満に、師匠は「まあまあ、とりあえずは分かりました」 (とはなしをいちどきる。) と話を一度切る。 (「とにかく、あめがふっているあいだはだれもそとのでていないと、そういうことですね」) 「とにかく、雨が降っている間は誰も外の出ていないと、そういうことですね」 (せんせいたちがうなずくのをみまわしてから、ししょうはつづけた。) 先生たちが頷くのを見回してから、師匠は続けた。 (「ではえんじたちはどうでしょう」) 「では園児たちはどうでしょう」 (これにもすぐにはんろんがある。) これにもすぐに反論がある。 (「でていません。しょくじのじかんもひるねのじかんもずっとわたしたちがへやで) 「出ていません。食事の時間も昼寝の時間もずっと私たちが部屋で (みてたんですから」) 見てたんですから」 (「でもひるねのじかんにはいちどじむしつにあつまっているし、) 「でも昼寝の時間には一度事務室に集まっているし、 (といれにたったじかんもあります」) トイレに立った時間もあります」 (「そとはおおあめですよ。おともすごいです。かーてんをしめてやっとねかしつけたのに、) 「外は大雨ですよ。音も凄いです。カーテンを閉めてやっと寝かしつけたのに、
など
(こどものだれかががらすどをあけてそとへでようとしたら、) 子どもの誰かがガラス戸をあけて外へ出ようとしたら、 (ほかのこもおきだします。ぜったいに。うちあわせはじゅうぶんもかかってないです。) 他の子も起き出します。絶対に。打ち合わせは十分もかかってないです。 (そのおきてしまったこどもたちが、わたしがもどってきたときにひとりのこらず) その起きてしまった子どもたちが、私が戻ってきた時に一人残らず (ふとんでおとなしくねてる、なんてありえません」) 布団で大人しく寝てる、なんてありえません」 (えつこせんせいのことばにほかのせんせいもうなずいている。) 悦子先生の言葉に他の先生も頷いている。 (「しかしでいりぐちはがらすどだけじゃないでしょう。) 「しかし出入り口はガラス戸だけじゃないでしょう。 (こっちのろうかがわのとからでて、げんかんにむかえば、) こっちの廊下側の戸から出て、玄関に向かえば、 (ほかのこをおこさずにそとへでられる」) 他の子を起こさずに外へ出られる」 (このししょうのいけんもはなでわらわれた。) この師匠の意見も鼻で笑われた。 (「じむしつのとはあけっぱなしです。しかもえんちょうせんせいのつくえがすぐよこにあるから、) 「事務室の戸は開けっ放しです。しかも園長先生の机がすぐ横にあるから、 (こどもがろうかをとおりすぎようとしたらぜったいにきづきます。) 子どもが廊下を通り過ぎようとしたら絶対に気づきます。 (ひるねのじかんにそとへでようとしたら、すごくおこられるので、) 昼寝の時間に外へ出ようとしたら、凄く怒られるので、 (こどもたちはみんなえんちょうせんせいをこわがってます」) 子どもたちはみんな園長先生を怖がってます」 (「わかりました。ねんのためにききますが、) 「分かりました。念のために訊きますが、 (そのひ、えんちょうせんせいはだれもそとへでてないといってるんですね」) その日、園長先生は誰も外へ出てないと言ってるんですね」 (「はい」) 「はい」 (なるほど。せんせいたちのあいだでもこどものいたずらのかのうせいはいちおうけんとうされたのか。) なるほど。先生たちの間でも子どものイタズラの可能性は一応検討されたのか。 (しかしそれもえんちょうのしょうげんでひていされた。) しかしそれも園長の証言で否定された。 (「いちかいのこどもたちはそれでいいでしょう。でもにかいのこどもたちはどうです。) 「一階の子どもたちはそれでいいでしょう。でも二階の子どもたちはどうです。 (このえんしゃのこうぞうじょう、にかいのかいだんからおりてくれば、じむしつのまえをとおらずに、) この園舎の構造上、二階の階段から降りてくれば、事務室の前を通らずに、 (そのままげんかんからそとへでられるのではないですか」) そのまま玄関から外へ出られるのではないですか」 (「にかいのこは、いちばんううえでもにさいじですよ。そのひのごぜんちゅうも) 「二階の子は、一番上でも二歳児ですよ。その日の午前中も (そとへはだしていません。ひとりででていくなんて・・・・・) 外へは出していません。一人で出て行くなんて・・・・・ (だいいち、そとへでても、にさいじにあんなものかけるもんですか」) 第一、外へ出ても、二歳児にあんなもの描けるもんですか」 (えつこせんせいのことばに、ぼくもはっとした。) 悦子先生の言葉に、僕もハッとした。 (そうだ。まほうじんなのだ。) そうだ。魔法陣なのだ。 (にさいじがごさいじだろうと、そもそもそんなものをこどもがかけるものだろうか。) 二歳児が五歳児だろうと、そもそもそんなものを子どもが描けるものだろうか。 (おもわずもういちどくだんのしゃしんをのぞきこむ。) 思わずもう一度くだんの写真を覗き込む。 (えんていにえがかれたえんのなかには、きかがくてきなもようがうかびあがっている。) 園庭に描かれた円の中には、幾何学的な模様が浮かび上がっている。 (てきとうにいたずらでえがいたものとはおもえない。) 適当にイタズラで描いたものとは思えない。 (そこにはなんらかのいとがかんじられる。) そこにはなんらかの意図が感じられる。 (あらためてきもちがわるくなってきた。) あらためて気持ちが悪くなってきた。 (「これ、どうやってえがいたんだろうな」) 「これ、どうやって描いたんだろうな」 (ふとおもいついたようによこからししょうがそういう。) ふと思いついたように横から師匠がそう言う。 (「きぎれとかでがりがりやったんですかね」) 「木切れとかでガリガリやったんですかね」 (「そんなものおちてるか、ほいくえんに」) 「そんなもの落ちてるか、保育園に」 (しかしてでえがいたともおもえない。) しかし手で描いたとも思えない。 (「かさ、じゃないでしょうか」) 「傘、じゃないでしょうか」 (おずおずと、とうのしゃしんをとったにさいじのたんにんのようこせんせいがいう。) おずおずと、当の写真を撮った二歳児の担任の洋子先生が言う。
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