【洒落怖】いつもと違う友人

(ふんいきがべつじんみたいでとなりあるくのがこわくなってきた)

雰囲気が別人みたいで隣歩くのが怖くなってきた

(しかもてくびにぎってきてそのちからがまたつよいから、)

しかも手首握ってきてその力がまた強いから、

(こいつもしかして・・・)

こいつもしかして・・・

(ってしんぱいもした)

って心配もした

(で、けっきょくおばけよりも)

で、結局お化けよりも

(となりのゆうじんにがくぶるしながら)

隣の友人にガクブルしながら

(おばけやしきからでてきたわけなんだけど)

お化け屋敷から出てきたわけなんだけど

(でてきたとたんてくびをはなして、)

出てきたとたん手首を離して、

(すーっとふんいきがはいるまえのゆうじんにもどった)

すーっと雰囲気が入る前の友人に戻った

(ほんとすいっちきりかえたかのようにもどったんだよ)

ホントスイッチ切り替えたかのように戻ったんだよ

(それで)

それで

(「あーこわかった！)

「あー怖かった！

(まるまる（じぶんのなまえ）がいなかったらはいれないよ、やっぱ！」)

○○（自分の名前）がいなかったら入れないよ、やっぱ！」

(とのたまうしまつ)

とのたまう始末

(そのあとはいたっていつものゆうじんだったんだけど)

その後はいたっていつもの友人だったんだけど

(てくびにまっかなあとがつくぐらいつかんでいたこととか、)

手首に真っ赤なあとがつくぐらいつかんでいた事とか、

(おばけやしきでのようすについては)

お化け屋敷での様子については

(さけてるかのようになにもいってこなかった)

避けてるかのように何も言ってこなかった

(てくびのことについては)

手首のことについては

(たんにきづかなかっただけかもしれないし)

単に気づかなかっただけかもしれないし

(ほんとうにゆうじんがゆうれいにとりつかれてたのか、)

本当に友人が幽霊にとりつかれてたのか、

(もしかしてじぶんをこわがらせようとしたのかはしょうじきわからない)

もしかして自分を怖がらせようとしたのかは正直分からない

(じぶんじしんそのときのことなんとなくきけないし)

自分自身そのときのことなんとなく聞けないし

(ただいつもとちがったゆうじんのとなりにいたあいだ、)

ただいつもと違った友人の隣にいた間、

(しぬほどこわかった)

死ぬほど怖かった