新古今和歌集2
100首から12問ランダム
言葉の響が美しい
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ハナミズキ | 3508 | D+ | 3.8 | 91.5% | 186.1 | 719 | 66 | 12 | 2026/10/24 |
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問題文
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(きのうだにとわむとおもいしつのくにのいくたのもりにあきはきにけり)
昨日だに訪はむと思いし津の国の生田の杜に秋は来にけり
(みづくきのおかのくずはもいろづきてけさうらかなしあきのはつかぜ)
水茎の岡の葛葉も色づきて今朝うら悲し秋の初風
(あきはただこころよりおくゆうつゆをそでのほかともおもひけるかな)
秋はただ心よりおく夕露を袖のほかとも思ひけるかな
(きのうまでよそにしのびししたおぎのすえはのつゆにあきかぜぞふく)
昨日まで他にしのびし下荻のすゑ葉のつゆに秋風ぞ吹く
(あはれいかにくさばのつゆのこおるらむあきかぜたちぬみやぎののはら)
あはれいかに草葉の露の凍るらむ秋風立ちぬ宮城野の原
(おぎのはももちきりありてやあきかぜのおとづれそむるつまとなりけむ)
荻の葉も持ち切りありてや秋風の訪れ染むる妻となりけむ
(あききぬとまつふくかぜもしらせけりかならずおぎのうわばならねど)
秋来ぬと松吹く風も知らせけり必ず荻の上葉ならねど
(ひをへつつおとこそまされいづみなるしのだのもりのちえのあきかぜ)
日を経つつ音こそまされ和泉なる信太の森の千枝の秋風
(あきかぜはふきむすべどもしらつゆのみだれておかぬくさのはぞなき)
秋風は吹き結べども白露の乱れて置かぬ草の葉ぞなき
(たなばたのころものつまはこころしてふきなかえしぞあきのはつかぜ)
七夕の衣のつまは心して吹きな返しぞ秋の初風
(はなさそふひらのやまかぜふきにけりこぎゆくふねのあとみゆるまで)
花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎゆく舟のあと見ゆるまで
(しばのとをさすやひかげのなごりなくはるくれかかるやまのはのくも)
柴の戸をさすや日かげのなごりなく春暮れかかる山の端の雲
(ながむればころもですずしひさかたのあまのかわらのあきのゆうぐれ)
眺むれば衣手涼し久かたの天の河原の秋の夕暮れ
(はぎがはなまそでにかけてたかまどのおのえのみやにひれふるやだれ)
萩が花ま袖にかけて高円の尾の上の宮に領巾振るや誰
(おくつゆもしづごころなくあきかぜにみだれてさけるまののはぎはら)
置く露もしづ心なく秋風に乱れて咲ける真野の萩原
(よそにのみみてややみなむかつらぎやたかまのやまのみねのしらくも)
よそにのみ見てややみなむ葛城や高間の山の峰の白雲
(みかのはらわきてながるるいづみがわいつみきとてかこひしかるらむ)
みかの原わきて流るる泉川いつみきとてか恋ひしかるらむ
(そのはらやふせやにおふるははききのありとはみえてあはぬきみかな)
園原や伏屋に生ふる帚木のありとは見えて逢わぬ君かな
(もろともにあはれといはずはひとしれぬとわずがたりをわれのみやせむ)
もろともにあはれと言はずは人知れぬ問わず語りを我のみやせむ
(としくれしなみだのつららとけにけりこけのそでにもはるやたつらむ)
年暮れし涙の氷柱解けにけり苔の袖にも春やたつらむ
など
(やまかげやさらではにわにあともなしはるぞきにけるゆきのむらきえ)
山陰やさらでは庭に跡もなし春ぞ来にける雪のむら消え
(いろかをばおもひもいれずうめのはなつねならぬよによそえてぞみる)
