世界で一番小さな海よ
...はなしです。
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歌詞(問題文)
(ひかりにみちたあのしばふで)
光に満ちたあの芝生で
(あなのあいたふうせんを)
穴の開いた風船を
(ふくらませようとひっしだった)
ふくらませようと必死だった
(きのとおくなるような)
気の遠くなるような
(そのしずかなさぎょうだけが)
その静かな作業だけが
(にぎわいへのていこうだった)
賑わいへの抵抗だった
(あそんでもらえぬこどもは)
遊んでもらえぬ子供は
(つまさきをじっとみつめたままで)
つま先をじっと見つめたままで
(あたまでかなしみを)
頭でかなしみを
(しょりしようとするけど)
処理しようとするけど
(こころがくびをよこにふる)
心が首を横に振る
(あめだまをゆっくりあじわうように)
飴玉をゆっくり味わうように
(ひとりいきてくにがみをしるしかない)
ひとり 生きてく苦みを知るしかない
(からだをふるわせてねむるねこには)
体を震わせて眠る猫には
(なきごえにならぬかこがある)
泣き声にならぬ過去がある
(わすれかたをしらないぼくらは)
忘れ方を知らないぼくらは
(せおわされたやみ)
背負わされた闇
(ひかりにかえてゆけるかな)
光に変えてゆけるかな
(かくされたうわばきみつかったって)
隠された上履き 見つかったって
(かなしみはおわらないからさがさなかった)
悲しみは終わらないから探さなかった
(こころがきしむおとせつめいしたって)
心がきしむ音説明したって
(どうせつたわらないからはなさなかった)
どうせ伝わらないから話さなかった
(なんどてをのばしたって)
何度手を伸ばしたって
(ふりむかぬせなかがあることをしり)
振り向かぬ背中があることを知り
(ときにみらいにつばをはくけれど)
時に未来に唾を吐くけれど
(ひねくれたところでぼくら)
ひねくれたところで僕ら
(しょせんじゅんすいをすてきれないのさ)
所詮 純粋を捨てきれないのさ
(だれもがしきゅうのぬくもりにくるまれてた)
誰もが子宮の温もりにくるまれてた
(すすりなきようなかぜをばんそうに)
すすり泣きような風を伴奏に
(あいのうたをひびかせたよ)
アイノウタを響かせたよ
(だれかにきいてほしいのに)
誰かに聞いてほしいのに
(だれにもきこえないこえで)
誰にも聞こえない声で
(あいのうたをひびかせたよ)
アイノウタを響かせたよ
(かこはかわらずみらいはわからず)
過去は変わらず 未来はわからず
(しがみつこうとすれば)
しがみつこうとすれば
(ふあんがきぼうをおいかけまわす)
不安が希望を追いかけまわす
(かこはかわらずみらいはわからず)
過去は変わらず 未来はわからず
(しがみつこうとすれば)
しがみつこうとすれば
(ふあんがきぼうをおいかけまわす)
不安が希望を追いかけまわす
(くらやみのなかつめたいてすりに)
暗闇の中 冷たい手すりに
(つれていかれるようにあるいた)
連れていかれるように歩いた
(なにをめがけてすすんでるのか)
何をめがけて進んでるのか
(わからなくなって)
わからなくなって
(きづいたらしゃがみこんでた)
気付いたらしゃがみこんでた
(すなおにあいがほしいといえたなら)
素直に愛が欲しいといえたなら
(きょえいをはおらずにすむのに)
虚栄を羽織らずにすむのに...
(せかいでいちばんちいさなうみよ)
世界で一番小さな海よ
(あなたはうつくしい)
あなたは美しい
(あなたはうそをつかぬから)
あなたは嘘をつかぬから