古事記上巻・速須佐之男命4
古事記上巻・速須佐之男命の読み下し文
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問題文
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(ここにあまてらすおほみかみ、あやしとおもほして、あめのいはやとをほそめにひらきて、)
ここに天照大御神、怪しと以為ほして、天の石屋戸を細めに開きて、
(うちよりのりたまひしく、あがこもりますによりて、あめのはらおのづからくらく、)
内より告りたまひしく、吾が隠りますによりて、天の原自ら闇く、
(またあしはらのなかつくにもみなやみとおもふを、なにのゆえにか、あめのうずめはあそびをし、)
また葦原中国も皆闇と以為ふを、何由にか、天宇受売は楽をし、
(またやほよろづのかみももろもろわらへるとのりたまひき。)
また八百万の神も諸咲へるとのりたまひき。
(ここにあめうずめまをししく、いましみことにましてたふときかみいます。)
ここに天宇受売白ししく、汝命に益して貴き神坐す。
(かれ、よろこびわらひあそぶぞとまをしき。)
故、歓喜び咲ひ楽ぶぞとまをしき。
(かくまをすまに、あめのこやねのみこと、ふとたまのみこと、そのかがみをさしいだして、)
かく言す間に、天児屋命、布刀玉命、その鏡を指し出して、
(あまてらすおほみかみにみせまつるとき、あまてらすおほみかみ、いよいよあやしとおもほして、)
天照大御神に示せ奉る時、天照大御神、いよいよ奇しと思ほして、
(ややとよりいでてのぞみますときに、)
稍戸より出でて臨みます時に、
(そのかくりたてりしあめのたぢからをのかみ、そのみてをとりてひきいだす、)
その隠り立てりし天手力男神、その御手を取りて引き出す、
(すなはちふとたまのみこと、しりくめなはをそのみしりへにひきわたしてまをししく、)
即ち布刀玉命、尻くめ縄をその御後方に控き渡して白ししく、
(これよりうちになかえりいりそとまをしき。)
これより内にな還り入りそとまをしき。
(かれ、あまてらすおほみかみいでまししとき、たかまがはらもあしはらのなかつくにも、おのづからてりあかりき。)
故、天照大御神出でましし時、高天原も葦原中国も、自ら照り明りき。