傀儡マイム
ユリイ・カノンさんによる書き下ろし楽曲
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歌詞(問題文)
(くたばったごうしゃなかんじょうなんて)
くたばった豪奢な感情なんて
(まとめてありていにおやすいねでせいぜいそせいらんぞう)
まとめて有り体にお安い値で精々粗製濫造
(きづけばのうをめぐるあいぞうさえなくして)
気付けば脳を巡る愛憎さえ失くして
(まるでわたしはいとくりのにんぎょう)
まるでわたしは糸繰りの人形
(ゆめからさめたいやにげたるーざーのれんびん)
夢から覚めた いや逃げたルーザーの憐憫
(はにきぬきせないじょうそうこんざいめいきゅう)
歯に衣着せない情操混在迷宮
(くらんだぺーそすでいすいをすするひび)
眩んだペーソス 泥水を啜る日々
(あぶすとらくとなえそらごと)
アブストラクトな絵空事
(どうやらこのままそうしていのままに)
どうやらこのままそうして意のままに
(くるわせられるだけでおわるみたい)
狂わせられるだけで終わるみたい
(ねきりはきりうそをのみこんで)
根切り葉切り嘘を呑み込んで
(ほらいきもできなくなるの)
ほら息も出来なくなるの
(まいおどるかいらいしょうのおりで)
舞い踊る 傀儡ショウの檻で
(きょうそうにおぼれるじんせいだったわらえるわ)
狂想に溺れる人生だった 嗤えるわ
(もう、これでいいのなんてはいた)
「もう、これでいいの」なんて吐いた
(おろかなわたしのすがたがうつる)
愚かなわたしの姿が映る
(まわれるらりららてぐすにあやつられ)
廻れるらりらら テグスに操られ
(ひとりるらりららからまりがんじがらめになるの)
独りるらりらら 絡まり雁字搦めになるの
(ああ、こわれたいのちでがれきのまちをあるく)
ああ、壊れた命で瓦礫の街を歩く
(るらりららあじけのないこえで)
るらりらら 味気のない声で
(ゆられるらりららはきだしたうそをあばいてよ)
揺られるらりらら 吐き出した嘘を暴いてよ
(ああ、じごくへとたれたそのいとはすくいのてなのか)
ああ、地獄へと垂れたその糸は救いの手なのか
(このめにうつるものどれもがにせもの)
この目に映るものどれもが偽物
(ひねくれたうそにまみれたしんじょう)
捻くれた嘘に塗れた心情
(しだいにこころはいたみさえかんじず)
次第に心は痛みさえ感じず
(まるでわたしはいとくりのにんぎょう)
まるでわたしは糸繰りの人形
(ああだのこうだのしこうしたって)
ああだのこうだの思考したって
(なんにもこたえはでないって)
なんにも答えは出ないって
(きょうもきのうもうろたえていた)
今日も昨日も狼狽えていた
(あすもどうせかわらないね)
明日もどうせ変わらないね
(らいせがあるならいまよりちょっと)
来世があるなら今よりちょっと
(いいおもいをさせてちょうだい)
良い思いをさせて頂戴
(ほんとうはしってるそんなきぼうはめいもうだ)
本当は知ってる そんな希望は迷妄だ
(わたしのこころのうらがわにある)
わたしの心の裏側にある
(わたしもしりえぬそれがみたいの)
わたしも知り得ぬそれが視たいの
(いとをたぐりよせて)
意図を手繰り寄せて
(まいおどるかいらいしょうのおりで)
舞い踊る 傀儡ショウの檻で
(きょこうにまねかれくらいあっておちてゆく)
虚構に招かれ喰らいあって落ちてゆく
(そう、これがうんめいだってことだ)
そう、これが運命だってことだ
(けちなかみさまをのろいながら)
吝嗇な神様を呪いながら
(まわれるらりららてぐすにあやつられ)
廻れるらりらら テグスに操られ
(ひとりるらりららからまりがんじがらめになるの)
独りるらりらら 絡まり雁字搦めになるの
(ああ、こわれたいのちでがれきのまちをあるく)
ああ、壊れた命で瓦礫の街を歩く
(るらりららこのみがちるまでは)
るらりらら この身が散るまでは
(だからるらりららわたしはわたしでいきていこう)
だからるらりらら わたしはわたしで生きていこう
(ああ、はいあがるほどにおちればいたみはます)
ああ、這い上がるほどに落ちれば痛みは増す
(されどそこでくたばるよりはましだ)
されど 底でくたばるよりはマシだ