〜感動系物語〜 お前が居るから、俺は... 拾参
ひっさびっさ、ですねッ!ひっさびっさ→久々
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問題文
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(「それって、きみのなまえきめていいってこと!?」)
「それって、君の名前決めていいってこと!?」
(「ぼく、なづけのせんすあるんだよね!」)
「僕、名付けのセンスあるんだよね!」
(なづけのせんすがあることはじじつ。)
名付けのセンスがあることは事実。
(あかるくふるまうのはにがて。)
明るく振る舞うのは苦手。
(でも、かれにはできた。)
でも、彼にはできた。
(でも、まだかれははんしんはんぎらしい。)
でも、まだ彼は半信半疑らしい。
(「はぁ!?いらねえにきまってんだよ!」)
「はぁ!?いらねえに決まってんだよ!」
(「だいたい、みずしらずのおまえに、なんでそんなけんりがあるんだよ!」)
「大体、見ず知らずのお前に、なんでそんな権利があるんだよ!」
(けんりはない。が、つけてあげたい。)
権利はない。が、つけてあげたい。
(それに、なまえをつければ、「ぷれぜんと」をあげられる。)
それに、名前をつければ、「プレゼント」をあげられる。
(かれにとって、「はじめてのぷれぜんと」かもしれない。)
彼にとって、「初めてのプレゼント」かもしれない。
(「えー?なんてよべばいいかわからないじゃん。」)
「えー?なんて呼べばいいかわからないじゃん。」
(「それに、これからさき、だいじになっていくぞ~?」)
「それに、これから先、大事になっていくぞ〜?」
(なまえは、せかいいちだいじで、せかいでひとつしかないもの。)
名前は、世界一大事で、世界で一つしか無いもの。
(そんなものがなくなるのは...。)
そんなものがなくなるのは...。
(すると、かれはじぶんのかおをふるえるてでゆびさした。)
すると、彼は自分の顔を震える手で指差した。
(「お...おまえは...このかおみて、なにもおもわねえのかよ。」)
「お...お前は...この顔見て、何も思わねえのかよ。」
(「ばけものだって、おもわねえのかよ。」)
「バケモノだって、思わねえのかよ。」
(かれはふるえるこえでいった。きえいりそうなこえだった。)
彼は震える声で言った。消え入りそうな声だった。
(よっぽどきにしていて、いいたくなかったのだろう。)
よっぽど気にしていて、言いたくなかったのだろう。
など
(「ひとは、がいけんよりなかみ。おまえは、やさしいはず。」)
「人は、外見より中身。お前は、優しいはず。」
(だれにでも、やさしいところはある。)
誰にでも、優しいところはある。
(ぼくはそうしんじている。)
僕はそう信じている。
(...)
...
(にんげんは、ぜんあくがあわさってできているから、にんげんなんだ。)
人間は、善悪が合わさってできているから、人間なんだ。
(すると、かれはあかずらになってしたをむいてしまった。)
すると、彼は赤面になって下を向いてしまった。
(そうして、ひかるものがゆかにいってきおちた。)
そうして、光るものが床に一滴落ちた。
(ぼくはきゃっぷのうえから、ぽんとてをのせた。)
僕はキャップの上から、ポンと手を乗せた。
(「ってことで、まずはなまえぎめするね!いいでしょ?きょひけんなし!」)
「ってことで、まずは名前決めするね!いいでしょ?拒否権なし!」
(そうあかるくふるまうと、かれはすこし。)
そう明るく振る舞うと、彼は少し。
(ほんのすこしだけ、かおをあげた。)
ほんの少しだけ、顔をあげた。