バレンタイン長文全文
結構素敵な文章が多いのでタイピングもモチベーションが上がりそうです。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | あつこ | 3476 | D | 4.0 | 86.9% | 556.6 | 2277 | 342 | 61 | 2024/11/05 |
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問題文
(くらすにじぶんにきがあるおんなのこがいるとともだちにいわれた。)
クラスに自分に気がある女の子がいると友達に言われた。
(これはちょこれーとのよかん。)
これはチョコレートの予感。
(いもうといがいのじょしからはじめてもらえるかもしれない。)
妹以外の女子から初めてもらえるかもしれない。
(くらすのなかをみわたしてみてもだれなのかまるでわからない。)
クラスの中を見渡してみても誰なのかまるでわからない。
(きがあるというのはほんとうなのか。)
気があるというのは本当なのか。
(このままきたいしていていいのか。)
このまま期待していていいのか。
(もらうときはなんていえばいいんだろう。)
貰うときはなんて言えばいいんだろう。
(れんしゅうしておいたほうがいいかな。)
練習しておいたほうがいいかな。
(ああ、どきどきしてきた。)
ああ、ドキドキしてきた。
(こうこうせいのころはあんなにどきどきしたばれんたいんも、)
高校生の頃はあんなにドキドキしたバレンタインも、
(しゃかいじん5ねんともなると、)
社会人5年ともなると、
(ときめきのかけらもないいべんとだ。)
ときめきのかけらもないイベントだ。
(じょせいのすくないしょくばではあたりまえのようにきたいされる。)
女性の少ない職場では当たり前のように期待される。
(やすいほうからかぞえて2ばんめのちょこをかごにどんといれてれじにならぶ。)
安い方から数えて2番めのチョコをカゴにどんと入れてレジに並ぶ。
(だれがぎりちょこなんてはじめたのだろう。)
誰が義理チョコなんて始めたのだろう。
(もらうほうはうれしいのだろうか。)
貰う方は嬉しいのだろうか。
(かちょうのまんめんのえがおがあたまにうかんできた。)
課長の満面の笑顔が頭に浮かんできた。
(はじめてぱぱにちょこれーとをあげたのは7さいのとき。)
初めてパパにチョコレートをあげたのは7歳のとき。
(ままといっしょにつくったちょこれーとをあじみしていたら、)
ママと一緒に作ったチョコレートを味見していたら、
(おいしくてなんこもたべてしまった。)
美味しくて何個も食べてしまった。
(きがつくとちいさいのがひとつのこっていただけだった。)
気がつくと小さいのがひとつ残っていただけだった。
(それでもぱぱはすごくおおげさによろこんでくれた。)
それでもパパはすごく大げさに喜んでくれた。
(ほわいとでーにはおおきなぬいぐるみをぷれぜんとしてくれてうれしかった。)
ホワイトデーには大きなぬいぐるみをプレゼントしてくれて嬉しかった。
(はるにはとつぐからことしがさいごのばれんたいんだね。)
春には嫁ぐから今年が最後のバレンタインだね。
(にぎりしめたちょこがとけそうなくらいきんちょうしている。)
握りしめたチョコが溶けそうなくらい緊張している。
(もうすぐそつぎょうだからぜったいにわたさなきゃいけない。)
もうすぐ卒業だから絶対に渡さなきゃいけない。
(わたしのおもいをつたえたい。)
わたしの想いを伝えたい。
(あなたをおもっていたことをしってほしい。)
あなたを想っていたことを知ってほしい。
(なかなかこうどうできないじぶんをしんゆうがつきそってせなかをおしてくれた。)
なかなか行動できない自分を親友が付き添って背中を押してくれた。
(きっとまっかなかおをしていたとおもう。)
きっと真っ赤な顔をしていたと思う。
(あたまのなかがまっしろでなんていったのかおぼえていない。)
頭の中が真っ白でなんて言ったのか覚えていない。
(あれから5ねんいっしょになれてよかった。)
あれから5年一緒になれてよかった。
(ちょこずきのわたしにはこのじきのでぱちかはさいこうにたのしいばしょとなる。)
チョコ好きの私にはこの時期のデパ地下は最高に楽しい場所となる。
(どのみせもじまんのちょこのししょくをどんどんすすめてくれる。)
どの店も自慢のチョコの試食をどんどん勧めてくれる。
(ふかいこげちゃいろのちいさなつぶがくちのなかでとけると、)
深い焦げ茶色の小さな粒が口の中で溶けると、
(かかおのあまいかおりがひろがる。)
カカオの甘い香りが広がる。
(あっちのみせ、こっちのみせとししょくはつづく。)
あっちの店、こっちの店と試食は続く。
(なんどもあじみをしていちばんおいしかったちょこをかってかえる。)
何度も味見をして一番美味しかったチョコを買って帰る。
(もちろんじぶんのためだ。)
もちろん自分のためだ。
(こんなおいしいものをだれかにあげるなんてとんでもない。)
こんな美味しいものを誰かにあげるなんてとんでもない。
(おいしい。)
美味しい。
(さいのうあるよ。)
才能あるよ。
(そういってくれたのはせんぱいだった。)
そういってくれたのは先輩だった。
(はじめてつくったばれんたいんちょこ。)
初めて作ったバレンタインチョコ。
(おもいをこめてつくったのにうけとってもらえなかった。)
想いを込めて作ったのに受け取ってもらえなかった。
(すてようとおもったけど、)
捨てようと思ったけど、
(せっかくつくったのだからぶかつのみんなにたべてもらった。)
せっかく作ったのだから部活のみんなに食べてもらった。
(ろくにあじみもしていなかったけど、)
ろくに味見もしていなかったけど、
(じぶんでたべてもおいしいとおもった。)
自分で食べても美味しいと思った。
(それがわたしがぱてぃしえになったきっかけだった。)
それが私がパティシエになったきっかけだった。
(ちょこをちょこっとちょうだい。)
チョコをちょこっとちょうだい。
(またかちょうのばれんたいんちょこようきゅうだじゃれがはじまった。)
また課長のバレンタインチョコ要求だじゃれが始まった。
(このじきになるとかならずやるのだ。)
この時期になると必ずやるのだ。
(ちょっとこれどう、)
ちょっとこれどう、
(ちょっとこれとう、)
ちょっとこれとう、
(ちょっこれいとう。)
ちょっこれいとう。
(だれかとめてくれ。)
誰か止めてくれ。
(ちきゅうのまわりにあるほうしゃせんたいってしってる、)
地球の回りにある放射線帯って知ってる、
(ばんあれんたいっていうんだよ。)
バンアレン帯っていうんだよ。
(これがばれんたいんでーまでつづくのだ。)
これがバレンタインデーまで続くのだ。
(しかたがないことしもぎりでちょこっとあげよう。)
仕方がない今年も義理でちょこっとあげよう。