CANDY
自分の恥をさらすことにしかならないと思っていたんです、前までは。だけど今は、自分が経験した出来事に限って言えば、負の感情はなくなったんですよ。もちろんイヤな経験だったけど、イヤだったな、と普通に言えるようになって。友達とご飯食べながらでも話せるようになったし、曲に書こうとも思えるようになったんです。変わったのか成長したのか分からないけど、何かしら、前と違う自分になった気がしたんですね。だから書こうと思った。それが正直な意見です。“イジメよ、なくなれ”とかキレイ事まで僕はまだ歌おうと思わないけど、現状のテレビや新聞に載っているイジメ問題に対して、憤りを感じていることも確かです。
今、学校でイジメられている子も、その学校は世界のほんのちっちゃな場所でしかなくて、イジメられた経験も忘れようと思えば忘れることもできると思うんです。もちろん負の感情はねちっこく残るし、やられたことについて自問自答も繰り返される。だけどイジメない人達にも、いくらでも出会えるんです。思いもよらないぐらい優しい人や良い人と。僕はそういう出会いも経験できた。それはなんでかっていうと、そういう人がただいただけなんです。そしてイジメる人もただいただけ。僕はいろんな人と巡り会っただけなんです。だから、今、イジメられている人も、生きてさえいれば、いくらでも巡り会えると思うんです。自分は身を持って経験できた人間だから、胸を張って言えるんですよ。死なないで良かったと。途中で諦めることは絶対に間違っている。生きてさえいれば、自分が思いもよらないぐらい幸せがやってくる。いつかそう言えたらいいなと思っているんですよ。この「CANDY」では、そこまでは言ってないですが、あの出来事、人間がそうする仕組みについて、自分の経験したことについても興味があって、そこに自分なりのスポットライトを当てたかったんです。
高橋 優 ※extice.MUSIC インタビューより(抜粋)
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歌詞(問題文)
(それははれたひるさがりのありふれたできごと)
それは晴れた昼下がりのありふれた出来事
(ずこうのじゅぎょうでふうけいがをかいていたときのできごと)
図工の授業で風景画を描いていたときの出来事
(このいろきゃんでぃみたいだねとだれかがわらった)
「この色キャンディみたいだね」と誰かが笑った
(ほんとだ、えのぐじゃないみたいだねとべつのだれかもわらった)
「ほんとだ、絵の具じゃないみたいだね」と別の誰かも笑った
(そのふではぼくのくちもとにさしだされ)
その筆は僕の口元に差し出され
(ほらなめてみろよとおんなはわらった)
「ほら舐めてみろよ」と女は笑った
(あらがうよりもおうじるほうがいたくされないと)
抗うよりも応じる方が痛くされないと
(ぼくはしってたぼくはしってた)
僕は知ってた 僕は知ってた
(したたかなひとになろうとちかっただれにもきたいなどしなかった)
強かな人になろうと誓った 誰にも期待などしなかった
(あのひとたちがただしいならぼくはせかいでもてきにまわそう)
あの人たちが正しいなら 僕は世界でも敵に回そう
(あいはどんなあじでしょうかゆうじょうはどんなかたちでしょうか)
愛はどんな味でしょうか? 友情はどんな形でしょうか?
(まいにちのようにさしだされたきゃんでぃのあじをぼくはわすれない)
毎日のように差し出された キャンディの味を僕は忘れない
(それはあめがふりだしたゆうぐれどきのできごと)
それは雨が降りだした夕暮れ時の出来事
(げこうちゅうたいせつにしていたかさをひらいたときのできごと)
下校中大切にしていた傘を開いたときの出来事
(あめのひもたのしめるようにとははがかってくれた)
雨の日も楽しめるようにと母が買ってくれた
(だいすきなきゃらくたーがおおきくぷりんとされたかさ)
大好きなキャラクターが大きくプリントされた傘
(きのえだでたたかれていくつもあながあいてた)
木の枝で叩かれていくつも穴があいてた
(このほうがおまえによくにあうとわらわれた)
「この方がお前によく似合う」と笑われた
(それいじょうきずつけられるのをみていたくなくて)
それ以上傷つけられるのを見ていたくなくて
(ぼくもわらったぼくもわらった)
僕も笑った 僕も笑った
(にくしみのいろにそまらないようにばかなおとなにならないように)
憎しみの色に染まらないように 馬鹿な大人にならないように
(あのひとたちがなにをしてもやりかえすことだけはしなかった)
あの人たちが何をしても やり返すことだけはしなかった
(かわべのつちにかさはうめたおとしてながされたことにした)
川辺の土に傘は埋めた 落として流されたことにした
(まいにちのようにくうそうのできごとをかぞくにはなしてはわらっていた)
毎日のように空想の出来事を 家族に話しては笑っていた
(それでもせかいはまわりつづけてたどんなこともきのうになった)
それでも世界は回り続けてた どんなことも'昨日'になった
(なみだもあのいたみさえもこわいほどわすれられるとしった)
涙もあの痛みさえも 怖いほど忘れられると知った
(したたかにいきていこうとちかったこれはくりかえさぬためのうた)
強かに生きていこうと誓った これは繰り返さぬための歌
(おいつめうばうのがせいぎならぼくはせかいでもてきにまわそう)
追いつめ奪うのが正義なら 僕は世界でも敵に回そう
(あいはどんなあじでしょうかゆうじょうはどんなかたちでしょうか)
愛はどんな味でしょうか? 友情はどんな形でしょうか?
(まいにちのようにさしだされたきゃんでぃのあじをぼくはわすれない)
毎日のように差し出されたキャンディの味を僕は忘れない