知った
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歌詞(問題文)
(たろうはせんそうをしらない)
太郎は戦争を知らない
(そのおそろしさをしらない)
その恐ろしさを知らない
(むごたらしさをしらない)
むごたらしさを知らない
(だからせんそうへのにくしみもしらない)
だから戦争へのにくしみも知らない
(それはちちやそふのしる)
それは父や祖父の知る
(とおいむかしのものがたり)
遠いむかしのものがたり
(そんなたろうがせんそうをしった)
そんな太郎が戦争を知った
(いちまいのしゃしんをみて)
一枚の写真を見て
(しょうねんは)
少年は
(はだしのまま)
はだしのまま
(ぼろをまとい)
ぼろをまとい
(どろにまみれ)
どろにまみれ
(うでからちをしたたらせ)
うでから血をしたたらせ
(ちちをうばわれ)
父をうばわれ
(ははをころされ)
母をころされ
(いえをやかれ)
家をやかれ
(ひとりのこされ)
ひとり残され
(べとなむのつちにたつ)
ベトナムの土に立つ
(めにはなみだではなくいかりがあふれ)
目には涙ではなく怒りがあふれ
(くちもとからきこえるのはむごんのさけび)
口もとから聞こえるのは無言のさけび
(ちちをかえせ)
父をかえせ
(ははをかえせ)
母をかえせ
(いえをかえせ)
家をかえせ
(つちをかえせ)
土をかえせ
(そこくをかえせ)
祖国をかえせ
(おまえはおまえのくにへかえれ)
おまえはおまえの国へかえれ！
(しゅんかん)
しゅん間！
(たろうはまぼろしをみた)
太郎はまぼろしを見た
(ひをふくじゅう)
火をふく銃
(もんどりうって)
もんどりうって
(べとなむのつちにたおれるしょうねん)
ベトナムの土にたおれる少年
(よせ)
よせ！
(やめろ)
やめろ！
(そのとき)
その時
(たろうはしった)
太郎は知った
(せんそうを)
戦争を
(まなつのたいようにきらめいて)
真夏の太陽にきらめいて
(みなみへとぶじぇっとき)
南へ飛ぶジェット機
(あっ)
あっ！
(たろうはきづいた)
太郎は気づいた
(べとなむのそらはにほんのそらに)
ベトナムの空は日本の空に
(つづいてるんだ)
つづいてるんだ