色香をば思ひもいれず梅の花常ならぬ世によそえてぞ見る
(したもえにおもひきえなむけぶりだにあとなきくものはてぞかなしき)
下燃えに思ひ消えなむ煙だに跡なき雲の果てぞ悲しき
(なびかじなあまのもしおびたきそめてけぶりはそらにくゆりわぶとも)
なびかじな海人の藻塩火焚き初めて煙は空にくゆりわぶとも
(こひをのみすまのうらびともしおたれほしあへぬそでのはてをしらばや)
恋をのみ須磨の浦人藻塩たれ干しあへぬ袖のはてを知らばや
(みるめこそいりぬるいそのくさならめそでさへなみのしたにくちぬる)
海松布こそ入りぬる磯の草ならめ袖さへ波の下に朽ちぬる
(きみこふとなるみのうらのはまひさきしをれてのみもとしをふるかな)
君恋ふと鳴海の浦の浜久木しをれてのみも年を経るかな
(なげきのみしげくなりゆくわがみかなきみにあはでのもりにやあるらむ)
嘆きのみ繁くなりゆく我が身かな君にあはでの杜にやあるらむ
(かきたえてひともこずえのなげきこそはてはあはでのもりとなりけれ)
かき絶えて人も梢の嘆きこそ果てはあはでの杜となりけれ
(きみこふることのはばかりいろにいでてあはでのもりのちりぬべきかな)
君恋ふることの葉ばかり色に出でてあはでの杜の散りぬべきかな
(しるらめやこのはふりしくたにみづのいわまにもらすしたのこころを)
知るらめや木の葉降りしく谷水の岩間に漏らす下の心を
(もらすなよくもいるみねのはつしぐれこのははしたにいろかはるとも)
漏らすなよ雲ゐる嶺の初時雨木の葉は下に色変はるとも
(かくとだにおもふこころをいはせやましたゆくみづのくさがくれつつ)
かくとだに思ふ心を岩瀬山下ゆく水の草隠れつつ
(もらさばやおもふこころをさてのみはえぞやましろのいでのしがらみ)
漏らさばや思ふ心をさてのみはえぞ山城の井手の柵
(こひしともいはばこころのゆくべきにくるしやひとめつつむおもひは)
恋ひしとも言はば心のゆくべきに苦しや人目つつむ思ひは
(むしのねのよわるのみかはすぐるあきをおしむわがみぞまづきえぬべき)
虫の音の弱るのみかは過ぐる秋を惜しむ我が身ぞまづ消えぬべき
(ひとしれぬこひにわがみはしづめどもみるめにうくはなみだなりけり)
人しれぬ恋ひに我がみは沈めども海松布に浮くは涙なりけり
(ものおもふといはぬばかりはしのぶともいかがはすべきそでのしづくを)
もの思ふと言はぬばかりは忍ぶともいかがはすべき袖の雫を
(したもみぢかつちるやまのゆふしぐれぬれてやひとりしかのなくらむ)
下紅葉かつ散る山の夕時雨濡れてやひとり鹿の鳴くらむ
(やまおろしにしかのねたかくきこゆなりおのえのつきにさよやふけぬる)
山おろしに鹿の音高く聞こゆなり尾上の月にさ夜や更けぬる
(のわきせしおののくさふしあれはててみやまにふかきさおしかのこえ)
野分せし小野の草伏荒れ果てて深山に深きさ雄鹿の声
(あらしふくまくずがはらになくしかはうらみてのみやつまをこふらむ)
嵐吹く真葛が原に鳴く鹿はうらみてのみや妻をこふらむ
(みやまへのまつのこずえをわたるなりあらしにやどすさおしかのこえ)
深山への松の梢をわたるなり嵐にやどすさ雄鹿の声
(さくらさくとほやまどりのしだりをのながながしひもあかぬいろかな)
桜咲く遠山鳥のしだり尾のながながし日も飽かぬ色かな
(いくとせのはるにこころをつくしきぬあはれとおもへみよしののはな)
幾年の春に心を尽くしきぬあはれと思へみ吉野の花
(はかなくてすぎにしかたをかぞふればはなにものおもふはるぞへにける)
はかなくて過ぎにしかたを数ふれば花に物思ふ春ぞ経にける
(しらくものたなびくやまのやえざくらいづれをはなとゆきておらまし)
白雲のたなびく山の八重桜いづれを花と行きて折らまし
(はなのいろにあまきるかすみたちまよひそらさへにほふやまざくらかな)
花の色に天霧る霞たちまよひ空さへ匂ふ山桜かな
