強盗と花束
大人気ロックバンド「ヨルシカ」の 1st EP
「創作(Creation)」より、
「強盗と花束」です。
作詞 : n-buna 作曲 : n-buna
句読点・スペース : なし
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歌詞(問題文)
(あるあさぼくはきづいたんですが)
ある朝、僕は気付いたんですが
(おもったよりもそふぁがせまい)
思ったよりもソファが狭い
(おかねがたりないわけでもないけど)
お金が足りないわけでもないけど
(かぐやはせいかつけんがい)
家具屋は生活圏外
(そうしてぼくはおもったんですが)
そうして僕は思ったんですが
(となりのいえならとほいっぷん)
隣の家なら徒歩一分
(なんとかなるとおもった)
何とかなると思った
(ぼくはほうちょうをもった)
僕は包丁を持った
(なんにもみたされないなら)
何にも満たされないなら
(いこうぼくらでぜんぶうばうのさ)
行こう、僕らで全部奪うのさ
(かみみたいなりせいなんてほらとばしてしまえ)
紙みたいな理性なんてほら、飛ばしてしまえ
(かみさまほんとうにこのよのぜんぶがひとにやさしいんだったら)
神様、本当にこの世の全部が人に優しいんだったら
(すこしくらいはぼくらにくれたっていいじゃないですか)
少しくらいは僕らにくれたっていいじゃないですか
(あるひるぼくはおもったんですが)
ある昼、僕は思ったんですが
(しにゆくあなたにはなをあげたい)
死にゆく貴方に花を上げたい
(おかねがたりないどころかないから)
お金が足りないどころか無いから
(はなたばはよさんけんがい)
花束は予算圏外
(そうしてぼくはきづいたんですが)
そうして僕は気付いたんですが
(となりのはなやはていきゅうび)
隣の花屋は定休日
(ぬすめばいいとおもった)
盗めばいいと思った
(ぼくはしんごうをまった)
僕は信号を待った
(わらえまじめなかおですましてる)
笑え、真面目な顔で澄ましてる
(じつはあんたもまともじゃないのさ)
実はあんたもまともじゃないのさ
(かねにならないじょうしきなんてもうわすれてしまえ)
金にならない常識なんてもう、忘れてしまえ
(ひとのいたみがたにんにわかるかよ)
他人の痛みが他人にわかるかよ
(ひゃくねんたてばだれでもほねだ)
百年経てば誰でも骨だ
(きょうくらいはぼくらもまちがっていいじゃないですか)
今日くらいは僕らも間違っていいじゃないですか
(あるよるぼくはわかったんですが)
ある夜、僕はわかったんですが
(これからさきにはゆめがない)
これから先には夢が無い
(あなたがいなくなるなんて)
貴方が居なくなるなんて
(かんがえたこともなかった)
考えたこともなかった
(はなやのしゅじんはやさしかった)
花屋の主人は優しかった
(けどぬすんだことすらとがめない)
けど盗んだことすら咎めない
(ごうとうとはなたばになにかのちがいがあるのですか)
強盗と花束に何かの違いがあるのですか
(それなにかがちがうのですか)
それ、何かが違うのですか
(なんにもみたされないなら)
何にも満たされないなら
(いこうぼくらでぜんぶうばうのさ)
行こう、僕らで全部奪うのさ
(ごみみたいなりせいなんてほらとばしてしまえ)
塵みたいな理性なんてほら、飛ばしてしまえ
(かみさまほんとうにこのよのぜんぶがひとにやさしいんだったら)
神様、本当にこの世の全部が人に優しいんだったら
(すこしくらいはぼくらにくれたっていいじゃないですか)
少しくらいは僕らにくれたっていいじゃないですか
(すこしくらいはぼくらをさばいたっていいじゃないですか)
少しくらいは僕らを裁いたっていいじゃないですか
(あるあさぼくはきづいたんですが)
ある朝、僕は気付いたんですが
(おもったよりもせかいはひろい)
思ったよりも世界は広い
(どりょくがたりないわけでもないのに)
努力が足りないわけでもないのに
(なんにもみのらずけんがい)
何にも実らず圏外
(しごとをやめておもったんですが)
仕事を辞めて思ったんですが
(あんしんなんてどこにもない)
安心なんて何処にも無い
(おわったほうがいまだまし)
終わった方が未だ増し
(そふぁがちいさくみえた)
ソファが小さく見えた