三人のなまけ者

(リクエストユーザー:邪王真眼)
【2019/03/05】 次の問題を表示するようにしました。
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問題文
(むかしむかし、あるおうさまに、さんにんのおうじがいました。)
むかしむかし、ある王さまに、三人の王子がいました。
(おうさまはさんにんともおなじようにかわいがっていたので、)
王さまは三人とも同じようにかわいがっていたので、
(じぶんがしんだあとはどのおうじをおうさまにしたものかとなやみました。)
自分が死んだあとはどの王子を王さまにしたものかとなやみました。
(そしていよいよ、おうさまはしぬというときになって、)
そしていよいよ、王さまは死ぬという時になって、
(さんにんのおうじをまくらもとによびよせるとこういいました。)
三人の王子をまくら元に呼び寄せるとこう言いました。
(「こどもたちや、わしはおまえたちのなかでいちばんのなまけものを、)
「子どもたちや、わしはお前たちの中で一番のなまけ者を、
(わしのしんだあとのおうさまにしようとおもうのだが」)
わしの死んだあとの王さまにしようと思うのだが」
(すると、いちばんとしうえのおうじがいいました。)
すると、一番年上の王子が言いました。
(「おとうさま、それならばこのくにはわたしのものでございますよ。)
「お父さま、それならばこの国はわたしの物でございますよ。
(なにしろわたしときたら、これからねようとよこになっても)
なにしろわたしときたら、これからねようと横になっても
(めをとじるのがじゃまくさくて、そのままねむらないでいるのですから」)
目を閉じるのがじゃまくさくて、そのままねむらないでいるのですから」
(それをきいた、にばんめのおうじはいいました。)
それを聞いた、二番目の王子は言いました。
(「おとうさま、このくにはわたしのものでございますよ。)
「お父さま、この国はわたしのものでございますよ。
(なにしろわたしはひのそばにすわってあたっているときに、)
なにしろわたしは火のそばにすわってあたっている時に、
(いくらひがあつくてもあしをひっこめるのがじゃまくさくて、)
いくら火が熱くても足を引っ込めるのがじゃまくさくて、
(あしにやけどをしたくらいですからね」)
足にやけどをしたくらいですからね」
(それをきいた、さんばんめのおうじがいいました。)
それを聞いた、三番目の王子が言いました。
(「おとうさま、このくにはぼくのものですよ。)
「お父さま、この国はぼくの物ですよ。
(なにしろぼくは、これからくびつりにされるとして、)
なにしろぼくは、これから首つりにされるとして、
(もしだれかがよくきれるないふをもたせてくれて、)
もし誰かがよく切れるナイフを持たせてくれて、
(「これでなわをきるがいい」といったとしても、)
『これでなわを切るがいい』と言ったとしても、
(ぼくはてをもちあげてなわをきるくらいなら、)
ぼくは手を持ち上げてなわを切るくらいなら、
(だまってくびをしめてもらうほうがいいんですからね」)
だまって首をしめてもらう方がいいんですからね」
(おうさまはこれをきくと、)
王さまはこれを聞くと、
(「さんばんめのおうじよ、おまえがいちばんのなまけものだ。じゃあ、おうさまにしてやろう」)
「三番目の王子よ、お前が一番のなまけ者だ。じゃあ、王さまにしてやろう」
(と、いったそうです。)
と、言ったそうです。
(さんにんのおうじのだれがおうさまになっても、このくにはながくないでしょうね。)
三人の王子の誰が王さまになっても、この国は長くないでしょうね。