意味がわかると怖い話12!
「消えたメッセージ」
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(だいがくせいのぼくは、あるひすまほのなかにみおぼえのないめもをみつけた。)
大学生の僕は、ある日スマホの中に見覚えのないメモを見つけた。
(たいとるは、「あしたのじぶんへ」だった。)
タイトルは、「明日の自分へ」だった。
(じぶんでかいたきおくはない。)
自分で書いた記憶はない。
(きになってひらいてみると、そこにはみじかいぶんしょうがのこされていた。)
気になって開いてみると、そこには短い文章が残されていた。
(「このめもをみつけたら、すぐにいえをでてください」)
「このメモを見つけたら、すぐに家を出てください」
(いみがわからなかった。)
意味が分からなかった。
(いたずらかとおもってさくじょしようとした。)
いたずらかと思って削除しようとした。
(でも、そのしたにつづきがあった。)
でも、その下に続きがあった。
(「りゆうをかくにんしようとしないでください」)
「理由を確認しようとしないでください」
(「ぜったいにうしろをふりかえらないでください」)
「絶対に後ろを振り返らないでください」
(せすじがさむくなった。)
背筋が寒くなった。
(だれがこんなものをのこしたのか。)
誰がこんなものを残したのか。
(じぶんのすまほなのに、じぶんがしらないめもがある。)
自分のスマホなのに、自分が知らないメモがある。
(きみがわるくなりながらも、ぼくはげんかんへむかった。)
気味が悪くなりながらも、僕は玄関へ向かった。
(くつをはこうとしたしゅんかん、すまほがふるえた。)
靴を履こうとした瞬間、スマホが震えた。
(あたらしいめもがついかされていた。)
新しいメモが追加されていた。
(「いま、げんかんにむかいましたね」)
「今、玄関に向かいましたね」
(ぼくのてがとまった。)
僕の手が止まった。
(つづきがひょうじされる。)
続きが表示される。
(「だいじょうぶです」)
「大丈夫です」
など
(「まだきづかれていません」)
「まだ気づかれていません」
(しんぞうがおおきくなった。)
心臓が大きく鳴った。
(だれかがぼくのこうどうをみている。)
誰かが僕の行動を見ている。
(そうおもった。)
そう思った。
(ふるえるてで、さいごのぶんしょうをみる。)
震える手で、最後の文章を見る。
(そこには、「でも、もうおそいです」)
そこには、「でも、もう遅いです」
(「あなたはきのうもおなじことをしました」)
「あなたは昨日も同じことをしました」
(とかかれていた。)
と書かれていた。
(ぼくはあわててすまほのひづけをかくにんした。)
僕は慌ててスマホの日付を確認した。
(めもがさくせいされたにちじ。)
メモが作成された日時。
(それはきょうではなかった。)
それは今日ではなかった。
(きのうのごぜんさんじ。)
昨日の午前三時。
(そのじかん、ぼくはたしかにねていた。)
その時間、僕は確かに寝ていた。
(そしてさいごに、あたらしいつうちがとどいた。)
そして最後に、新しい通知が届いた。
(「おもいだしましたか?」)
「思い出しましたか?」
(「あなたはまいあさ、きおくをけしています」)
「あなたは毎朝、記憶を消しています」