八月の歌/浜田省吾

(すなはまでたわむれてるやけたはだのおんなのこたち)

砂浜で戯れてる　焼けた肌の女の子達

(おれはしゅうりしゃをこうじょうへはこんでじゅうたいのなか)

おれは修理車を工場へ運んで渋滞の中

(てれびじゃこのくにゆたかだとなやんでる)

TV（テレビ）じゃこの国　豊かだと悩んでる

(だけどおれのくらしはなにもかわらない)

だけど　おれの暮らしは何も変わらない

(きょうもｈａｒｄｒａｉｎｉｓｆａｌｌｉｎ’．)

今日も Hard rain is fallin'.

(こころにｈａｒｄｒａｉｎｉｓｆａｌｌｉｎ’．)

心に Hard rain is fallin'.

(いみもなくとしおいてくむくわれずうらぎられ)

意味もなく年老いてく 報われず　裏切られ

(なにひとつほこりをもてないまま)

何ひとつ誇りを持てないまま

(はちがつになるたびに”ひろしま”のなのもとに)

八月になるたびに”ヒロシマ”の名のもとに

(へいわをとなえるこのくにあじあになにをつぐなってきた)

平和を唱えるこの国 アジアに何を償ってきた

(おれたちがくみたてたくるまがあじあのどこかのまちかどで)

おれ達が組み立てた車が アジアのどこかの街角で

(やかれるにゅーすをみた)

焼かれるニュースを見た

(きょうもｈａｒｄｒａｉｎｉｓｆａｌｌｉｎ’．)

今日も Hard rain is fallin'.

(こころにｈａｒｄｒａｉｎｉｓｆａｌｌｉｎ’．)

心に Hard rain is fallin'.

(こどもらのかたをうつうえてゆくすさんでく)

子供等の肩をうつ 飢えてゆく　すさんでく

(あしたへのきぼうなどもてないまま)

明日（あした）への希望など持てないまま

(みたされぬおもいこのからまわりのいかり)

満たされぬ想い この　からまわりの怒り

(はちがつのあさはひどくかなしすぎる)

八月の朝は　ひどく悲しすぎる

(ｎｏｗｉｎｎｅｒ．ｎｏｌｏｓｅｒ．ごーるなきたたかいに)

No winner.No loser.ゴール無き闘いに

(つかれてあきらめてやがていたみもまひして)

疲れて　あきらめて　やがて痛みも麻痺して

(ｍａｄｌｏｖｅ．ｄｅｓｉｒｅ．きょうきがはっかする)

Mad love.Desire.狂気が発火する

(あつさのせいさあつさのせいさ)

暑さのせいさ　暑さのせいさ

(きょうもｈａｒｄｒａｉｎｉｓｆａｌｌｉｎ’．)

今日も Hard rain is fallin'.

(こころにｈａｒｄｒａｉｎｉｓｆａｌｌｉｎ’．)

心に Hard rain is fallin'.

(いみもなくとしおいてくむくわれずうらぎられ)

意味もなく年老いてく 報われず　裏切られ

(なにひとつほこりをもてないまま)

何ひとつ誇りを持てないまま