小説長文8! 最終話

背景
投稿者投稿者白鮮まり @まりとっつぉ🎐 🩵❄️🪽✨いいね0お気に入り登録
プレイ回数4難易度(3.3) 2185打 長文
恋愛小説系です!「君と隣で見る世界」最終話
小説なので、全然見るだけでだいじょぶですっ!

関連タイピング

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示
(さんねんせいになり、わたしたちのこうこうせいかつはすこしずつおわりへちかづいていた。) 三年生になり、私たちの高校生活は少しずつ終わりへ近づいていた。 (きょうしつですごすじかんも、るいといっしょにかえるじかんも、あとすこししかのこっていない。) 教室で過ごす時間も、ルイと一緒に帰る時間も、あと少ししか残っていない。 (「もうそつぎょうかぁ。」) 「もう卒業かぁ。」 (るいがすこしさびしそうにわらった。) ルイが少し寂しそうに笑った。 (「まだじっかんないよね。」) 「まだ実感ないよね。」 (「うん。」) 「うん。」 (ぶんかさいも、たいいくさいも、しゅうがくりょこうも、もうおもいでになりつつあった。) 文化祭も、体育祭も、修学旅行も、もう思い出になりつつあった。 (ふりかえってみると、わたしのこうこうせいかつにはいつもるいがいた。) 振り返ってみると、私の高校生活にはいつもルイがいた。 (はじめてであったはる。) 初めて出会った春。 (ふたりでじゅんびしたぶんかさい。) 二人で準備した文化祭。
(いっしょにはしったたいいくさい。) 一緒に走った体育祭。 (はなびをみたなつまつり。) 花火を見た夏祭り。 (こくはくしたあのひ。) 告白したあの日。 (どれもわたしにとってたいせつなおもいでだった。) どれも私にとって大切な思い出だった。 (そして、そつぎょうしきのひ。) そして、卒業式の日。 (きょうしつには、いつもとはちがうしずかなくうきがながれていた。) 教室には、いつもとは違う静かな空気が流れていた。 (こくばんには「そつぎょうおめでとう」とかかれている。) 黒板には「卒業おめでとう」と書かれている。 (わたしはせいふくすがたのるいをみつめながら、すこしだけさびしくなった。) 私は制服姿のルイを見つめながら、少しだけ寂しくなった。 (「もも。」) 「モモ。」 (「なに?」) 「なに?」
など
(「そつぎょうしちゃうね。」) 「卒業しちゃうね。」 (「うん。」) 「うん。」 (わたしはわらおうとしたけれど、すこしだけめがうるんだ。) 私は笑おうとしたけれど、少しだけ目が潤んだ。 (「なくなよ。」) 「泣くなよ。」 (「るいだってなきそうじゃん。」) 「ルイだって泣きそうじゃん。」 (「......ちょっとだけ。」) 「......ちょっとだけ。」 (ふたりでわらう。) 二人で笑う。 (そつぎょうしきがおわり、こうていへでると、はるのかぜがふいていた。) 卒業式が終わり、校庭へ出ると、春の風が吹いていた。 (はじめてるいをみたひのように、さくらのはなびらがまっている。) 初めてルイを見た日のように、桜の花びらが舞っている。 (「さいしょにあったときのこと、おぼえてる?」) 「最初に会った時のこと、覚えてる?」 (るいがきいた。) ルイが聞いた。 (「もちろん。」) 「もちろん。」 (「おれも。」) 「俺も。」 (るいはすこしわらった。) ルイは少し笑った。 (「あのとき、ももがすごくこっちみてたから、ちょっときになってた。」) 「あの時、モモがすごくこっち見てたから、ちょっと気になってた。」 (「えっ!?」) 「えっ!?」 (「ほんとうだよ。」) 「本当だよ。」 (「しらなかった......。」) 「知らなかった......。」 (「おれも、あのときはじぶんのきもちがよくわからなかったけどね。」) 「俺も、あの時は自分の気持ちがよく分からなかったけどね。」 (わたしはわらった。) 私は笑った。 (「でも、いまはわかる?」) 「でも、今は分かる?」 (「うん。」) 「うん。」 (るいがわたしのてをにぎる。) ルイが私の手を握る。 (「ももがすき。」) 「モモが好き。」 (なんどきいてもうれしいことばだった。) 何度聞いても嬉しい言葉だった。 (「わたしも、るいがすき。」) 「私も、ルイが好き。」 (そつぎょうして、べつべつのしんろへすすむ。) 卒業して、別々の進路へ進む。 (これからはいままでのようにまいにちあえるわけじゃない。) これからは今までのように毎日会えるわけじゃない。 (すこしふあんだった。) 少し不安だった。 (それでも、わたしはもうにげない。) それでも、私はもう逃げない。 (「はなれても、ちゃんとあおうね。」) 「離れても、ちゃんと会おうね。」 (「うん。やくそく。」) 「うん。約束。」 (ふたりでゆびをからめる。) 二人で指を絡める。 (はるのかぜが、わたしたちのあいだをとおりぬけていった。) 春の風が、私たちの間を通り抜けていった。 (はじめてひとめぼれしたあのひから、たくさんのじかんがすぎた。) 初めて一目惚れしたあの日から、たくさんの時間が過ぎた。 (ともだちだったじかんも。) 友達だった時間も。 (こいびとになってからのじかんも。) 恋人になってからの時間も。 (ぜんぶ、わたしのたからものだ。) 全部、私の宝物だ。 (これからさき、なんどきせつがかわっても。) これから先、何度季節が変わっても。 (どんなみらいがまっていても。) どんな未来が待っていても。 (わたしはきっと、あのひのことをわすれない。) 私はきっと、あの日のことを忘れない。 (さくらのしたではじめてみた、きんいろのかみ。) 桜の下で始めて見た、金色の髪。 (はじめてかわした「おはよう」。) 初めて交わした「おはよう」。 (はじめててをつないだひ。) 初めて手をつないだ日。 (そして、はじめて「すき」とつたえたひ。) そして、初めて「好き」と伝えた日。 (わたしのとなりには、いまもるいがいる。) 私の隣には、今もルイがいる。 (「もも、いこう。」) 「モモ、行こう。」 (「うん。」) 「うん。」 (ふたりであるきだす。) 二人で歩き出す。 (こうこうせいかつは、きょうでおわる。) 高校生活は、今日で終わる。 (でも、わたしたちのものがたりはおわらない。) でも、私たちの物語は終わらない。 (これからはじまるみらいも、きっとふたりであるいていける。) これから始まる未来も、きっと二人で歩いていける。 (わたしはるいのとなりでわらった。) 私はルイの隣で笑った。 (あのひ、ひとめぼれしたひとと。) あの日、一目惚れした人と。 (これからも、おなじけしきをみながら。) これからも、同じ景色を見ながら。
問題文を全て表示 一部のみ表示 誤字・脱字等の報告

白鮮まり @まりとっつぉ🎐 🩵❄️🪽✨のタイピング

オススメの新着タイピング

タイピング練習講座 ローマ字入力表 アプリケーションの使い方 よくある質問

人気ランキング

注目キーワード