イラク日報バグダッド日誌　１１月３日

(ばぐだっどにっし)

バグダッド日誌

(１１がつ３にち)

１１月３日

(あいさつにともなうどうさには、もくれい、けいれい、あくしゅ、てをふるとうとういろいろある。)

挨拶に伴う動作には、目礼、敬礼、握手、手を振る等々色々ある。

(したしさによってこれらのどうさはへんかする。)

親しさによってこれらの動作は変化する。

(おなじじむしょできんむはしていなくても、しょくどうやばいてんなどまいにちのせいかつであうひとは)

同じ事務所で勤務はしていなくても、食堂や売店等毎日の生活で会う人は

(だいたいきまっているので、しぜんとかおみしりになるひともたくさんいる。)

だいたい決まっているので、自然と顔見知りになる人もたくさんいる。

(じかんのけいかによるかれらのどうさをかんさつした。)

時間の経過による彼らの動作を観察した。

(にほんじんとはじめてあうおおくのたこくせきぐんしょうへいのはんのうは、もくれいと)

日本人と初めて会う多くの多国籍軍将兵の反応は、目礼と

(”ｈａｌｌｏｗ”がいっぱんてきで、さいしょからきちんとしたけいれいをしてくれるひとは、)

”ＨＡＬＬＯＷ”が一般的で、最初からきちんとした敬礼をしてくれる人は、

(べいぐんでさえしょうすうである。)

米軍でさえ少数である。

(もくれいに、「てをふる」どうさがくわわり、あいさついがいのことばをかわすと)

目礼に、「手を振る」動作が加わり、挨拶以外の言葉を交わすと

(「あくしゅ」してたがいにじこしょうかいをする。)

「握手」して互いに自己紹介をする。

(りくくうじえいかんのかいきゅうしょうをはあくできるものはほとんどいない。)

陸空自衛官の階級章を把握できる者はほとんどいない。

(したしくことばをかわしているあいてが、きゅうに「ところでかいきゅうはなに？」ときく。)

親しく言葉をかわしている相手が、急に「ところで階級は何？」と聞く。

(「ちゅうさ」とこたえると「ぎょっ」としたようなかおをしてとつぜんことばをあらためはじめる。)

「中佐」と答えると「ギョッ」としたような顔をして突然言葉を改め始める。

(「きにするな」というとほんとうにまったくきにしないやつもいれば、)

「気にするな」というと本当に全く気にしないやつもいれば、

(「そんなわけには・・・」とあいさつに「けいれい」がくわわる。)

「そんなわけには・・・」と挨拶に「敬礼」が加わる。

(たこくせきぐんのほとんどのしょうへいがはじめてあうまたははなすにほんじんがわれわれであるが、)

多国籍軍のほとんどの将兵が初めて会う又は話す日本人が我々であるが、

(ぎゃくにわれわれにとってもはじめてあうまるまるじんというのも、)

逆に我々にとっても初めて会う〇〇人というのも、

(またかれらかっこくのｌｏたちである。)

また彼ら各国のＬＯ達である。