【童話】赤ずきんちゃん 2/3
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問題文
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(そこで、おおかみは、しばらくのあいだあかずきんちゃんとならんであるきながら)
そこで、おおかみは、しばらくのあいだ赤ずきんちゃんと並んで歩きながら
(こうはなしました。「あかずきんちゃん、まあ、そこらじゅうにきれいに)
こう話しました。「赤ずきんちゃん、まあ、そこら中にきれいに
(さいているはなをごらん。なんだって、あたりをながめてみないんだろうね。)
咲いている花をごらん。なんだって、あたりを眺めてみないんだろうね。
(ほら、ことりがあんなにいいこえでうたをうたっているのに、がっこうへいくときのように)
ほら、小鳥があんなにいい声で歌を歌っているのに、学校へ行くときのように
(せっせこ、せっせこと、あるいているんだなあ。そとは、こんなにあかるくて)
せっせこ、せっせこと、歩いているんだなあ。外は、こんなに明るくて
(たのしいのに。」そういわれて、あかずきんちゃんはうえをみあげてみました。)
たのしいのに。」そういわれて、赤ずきんちゃんは上を見上げてみました。
(すると、おひさまのひかりがきときのあいだからもれて、それが、そこでもここでも)
すると、おひさまの光が木と木の間からもれて、それが、そこでもここでも
(たのしそうにだんすしていて、どのきにもきれいなはながさいているのが)
楽しそうにダンスしていて、どの木にもきれいな花が咲いているのが
(めにはいりました。そこで、「あたし、おばあちゃんに、はなたばをつくって)
目に入りました。そこで、「あたし、おばあちゃんに、花束を作って
(もっていくわ。そうしたら、おばあちゃんきっとよろこぶわ。」)
持っていくわ。そうしたら、おばあちゃんきっと喜ぶわ。」
(そういって、よこみちへはいり、もりのなかのいろいろなはなをさがしはじめました。)
そう言って、横道へ入り、森の中のいろいろな花を探しはじめました。
(そうして、ひとつはなをつむと、そのさきにもっときれいなはながあるきがして、)
そうして、ひとつ花を摘むと、その先にもっときれいな花がある気がして、
(どんどん、どんどん、もりのおくへとはいっていきました。すると、おおかみは、)
どんどん、どんどん、森の奥へと入っていきました。すると、おおかみは、
(このすきをねらって、すたこらすたこら、おばあさんのおうちへかけていきました。)
このすきを狙って、すたこらすたこら、おばあさんのお家へかけていきました。
(そして、とんとん、とをたたきました。「おや、どなた?」「あかずきんよ。)
そして、とんとん、戸をたたきました。「おや、どなた?」「赤ずきんよ。
(おかしとぶどうしゅを、おみまいにもってきたの。あけてちょうだい。」)
お菓子とぶどう酒を、お見舞いに持ってきたの。あけてちょうだい。」
(「じぶんであけておくれ。わたしはびょうきでよわっていて、おきられないんだよ。」)
「自分であけておくれ。私は病気で弱っていて、起きられないんだよ。」
(おおかみは、とをあけてなかへはいると、なんにもいわずに、いきなり)
おおかみは、戸を開けて中へ入ると、なんにも言わずに、いきなり
(おばあさんのねているところへいって、ひとくちでおばあさんをのみこみました。)
おばあさんの寝ているところへ行って、ひと口でおばあさんを飲み込みました。
(それから、おばあさんのきものをきて、おばあさんのずきんをかぶって、)
それから、おばあさんの着物を着て、おばあさんのずきんをかぶって、
など
(おばあさんのべっどにごろりとねて、かーてんをひいておきました。)
おばあさんのベッドにごろりと寝て、カーテンをひいておきました。
(あかずきんちゃんは、おはなをあつめるのにむちゅうで、もりじゅうをかけまわっていました。)
赤ずきんちゃんは、お花を集めるのに夢中で、森中をかけ回っていました。
(ようやく、りょうてでかかえきれないくらいあつまったところで、おばあさんのことを)
ようやく、両手で抱えきれないくらい集まった所で、おばあさんのことを
(おもいだし、いつものみちへもどりました。おばあさんのおうちへきてみると、)
思い出し、いつもの道へ戻りました。おばあさんのお家へ来てみると、
(とがひらいたままになっているので、へんだなとおもいながら、なかへはいりました。)
戸が開いたままになっているので、変だなと思いながら、中へ入りました。
(すると、やはりいつもとなにかがかわっておもえましたが、おおきなこえで、)
すると、やはりいつもと何かが変わって思えましたが、大きな声で、
(「おはようございます。」と、よんでみました。でも、へんじがありません。)
「おはようございます。」と、呼んでみました。でも、返事がありません。
(そこで、べっどのところへいって、かーてんをあけてみました。)
そこで、ベッドのところへ行って、カーテンを開けてみました。