ゴジラ対デストロイア ストーリー 後
川北紘一が最後の参加となったゴジラ映画。
「VSビオランテ」に始まる一連の"平成「ゴジラVS」シリーズ"の
最終作として、じつは初期の時点から川北監督による
「ゴジラが最後を迎える」という企画案がされていた。
また同時に、第1作「ゴジラ」のヒロイン・山根恵美子役の
河内桃子が、41年の時を隔てて同役で再演するといった
第1作へのオマージュが込められたこの作品で、昭和から
平成にわたる「ゴジラVS」シリーズが締めくくられた。
「ゴジラ死す」のキャッチコピーで話題性を高め、観客動員数
400万人の大ヒットを記録した。
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問題文
(ですとろいあはしながわじょうくうをとびまわっていた。じゅにあもみきとめるにみちびかれ)
デストロイアは品川上空を飛び回っていた。ジュニアも未希と芽留に導かれ
(しながわにじょうりくした。はげしくぶつかるですとろいあとじゅにあ。じゅにあはしょうげきで)
品川に上陸した。激しくぶつかるデストロイアとジュニア。ジュニアは衝撃で
(たおれるが、ですとろいあがみきたちのへりをおそおうとしているのをみるや、)
倒れるが、デストロイアが未希たちのヘリを襲おうとしているのをみるや、
(がれきをふきとばしてたちあがり、ねっせんをはなった。ごじらなみのいりょくだ。)
瓦礫を吹き飛ばして立ち上がり、熱線を放った。ゴジラ並みの威力だ。
(じゅにあのねっせんをあびたですとろいあは ひこうたいからしゅうごうたいにすがたをかえると、)
ジュニアの熱線を浴びたデストロイアは 飛行態から集合体に姿を変えると、
(おきしじぇんですとろいやーをみまった。)
オキシジェンデストロイヤーを見舞った。
(さらにうえからじゃんぷしてじゅにあにのしかかると、じゅにあの)
さらに上からジャンプしてジュニアにのしかかると、ジュニアの
(せいめいえねるぎーをすいとり、みくろおきしげんをちゅうにゅうした。)
生命エネルギーを吸い取り、ミクロオキシゲンを注入した。
(じゅにあがあぶない!と、みきがごじらをかんじた。)
ジュニアが危ない!と、未希がゴジラを感じた。
(ついにとうきょうわんにごじらがすがたをみせたのだ。だが、じゅにあのねっせんは)
ついに東京湾にゴジラが姿を見せたのだ。だが、ジュニアの熱線は
(ですとろいあをふきとばした。じゅにあははじめてのたたかいのしょうりにほうこうをあげた。)
デストロイアを吹き飛ばした。ジュニアは初めての闘いの勝利に咆吼をあげた。
(ですとろいあははつでんしょにげきとつし、はげしいほのおをあげた。だがいじゅういんは)
デストロイアは発電所に激突し、激しい炎を上げた。だが伊集院は
(ですとろいあがさらにへんぼうするよかんにおののいていた。)
デストロイアがさらに変貌する予感におののいていた。
(ごじらもじょうりくし、はねだでにとうはひさびさにたいめんした。そのとき、きょうれつなこうせんが)
ゴジラも上陸し、羽田で二頭は久々に対面した。その時、強烈な光線が
(ごじらをはじきとばした。かんぜんたいへとへんぼうしたですとろいあがおそってきたのだ。)
ゴジラを弾き飛ばした。完全体へと変貌したデストロイアが襲ってきたのだ。
(ですとろいあはじゅにあをわしづかみにするとりんかいふくとしんへととんでいった。)
デストロイアはジュニアを鷲掴みにすると臨海副都心へと飛んでいった。
(みきとめるのへりもあとをおう。)
未希と芽留のヘリも後を追う。
(ですとろいあはじゅにあをこうくうからおとすとおきしじぇんですとろいやーを)
デストロイアはジュニアを高空から落とすとオキシジェンデストロイヤーを
(あびせた。みきたちがついたとき、じゅにあはもはやむしのいきだった。)
浴びせた。未希たちがついた時、ジュニアはもはや虫の息だった。
(みきのめのまえでしずかにめをとじるじゅにあ。)
未希の目の前で静かに目を閉じるジュニア。
(みきが、そしてごじらがごうきゅうするこえがひびく。)
未希が、そしてゴジラが号泣する声が響く。
(ですとろいあはごじらにむかった。おを ごじらのくびにまきつけて)
デストロイアはゴジラに向かった。尾を ゴジラの首に巻き付けて
(ひきずってとぶ。だが、じゅにあをうしなったいかりにかられるごじらは)
ひきずって飛ぶ。だが、ジュニアを失った怒りにかられるゴジラは
(ですとろいあのこうげきをものともしない。)
デストロイアの攻撃をものともしない。
(もはやおきしじぇんですとろいやーさえ ごじらのまえではむりょくだった。)
もはやオキシジェンデストロイヤーさえ ゴジラの前では無力だった。
(いじゅういんのようせいですーぱーx3をはじめじえいたいがしゅつどうしれいとうへいきで)
伊集院の要請でスーパーX3を始め自衛隊が出動し冷凍兵器で
(めるとだうんにそなえているなか、ごじらと ですとろいあはたたかいつづけた。)
メルトダウンに備えている中、ゴジラと デストロイアは闘い続けた。
(ですとろいあのヴぁりあぶる・すらいさーをものともせず、)
デストロイアのヴァリアブル・スライサーをものともせず、
(ごじらのねっせんがですとろいあをとらえた。)
ゴジラの熱線がデストロイアを捉えた。
(ですとろいあはしゅうごうたいになってむすうの しょうですとろいあがごじらをおそったが、)
デストロイアは集合体になって無数の 小デストロイアがゴジラを襲ったが、
(それもむなしいていこうだった。)
それも虚しい抵抗だった。
(ですとろいあをたおしたごじらはじゅにあのそばによりそいなんとか)
デストロイアを倒したゴジラはジュニアの側に寄り添い何とか
(いきかえらそうとしたが、じゅにあはにどとたちあがらなかった。)
生き返らそうとしたが、ジュニアは二度と立ち上がらなかった。
(ぜつぼうするごじらのほうこう、ろしんおんどはきゅうじょうしょうした。)
絶望するゴジラの咆吼、炉心温度は急上昇した。
(そこへですとろいあがふたたびいどんできた。おをまきごじらをなげとばす。)
そこへデストロイアが再び挑んできた。尾を巻きゴジラを投げ飛ばす。
(だが、そこまでだった。ごじらのねっせんにそらへにげようとしたがですとろいあは)
だが、そこまでだった。ゴジラの熱線に空へ逃げようとしたがデストロイアは
(じえいたいのれいとうへいきのこうげきにちじょうにたおれた。)
自衛隊の冷凍兵器の攻撃に地上に倒れた。
(ごじらのさいごのたたかいはおわった。そしてついに)
ゴジラの最後の闘いは終わった。そしてついに
(めるとだうんがはじまった。)
メルトダウンが始まった ー。