【洒落怖】連れて帰って・・
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問題文
(ひがおちけいりゅうづりをおえ、)
日が落ち渓流釣りを終え、
(はしをわたっているさいちゅうしたのかわらをみるとだれかがいる。)
橋を渡っている最中下の河原を見ると誰かがいる。
(よくみると、かおがのっぺらぼうのしろいtしゃつの)
よく見ると、顔がのっぺらぼうの白いTシャツの
(むねのあたりをまっかにした5さいくらいのおとこのこがたいいくずわりをしてこっちをみていた。)
胸の辺りを真っ赤にした5歳位の男の子が体育座りをしてこっちを見ていた。
(「うぉっーー」とさけび、いちもくさんににげなんとかくるままでとうちゃくした。)
「うぉっーー」と叫び、一目散に逃げなんとか車まで到着した。
(ふとくるまのやねをみると、なんとさっきのおとこのこがまたたいいくずわりをしている。)
ふと車の屋根を見ると、何とさっきの男の子が又体育座りをしている。
(もうことばもでないし、からだもうごかない。)
もう言葉も出ないし、体も動かない。
(しかし、なにかこえがきこえる。)
しかし、なにか声が聞こえる。
(「おにーちゃん、つれてかえって・・」)
「お兄ーちゃん、連れて帰って・・」
(と、いまにもなきそうなかなしいこえでつぶやいている。)
と、今にも泣きそうな悲しい声でつぶやいている。
(こうちょくしかたまったぼくになんどもそうつぶやく。)
硬直し固まった僕に何度もそうつぶやく。
(やがてそのおとこのこはきえた・・)
やがてその男の子は消えた・・
(ろっどをほうりなげそのばをもうすぴーどではなれた。)
ロッドを放り投げその場を猛スピードで離れた。
(おそるおそるるーむみらーをみるとおとこのこがだんだんちいさくなる・・)
恐る恐るルームミラーを見ると男の子がだんだん小さくなる・・
(そのときはばけものとしかみれなかったが、)
その時は化け物としか見れなかったが、
(れいせいになりじかんがけいかするにつれ)
冷静になり時間が経過するにつれ
(なみだがこぼれるくらいせつないきもちになった。)
涙がこぼれる位切ない気持ちになった。
(かなしくなった。)
悲しくなった。
(そのご、そのあたりのじこ、)
その後、その辺りの事故、
(じけんなどをしらべたがなにもわからなかった。)
事件等を調べたが何も分からなかった。
(すうじつごのひる、ぼくはまたそのばしょにいき)
数日後の昼、僕は又その場所に行き
(「まっしろなこどもようのtしゃつ」)
「真っ白な子供用のTシャツ」
(とおやつをかわらにおきせんこうをたいて、そのこのじょうぶつをねがった。)
とおやつを河原に置き線香を焚いて、その子の成仏を願った。