(ももしきのおほみやひとはいとまあれやさくらかざしてきょうもくらしつ)
ももしきの大宮人は暇あれや桜かざして今日も暮らしつ
(いもやすくねられざりけりはるのよははなのちるのみゆめにみえつつ)
寝もやすく寝られざりけり春の夜は花の散るのみ夢に見えつつ
(やまざくらちりてみゆきにまがひなばいづれかはなとはるにとはなむ)
山桜散りてみ雪にまがひなばいづれか花と春に問はなむ
(わかやどのものなりながらさくらばなちるをばえこそとどめざりけれ)
我がやどのものなりながら桜花散るをばえこそとどめざりけれ
(かすみたつはるのやまべにさくらばなあかずちるとやうぐひすのなく)
霞たつ春の山辺に桜花飽かず散るとや鶯の鳴く
(ながむとてはなにもいたくなれぬればちるわかれこそかなしかりけれ)
眺むとて花にもいたく馴れぬれば散る別れこそ悲しかりけれ
(はなさそふひらのやまかぜふきにけりこぎゆくふねのあとみゆるまで)
花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎゆく船のあと見ゆるまで
(おうさかやこずえのはなをふくからにあらしぞかすむせきのすぎむら)
逢坂や梢の花を吹くからに嵐ぞ霞む関の杉群
(やまたかみいわねのさくらちるときはあまのはごろもなづるとぞみる)
山高み岩根の桜散る時は天の羽衣撫づるとぞ見る
(やまたかみみねのあらしにちるはなのつきにあまきるあけがたのそら)
山高み嶺の嵐に散る花の月に天霧る明け方の空
(ちりまがふはなのよそめはよしのやまあらしにさわぐみねのしらくも)
散りまがふ花のよそめは吉野山嵐にさわぐ嶺の白雲
(みよしののたかねのさくらちりにけりあらしもしろきはるのあけぼの)
み吉野の高嶺の桜散りにけり嵐も白き春のあけぼの
(さくらいろのにわのはるかぜあともなしとはばぞひとのゆきとだにみむ)
桜色の庭の春風あともなし訪はばぞ人の雪とだに見む
(きょうだにもにわをさかりとうつるはなきえずはありともゆきかともみよ)
今日だにも庭を盛りと移る花消えずはありとも雪かとも見よ
(さそはれぬひとのためとやのこりけむあすよりさきのはなのしらゆき)
誘はれぬ人のためとや残りけむ明日よりさきの花の白雪
(やへにほふのきばのさくらうつろひぬかぜよりさきにとふひともがな)
八重匂ふ軒端の桜移ろひぬ風より先に訪ふ人もがな
(くれぬとはおもふものからふぢのはなさけるやどにははるぞひさしき)
暮れぬとは思ふものから藤の花咲ける宿には春ぞ久しき
(みどりなるまつにかかれるふぢなれどおのがころとぞはなはさきける)
緑なる松に掛かれる藤なれど己が頃とぞ花は咲きける
(ちりのこるはなもやあるとうちむれてみやまがくれをたづねてしかな)
散り残る花もやあるとうち群れて深山隠れを尋ねてしかな
(しばのとをさすやひかげのなごりなくはるくれかかるやまのはのくも)
柴の戸をさすや日影のなごりなく春暮れかかる山の端の雲
(あすよりはしがのはなぞのまれにだにだれかはとはむはるのふるさと)
明日よりは志賀の花園まれにだに誰かは訪はむ春のふるさと
(ねがはくははなのしたにてはるしなむそのきさらぎのもちづきのころ)
願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ
(なさけなくおるひとつらしわがやどのあるじわすれぬうめのたちえを)
情けなく折る人つらし我が宿の主忘れぬ梅の立ち枝を
(いかばかりとしはへねどもすみのえのまつぞふたたびおひかはりぬる)
いかばかり年は経ねども住の江の松ぞ再び生ひかはりぬる
(かみかぜやとよみてぐらになびくしでかけてあおぐといふもかしこし)
神風や豊御幣になびく紙垂掛けて仰ぐといふも畏し
(かみかぜややまだのはらのさかきばにこころのしめをかけぬひぞなき)
