万葉集 能登半島 珠洲(すず)の歌
珠洲の真珠を求めて
大伴家持(おおとものやかもち)の作
意味が分からなくても、言葉の響きが美しい
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問題文
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(すずのあまの、おきつみかみに、いわたりて、かづきとるといふ、あはびたま、)
珠洲の海人の、沖つ御神に、い渡りて、潜き取るといふ、鮑玉、
(いほちもがも、はしきよし、つまのみことの、ころもでの、わかれしときよ、ぬばたまの、)
五百箇もがも、はしきよし、妻の命の、衣手の、別れし時よ、ぬばたまの、
(よどこかたさり、あさねがみ、かきもけづらず、いでてこし、つきひよみつつ、)
夜床片去り、朝寝髪、掻きも梳らず、出でて来し、月日数みつつ、
(なげくらむ、こころなぐさに、ほととぎす、きなくさつきの、あやめぐさ、)
嘆くらむ、心なぐさに、ほととぎす、来鳴く五月の、あやめ草、
(はなたちばなに、ぬきまじへ、かづらにせよと、つつみてやらむ。)
花橘に、貫き交じへ、縵にせよと、包みて遣らむ。
(しらたまを、つつみてやらば、あやめぐさ、はなたちばなに、あへもぬくがね)
白玉を、包みて遣らば、あやめ草、花橘に、合へも貫くがね
(おきつしま、いゆきわたりて、かづくちふ、あはびたまもが、つつみてやらむ)
沖つ島、い行き渡りて、潜くちふ、鮑玉もが、包みて遣らむ
(わぎもこが、こころなぐさに、やらむため、おきつしまなる、しらたまもがも)
我妹子が、心なぐさに、遣らむため、沖つ島なる、白玉もがも
(しらたまの、いほつつどひを、てにむすび、おこせむあまは、むがしくもあるか)
白玉の、五百つ集ひを、手に結び、おこせむ海人は、むがしくもあるか
(すずのうみに、あさびらきして、こぎくれば、ながはまのうらに、つきてりにけり)
珠洲の海に、朝開きして、漕ぎ来れば、長浜の浦に、月照りにけり