風の行方 -2-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぎんなんまる 8651 8.8 97.5% 358.3 3180 80 59 2026/01/29
2 berry 8028 8.1 98.4% 384.5 3137 50 59 2026/01/29
3 subaru 7989 8.2 96.6% 382.5 3164 108 59 2026/01/30
4 Jyo 5980 A+ 6.1 97.3% 510.7 3139 85 59 2026/01/31

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問題文

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(かのじょはさんねんまえ、だいがくにゅうがくとどうじにえんげきぶににゅうぶした。こうこうじだいから、) 彼女は三年前、大学入学と同時に演劇部に入部した。高校時代から、 (みるだけではなくじぶんでえんじるしばいがすきで、じもとのだいがくにはいったのも、) 見るだけではなく自分で演じる芝居が好きで、地元の大学に入ったのも、 (えんげきぶがあったからだった。) 演劇部があったからだった。 (ていきこうえんをしているようなじっせきのあるさーくるだったのでぶいんのかずもおおく、) 定期公演をしているような実績のあるサークルだったので部員の数も多く、 (いっかいせいのころはなかなかくすりをもらえなかったが、くさらずにまじめに) 一回生のころはなかなか薬をもらえなかったが、くさらずに真面目に (れんしゅうにかよっていたおかげでにかいせいのなつごろから) 練習に通っていたおかげで二回生の夏ごろから (わりとよいやくどころをやらせてもらえるようになった。) わりと良い役どころをやらせてもらえるようになった。 (さんかいせいになったことしは、しゅうしょくかつどうのためにのぞまずとも) 三回生になった今年は、就職活動のために望まずとも (なかばいんたいじょうたいになってしまうあきをひかえ、いわばさいごのちょうせんのとしだったのだが、) 半ば引退状態になってしまう秋を控え、言わば最後の挑戦の年だったのだが、 (かきゅうせいにじつりょくのあるこがふえたせいで、おもうように) 下級生に実力のある子が増えたせいで、思うように (しゅやくきゅうのやくをはれないひびがつづいていた。) 主役級の役を張れない日々が続いていた。 (かきゅうなまだけのためではなく、ほんらいいんたいしているはずのよんかいせいのなかにも、) 下級生だけのためではなく、本来引退しているはずの四回生の中にも、 (しゅうしょくそっちのけでえんげきにいのちをかけているせんぱいがすうにんいたせいでもあった。) 就職そっちのけで演劇に命を賭けている先輩が数人いたせいでもあった。 (とかいでやっているようなおおてのげきだんにさそわれるようなすごいひとは) 都会でやっているような大手の劇団に誘われるような凄い人は (いなかったのだが、ばいとをしながらでもどこかのしょうげきだんにしょぞくして、) いなかったのだが、バイトをしながらでもどこかの小劇団に所属して、 (まだまだじぶんのかのうせいをみきわめたい、というひとたちだった。) まだまだ自分の可能性を見極めたい、という人たちだった。 (まねはできないが、それはそれでうらやましいじんせいのようにおもえた。) 真似はできないが、それはそれで羨ましい人生のように思えた。 (そしてついさんしゅうかんまえ、ぶんかほーるをかりていったみっかかんにわたる) そしてつい三週間前、文化ホールを借りて行った三日間にわたる (えんげきぶのなつこうえんがおわった。) 演劇部の夏公演が終わった。 (どうきゅうせいのなかにはじぶんとおなじようにあきにむけて) 同級生の中には自分と同じように秋に向けて
など
(まだまだやるきのひともいたが、これでかんぜんいんたいというひともいた。) まだまだやる気の人もいたが、これで完全引退という人もいた。 (ねんねんはやくなっていくしゅうしょくかつどうのために、さんかいせいにとっては) 年々早くなっていく就職活動のために、三回生にとっては (このなつこうえんがそつぎょうこうえんというくうきがうまれつつあった。) この夏公演が卒業公演という空気が生まれつつあった。 (だが、かのじょにとっていちばんのもんだいは、しゅうしょくさきもきまらないまま、) だが、彼女にとって一番の問題は、就職先も決まらないまま、 (まだずるずるとつづけていたよんかいせいのなかの、あるひとりのおとこのせんぱいのことだった。) まだズルズルと続けていた四回生の中の、ある一人の男の先輩のことだった。 (ふだんからあまりめだたないひとで、そのなつこうえんでもわきやくのひとりにすぎず、) 普段からあまり目立たない人で、その夏公演でも脇役の一人に過ぎず、 (せりふもかぞえるくらいしかなかったのだが、そつぎょうごはしないのあるげきだんに) 台詞も数えるくらいしかなかったのだが、卒業後は市内のある劇団に (にゅうだんするといってしゅういをおどろかせていた。) 入団すると言って周囲を驚かせていた。 (だれもかれがえんげきをつづけるとはおもっていなかったのだ。) 誰も彼が演劇を続けるとは思っていなかったのだ。 (どうじに、くぎりとしてこれでえんげきぶからはいんたいする、とも。) 同時に、区切りとしてこれで演劇部からは引退する、とも。 (そのひとが、なつこうえんのあとでかのじょにこくはくをしてきたのだ。) その人が、夏公演の後で彼女に告白をしてきたのだ。 (ずっとすきだったと。) ずっと好きだったと。 (なんとなくだが、ふだんのれんしゅうちゅうからもねばりつくようなしせんをかんじることがあり、) なんとなくだが、普段の練習中からも粘りつくような視線を感じることがあり、 (それでいてそちらをむくと、つい、とめせんをそらす。) それでいてそちらを向くと、つい、と目線を逸らす。 (そんなことがたびたびあった。いつもふかいだった。きもちがわるかった。) そんなことがたびたびあった。いつも不快だった。気持ちが悪かった。 (そのおとこが、いまさらすきだったなんていってきても、へんじはきまっていた。) その男が、今さら好きだったなんて言ってきても、返事は決まっていた。 (はっきりとことわられてしょっくをうけたようだったが、) はっきりと断られてショックを受けたようだったが、 (しばらくうつむいていたかとおもうと、へびがかまくびをもたげるようにゆっくりと) しばらく俯いていたかと思うと、蛇が鎌首をもたげるようにゆっくりと (かおをあげ、ぞっとすることをいったのだ。) 顔をあげ、ゾッとすることを言ったのだ。 (「かみをください」) 「髪をください」 (くちのうごきとともに、くびがうなずきをくりかえすようにじょうげした。) 口の動きとともに、首が頷きを繰り返すように上下した。 (「せめて、おもいでに」) 「せめて、思い出に」 (そういうのだ。おおげさではなく、ふるえあがった。) そう言うのだ。大げさではなく、震え上がった。 (「いやですよ。かみはおんなのいのちですから」) 「いやですよ。髪は女の命ですから」 (と、さいしょはじょうだんめかしてごまかそうとしたが、) と、最初は冗談めかしてごまかそうとしたが、 (それでのりきれそうなきがしないことにきづき、やがてさけぶようにいった。) それで乗り切れそうな気がしないことに気づき、やがて叫ぶように言った。 (「やめてください」) 「やめてください」 (おとこはひるんだようすをもみせず、おなじことばをくりかえした。) 男は怯んだ様子をも見せず、同じ言葉を繰り返した。 (そして「いっぽんでもいいんです」とこんがんするようなしぐさをみせた。) そして「一本でもいいんです」と懇願するような仕草を見せた。 (かのじょは「ほんとうにやめてください」といいすてて、) 彼女は「本当にやめてください」と言い捨てて、 (そのばをにげるようにさったが、おいすがってはこなかった。) その場を逃げるように去ったが、追いすがってはこなかった。 (しかしほっとするまもなく、それからだいがくであうたびにかみのけをもとめられた。) しかしホッとする間もなく、それから大学で会うたびに髪の毛を求められた。 (「かみをください」と、ねとつくようなこえで。) 「髪をください」と、ねとつくような声で。 (かれとおなじよんかいせいのせんぱいにそうだんしたが、おとこのせんぱいは「いいじゃないか、) 彼と同じ四回生の先輩に相談したが、男の先輩は「いいじゃないか、 (かみのけのいっぽんくらい」といって、さもどうでもよさそうなようすで) 髪の毛の一本くらい」と言って、さもどうでもよさそうな様子で (とりあってくれず、おんなのせんぱいは) 取り合ってくれず、女の先輩は (「むだむだ。あいつ、おもいこんだらほんとにしつこいから。) 「無駄無駄。あいつ、思い込んだらホントにしつこいから。 (まあでもかみくらいならましじゃない?へんたいてきなきゃらだけど、) まあでも髪くらいならマシじゃない?変態的なキャラだけど、 (そこからえすかれーとするようなどきょうもないし」といった。) そこからエスカレートするような度胸もないし」と言った。
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