星屑の詠み人

(ひとりきりとひとりきりが)

ひとりきりとひとりきりが

(このよるにであって)

この夜に出逢って

(あわいゆめがきえるまえに)

淡い夢が消える前に

(こいをしていた)

恋をしていた

(ほしのすきまおよいで)

星の隙間泳いで

(とおまわりのすうびょう)

遠回りの数秒

(しずかにこころを)

静かにこころを

(さがしてみようか)

捜してみようか

(あおくゆれるふたりめぬえっと)

碧く揺れるふたりメヌエット

(みつめかえすよいはどこへ)

見つめかえす宵は何処へ

(やぶれたむねのおくになみだをしのばせたら)

破れた胸の奥に涙を忍ばせたら

(まんげきょうのふたりしるえっと)

万華鏡のふたりシルエット

(みずにうかぶつきはどこへ)

水に浮かぶ月は何処へ

(ありふれてるうたかたまださめない)

ありふれてる泡沫まだ覚めない

(よみびとはねがう)

詠み人は願う

(もどかしさともどかしさで)

もどかしさともどかしさで

(おもいでをわたって)

想い出を渡って

(とおいむかしなくしたはずの)

遠い昔失くしたはずの

(こいをみつけた)

恋をみつけた

(よるのとばりさまよう)

夜のとばりさまよう

(ひとみしりのえがおで)

人見知りの笑顔で

(よりそうことばを)

寄り添う言葉を

(つなげてみようか)

繋げてみようか

(ささやきあうふたりふぁるせっと)

囁きあうふたりファルセット

(もたれかかるよいはどこへ)

もたれかかる宵は何処へ

(こどうがきこえるほどとうめいなほしのうた)

鼓動が聞こえるほど透明な星の唄

(まどいながらふたりしるえっと)

惑いながらふたりシルエット

(さびしがりなつきはどこへ)

寂しがりな月は何処へ

(よぞらはきれいなのになぜせつない)

夜空は綺麗なのになぜ切ない

(よみびとはいのる)

詠み人は祈る

(あおくゆれるふたりめぬえっと)

碧く揺れるふたりメヌエット

(みつめかえすよいはどこへ)

見つめかえす宵は何処へ

(やぶれたむねのおくになみだをしのばせたら)

破れた胸の奥に涙を忍ばせたら

(まんげきょうのふたりしるえっと)

万華鏡のふたりシルエット

(みずにうかぶつきはどこへ)

水に浮かぶ月は何処へ

(ありふれてるうたかたまださめない)

ありふれてる泡沫まだ覚めない

(よみびとはうたう)

詠み人は唄う