神風や山田の原の賢木葉に心のしめを掛けぬ日ぞなき
(おしなべてひよしのかげはくもらぬになみだあやしききのふきょうかな)
おしなべて日吉の影は曇らぬに涙あやしき昨日今日かな
(わがたのむななのやしろのゆふだすきかけてもむつのみちにかえすな)
我が頼む七の社の木綿襷掛けても六つの道に返すな
(いはにむすこけふみならすみくまののやまのかひあるゆくすえもがな)
岩にむす苔踏みならすみ熊野の山のかひある行く末もがな
(あのくたらさみやさぼだのほとけたちわがたつそまにみょうがあらせたまへ)
阿耨多羅三藐三菩提の仏たち我が立つ杣に冥加あらせたまへ
(おしなべてうきみはさこそなるみがたみちひるしおのかわるのみかは)
おしなべて憂き身はさこそ鳴海潟満ち干る潮の変はるのみかは
(あさひさすみねのつづきはめぐめどもまだしもふかしたにのかげくさ)
朝日さす嶺のつづきは恵めどもまだ霜深し谷の陰草
(みちのべのほたるばかりをしるべにてひとりぞいづるゆふやみのそら)
道の辺の蛍ばかりを標にて独りぞ出づる夕闇の空
(わたつうみのふかきにしづむいさりせでたもつかひあるのりをもとめよ)
わたつ海の深きに沈む漁りせで保つかひある法をもとめよ
(しづかなるあかつきごとにみわたせばまだふかきよのゆめぞかなしき)
静かなる暁ごとに見渡せばまだ深き夜の夢ぞ悲しき
(あふことをいづくにてとかちぎるべきうきみのゆかむかたをしらねば)
逢ふことをいづくにてとか契るべき憂き身の行かむ方を知らねば
(わすれじのゆくすえまではかたければきょうをかぎりのいのちともがな)
忘れじの行末まではかたければ今日をかぎりの命ともがな
(かぎりなくむすびおきつるくさまくらいづこのたびをおもひわすれむ)
限りなく結びおきつる草枕いづこの旅を思ひ忘れむ
(あふことをきょうまつがえのたむけぐさいくよしをるるそでとかはしる)
逢ふことを今日松が枝の手向け草幾夜しをるる袖とかは知る
(こひしさにきょうぞたづぬるおくやまのひかげのつゆにそではぬれつつ)
恋ひしさに今日ぞ訪ぬる奥山の日陰の露に袖は濡れつつ
(きのふまであふにしかえばとおもひしをきょうはいのちのおしくもあるかな)
昨日まで逢ふにし替えばと思ひしを今日は命の惜しくもあるかな
(おもふにはしのぶることぞまけにけるあふにしかえばさもあらばあれ)
思ふには忍ぶることぞ負けにける逢ふにしかえばさもあらばあれ
(あふまでのいのちもがなとおもひしはくやしかりけるわがこころかな)
逢ふまでの命もがなと思ひしは悔しかりける我が心かな
(ひとごころうすはなぞめのかりごろもさてだにあらでいろやかはらむ)
人心薄す花染めの狩衣さてだにあらで色や変はらむ
(あひみてもかひなかりけりむばたまのはかなきゆめにおとるうつつは)
逢ひ見てもかひなかりけりむばたまの儚なき夢に劣る現は
(なかなかにものおもひそめてねぬるよははかなきゆめもえやはみえける)
なかなかに物思ひそめて寝ぬる夜は儚き夢もえやは見えける
(ゆめとてもひとにかたるなしるといへばたまくらならぬまくらだにせず)
夢とても人に語るな知るといへば手枕ならぬ枕だにせず
(まくらだにしらねばいはじみしままにきみかたるなよはるのよのゆめ)
枕だに知らねば言はじ見しままに君語るなよ春の夜の夢
(わすれてもひとにかたるなうたたねのゆめみてのちもながからじよを)
忘れても人に語るなうたた寝の夢見て後も長からじよを
(つらかりしおほくのとしはわすられでひとよのゆめをあはれとぞみし)
辛かりし多くの年は忘られで一夜の夢をあはれとぞ見し
(けさよりはいとどおもひをたきましてなげきこりつむおうさかのやま)
今朝よりはいとど思ひを焚きましてなげき樵り積む逢坂の山
(あしのやのしづはたおびのかたむすびこころやすくもうちとくるかな)
芦の屋の賤機帯の固結び心安くもうち解くるかな