師事(再生)-2-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
cicciさんのアカウント
https://typing.twi1.me/profile/userId/130158
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 8109 | 神 | 8.2 | 98.3% | 324.8 | 2679 | 45 | 58 | 2026/05/08 |
| 2 | subaru | 7925 | 神 | 8.2 | 96.5% | 327.3 | 2691 | 97 | 58 | 2026/05/12 |
| 3 | HAKU | 7717 | 神 | 7.9 | 97.2% | 341.7 | 2715 | 78 | 58 | 2026/05/09 |
| 4 | Jyo | 6348 | S | 6.4 | 98.6% | 416.5 | 2680 | 36 | 58 | 2026/05/09 |
| 5 | Yuuha | 5653 | A | 5.8 | 96.1% | 461.3 | 2717 | 109 | 58 | 2026/05/08 |
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問題文
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(じぶんのけいけんそくにてらしあわせて、それがわかった。)
自分の経験則に照らし合わせて、それが分かった。
(そのくうかんのきあつがかわるように、あるいはじばがかわるように、)
その空間の気圧が変わるように、あるいは磁場が変わるように、
(なにかふつうではないものがあらわれるしゅんかんだった。)
何か普通ではないものが現れる瞬間だった。
(ひやあせがではじめて、はしをにぎるてがとまるとせんぱいがいった。)
冷や汗が出始めて、箸を握る手が止まると先輩が言った。
(「おい。うつむけよ」)
「おい。俯けよ」
(あわてててーぶるにめをおとした。)
慌ててテーブルに目を落とした。
(そのしせいのままうごけず、しばらくじっとしてると、しせんのみぎはし、)
その姿勢のまま動けず、しばらくじっとしてると、視線の右端、
(てーぶるのすぐわきをしろいあしがすーっととおりすぎた。)
テーブルのすぐ脇を白い足がすーっと通り過ぎた。
(まるでげんじつかんがなかった。そのあしはゆかをふんでいなかった。)
まるで現実感がなかった。その足は床を踏んでいなかった。
(いきなりかたをたたかれてわれにかえった。)
いきなり肩を叩かれて我に帰った。
(「みたか?」)
「見たか?」
(せんぱいがかみなぷきんでくちもとをふきながらそうたずねてくる。)
先輩が紙ナプキンで口元を拭きながらそう尋ねてくる。
(ぼくがうなずくと、)
僕が頷くと、
(「いまのがてんいんのあしがひとりぶんおおいっていう、このがすとのかいだんのでどころ。)
「今のが店員の足が一人分多いっていう、このガストの怪談の出所。
(おれはあしいがいもぜんぶみえるんだけどな。まあ、かおはみないほうがしあわせだ」)
俺は足以外も全部見えるんだけどな。まあ、顔は見ない方が幸せだ」
(そういってへいぜんとみずのはいったこっぷにくちをつける。)
そう言って平然と水の入ったコップに口をつける。
(なんなんだ、このひとは。)
なんなんだ、この人は。
(「はやくたべろ。おれ、きらわれてるから」)
「早く食べろ。俺、嫌われてるから」
(おれもかなりゆうれいはみるほうだとじにんしていたが、)
俺もかなり幽霊は見る方だと自認していたが、
(こいつはとんでもないひとだと、このときはっきりわかった。)
こいつはとんでもない人だと、この時はっきり分かった。
など
(そのあと、ぼくがたべおわるまでのあいだ、)
その後、僕が食べ終わるまでの間、
(しろいあしはぼくらのてーぶるのまわりをさんかいおうふくした。)
白い足は僕らのテーブルの周りを三回往復した。
(がすとをでたのちは、かいだんばなしをしながらとおるとかならずきりがでるさんどうだとか、)
ガストを出たのちは、怪談話をしながら通ると必ず霧が出る山道だとか、
(せんぱいおきにいりのやまてらめぐりなどにつれまわされて、)
