うすむらさき
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歌詞(問題文)
(あまいゆめからさめたなごりのように)
甘い夢から覚めた名残のように
(まぶたのうらにいつもあるうすいむらさき)
瞼の裏にいつもあるうすいむらさき
(わたしをそめる)
私を染める
(すみれにきざまれてかれてゆくはるのむつごと)
スミレに刻まれて枯れて行く春の睦言
(もうすぐうみにでるあたりで)
もうすぐ海に出るあたりで
(なにかをあきらめたみずのわかれうた)
何かを諦めた水のわかれうた
(しろいとりがみせた)
白い鳥が見せた
(さびしいつばさのうらがわ)
寂しい翼の裏側
(やがてはよるとおなじばしょへきえてゆく)
やがては夜と同じ場所へ消えて行く
(あさぎりのすそ)
朝霧の裾
(すべてをそめる)
全てを染める
(あやまちのようにさいていた)
過ちのように咲いていた
(あまいはなのかおりてのひらのなか)
甘い花の香り手のひらの中
(やみからひかりへ)
闇から光へ
(くれてゆくよあけのいろに)
暮れて行く夜明けの色に
(こころうばわれるゆめのなかのしらべ)
心奪われる夢の中の調べ
(かわいたこころのすなにしたたる)
乾いた心の砂に滴る
(せかいがまたいとしくなる)
世界がまた愛しくなる
(つらなるおもいでをしたがえて)
連なる思い出を従えて
(てんまどのむこうに)
天窓の向こうに
(いとをひいてふってくるもの)
糸を引いて降って来るもの
(あなたのさわってはいけないところにある)
あなたの触ってはいけない処にある
(ひかりのようなひとりうた)
ひかりのようなひとりうた
(つめたいひかがみに)
冷たいひかがみに
(こごってるうすいゆううつ)
凝ってる薄い憂鬱
(やさしくなれないひとたちが)
優しくなれないひとたちが
(ないていたあきのゆうぐれ)
泣いていた秋の夕暮れ
(すべてをそめる)
全てを染める
(あなたをそめる)
貴方を染める