検定試験１０-2

(じんるいのぎじゅつれべるは、げつめんきちをじつげんすることがかのうなだんかいまでたっしている。)

人類の技術レベルは、月面基地を実現することが可能な段階まで達している。

(しょうらいは、たいようえねるぎーによってつきのしげんをうちゅうで、)

将来は、太陽エネルギーによって月の資源を宇宙で、

(せいれんするというあたらしいぎじゅつがとうじょうするかのうせいがある。)

精錬するという新しい技術が登場する可能性がある。

(また、これをさらにしんぽさせて、)

また、これをさらに進歩させて、

(つきだけではなく、しょうわくせいをこうぶつげんとしてりようすることができる。)

月だけではなく、小惑星を鉱物源として利用することができる。

(たいりょうのしざいをしようしてかこうできるようになれば、)

大量の資材を使用して加工できるようになれば、

(うちゅうくうかんにだいとしをつくることもかのうだ。)

宇宙空間に大都市を作ることも可能だ。

(べいこくこうくううちゅうきょく（ｎａｓａ）は、２６ねんまえにあるぷろじぇくとをはっぴょうした。)

米国航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は、２６年前にあるプロジェクトを発表した。

(それは、こくさいうちゅうすてーしょん（ｉｓｓ）であり、じつげんされつつある。)

それは、国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）であり、実現されつつある。

(ｉｓｓは、せかい１５かこくがきょうどうでとりくみ、)

ＩＳＳは、世界１５か国が共同で取り組み、

(けんせつするきょだいなゆうじんしせつで「こっきょうのないばしょ」とよばれている。)

建設する巨大な有人施設で「国境のない場所」と呼ばれている。

(にほんは、じっけんとうの「きぼう」がくみたてのだんかいにはいった。)

日本は、実験棟の「きぼう」が組み立ての段階に入った。

(これまで、ｓｆやしょうせつだけのせかいがげんじつのものとなるだろう。)

これまで、ＳＦや小説だけの世界が現実のものとなるだろう。

(だが、うちゅうかいはつにたいするひとびとのかんしんがひくい。)

だが、宇宙開発に対する人々の関心が低い。

(それは、うちゅうかいはつのほんとうのむずかしさといぎがつたわらないからだ。)

それは、宇宙開発の本当の難しさと意義が伝わらないからだ。

(また、こうほうかつどうのふそくやぎじゅつしゃとかがくしゃが、)

また、広報活動の不足や技術者と科学者が、

(こくみんにつたえようとするいよくがひくいこともある。)

国民に伝えようとする意欲が低いこともある。

(ほかにも、ぎじゅつにたいするにほんのいめーじのもんだいがある。)

他にも、技術に対する日本のイメージの問題がある。

(しっぱいをきょようしないこくみんせいでは、ぎじゅつはこうじょうしない。)

失敗を許容しない国民性では、技術は向上しない。

(うちゅうをよりみじかなものにするために、いまのしっぱいをおそれてはいけない。)

宇宙をより身近なものにするために、今の失敗を恐れてはいけない。