先輩お気に入りの山寺巡りなどに連れまわされて、
(もはやじぶんがどこにいるのかさっぱりわからなくなってきた。)
もはや自分がどこにいるのかさっぱり分からなくなってきた。
(しないからはたぶんでていたのだろう。)
市内からは多分出ていたのだろう。
(いけだかぬまだかがよこにひろがるあぜみちのようなところで、せんぱいはろかたにくるまをとめた。)
池だか沼だかが横に広がるあぜ道のようなところで、先輩は路肩に車を止めた。
(あたりにはあかりらしいあかりもなく、くるまのえんじんをきり、)
辺りには明かりらしい明かりもなく、車のエンジンを切り、
(らいとをけすとしゅういはしずまりかえっていた。)
ライトを消すと周囲は静まり返っていた。
(「あの」)
「あの」
(しっ・・・・・)
しっ・・・・・
(ちいさくゆびをくちにあて、せんぱいはあぜみちのさきにめをこらす。)
小さく指を口に当て、先輩はあぜ道の先に目を凝らす。
(なにかみえるおとだろうかとぼくもふろんとがらすにかおをちかづけるが、)
何か見える音だろうかと僕もフロントガラスに顔を近づけるが、
(まっくらなしかいのさきにしょうぼうのとんしょかなにかのあかいらんぷだけが)
真っ暗な視界の先に消防の屯所かなにかの赤いランプだけが
(かすかにまたたいているだけだった。)
微かに瞬いているだけだった。
(じっといきをひそめていると、よるのなかにじぶんのからだがしずんでいくような)
じっと息を潜めていると、夜の中に自分の身体が沈んでいくような
(さっかくをおぼえ、どうしようもなくふあんなきもちになった。)
錯覚をおぼえ、どうしようもなく不安な気持ちになった。
(はるとはいえ、しんやにはきおんがかなりさがり、はださむさにとりはだがたっていた。)
春とはいえ、深夜には気温がかなり下がり、肌寒さに鳥肌が立っていた。
(どれほどのじかんがすぎたのか、ふいにくるまのすぐよこをだれかがつうりすぎた。)
どれほどの時間が過ぎたのか、ふいに車のすぐ横を誰かが通りすぎた。
(ひとが。)
人が。
(いや、それははたしてひとだったのか。)
いや、それははたして人だったのか。
(くらやみのなかをくろいかげがいく。にんそうふうていもさだかではない。)
暗闇の中を黒い影が行く。人相風体も定かではない。
(ぼくはおびえてくるまのまどごしにじっとそれをみている。)
僕は怯えて車の窓越しにじっとそれを見ている。
(こんなじかんに、であるいていることだけがいようなのではなかった。)
こんな時間に、出歩いていることだけが異様なのではなかった。
(こんなじかんにあぜみちにとまっているくるまがきもちわるくないはずはない。)
こんな時間にあぜ道に止まっている車が気持ち悪くないはずはない。
(なのにそれをさけようともせず、すぐわきをとおりすぎながら、)
なのにそれを避けようともせず、すぐ脇を通り過ぎながら、
(なおそのしゃないをうかがうでもなく、ただめにうつっていないかのように)
なおその車内を伺うでもなく、ただ目に映っていないかのように
(そのだれかはゆっくりとしたあしどりでまっすぐさっていった。)
その誰かはゆっくりとした足取りで真っ直ぐ去って行った。
(とおざかり、くらさになれたよめにもそのかげがまったくしきべつできなくなってから)
遠ざかり、暗さに慣れた夜目にもその影が全く識別できなくなってから
(ふかくいきをはいて、ぼくはとなりのせんぱいにこえをかけた。)
深く息を吐いて、僕は隣の先輩に声をかけた。
(「あれは、なんですか」)
「あれは、なんですか」
(せんぱいははんどるにりょうてをおおいかぶせるようにたいじゅうをあずけたまま、)
先輩はハンドルに両手を覆い被せるように体重を預けたまま、
(すこしねむそうにこたえる。)
少し眠そうに答える。
(「さあ、なあ」)
「さあ、なあ」
(そのくちぶりにいわかんをおぼえ、ぼくはかさねてきいた。)
その口ぶりに違和感を覚え、僕は重ねて訊いた。
(こんなところにくるまをとめてわざわざまっていたのだから、)
こんなところに車を止めてわざわざ待っていたのだから、
(あれがなんなのかしらないはずはない。そんなことを。)
あれがなんなのか知らないはずはない。そんなことを。
(しかしせんぱいはよそうだにしなかったことをいうのだった。)
しかし先輩は予想だにしなかったことを言うのだった。