ちょっと難しい四字熟語とその説明－１－

(ういてんぺんよのすべてのものがたえずへんかししばらくのあいだおなじじょうたいにあること)

有為転変 世のすべてのものが絶えず変化し しばらくの間同じ状態にあること

(たいげんきょせいぜんとくをこころにとどめてただしいたちばにみをおくこと)

体元居正　善徳を心にとどめて正しい立場に身を置くこと

(さんぜんせかいこのよのすべてぜんうちゅう)

三千世界 この世のすべて　全宇宙

(いちにちせんりさいのうがすぐれていることのたとえ)

一日千里 才能が優れていることのたとえ

(うんでいばんりふたつのもののさがおおきいこときょくたんにちがうもののたとえ)

雲泥万里 二つのものの差が大きいこと 極端に違うもののたとえ

(しぶんごれつばらばらにぶんれつしてちつじょとういつをうしないみだれているようす)

四分五裂 ばらばらに分裂して秩序　統一を失い 乱れている様子

(にりつはいはんふたつのめいだいがたがいにむじゅんしてりょうりつしないじこむじゅんにおちいること)

二律背反 二つの命題が互いに矛盾して両立しない 自己矛盾に陥ること

(めんじゅうふくはいめんとむかってはふくじゅうしていながらはらのなかでははいはんしているようす)

面従腹背 面と向かっては服従していながら 腹の中では背反しているようす

(しゅうしゅそうめんかおかたちをかざらないことのたとえ)

囚首喪面 顔かたちを飾らないことのたとえ

(せんりょいっしつどんなにこうりょしたつもりでもおもいがけないしっぱいがあること)

千慮一失 どんなに考慮したつもりでも 思いがけない失敗があること

(うむそうせいゆうとむのようにこのよのものはすべてそうたいてきなかんけいにあること)

有無相生 有と無のように この世のものはすべて相対的な関係にあること

(さんしすいめいさんすいのけしきがきよらかでうつくしいこと)

山紫水明 山水の景色が清らかで美しいこと

(ぶんぽうりせきじんしんがくんしゅからはなれることそしきがほうかいしてちりぢりになること)

分崩離析 人心が君主から離れること 組織が崩壊して散り散りになること

(こくびゃくぶんめいものごとのぜひやぜんあくなどのくべつがはっきりしているさま)

黒白分明 物事の是非や善悪などの区別がはっきりしているさま

(ちょうめいふうきちょうじゅでざいさんがありしかもみぶんがたかいこと)

長命富貴 長寿で財産があり しかも身分が高いこと

(すんてつさつじんごくみじかいことばであいてのきゅうしょをつくこと)

寸鉄殺人 ごく短い言葉で相手の急所を突くこと

(けんぼうじゅっすうさまざまなけいりゃくをめぐらすひとをあざむくためのたくらみはかりごと)

権謀術数 さまざまな計略を巡らす 人を欺くためのたくらみ はかりごと

(ひゃっかそうめいいろいろなたちばのがくしゃがじゆうにろんそうするさま)

百家争鳴 いろいろな立場の学者が自由に論争するさま

(じゅうこうちょうだいおおきくてじゅうりょうかんのあるようす)

重厚長大 大きくて重量感のある様子

(たいざんめいどうおおきいやまがうなりをはっしてゆれうごくおおきなさわぎのたとえ)

大山鳴動 大きい山がうなりを発して揺れ動く 大きな騒ぎのたとえ