古事記上巻・速須佐之男命6

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古事記上巻・速須佐之男命の読み下し文

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(ここにはやすさのをのみこと、すなはちゆつつまぐしにそのをとめをとりなして、)

ここに速須佐之男命、すなはち湯津爪櫛にその童女を取り成して、

(おほみみづらにさして、そのあしなづちてなづちのかみにのりたまひしく、)

御美豆良に刺して、その足名椎手名椎神に告りたまひしく、

(なれどもは、やしほをりのさけをかみ、またかきをつくりもとほし、そのかきにやかどをつくり、)

汝等は、八塩折の酒を醸み、また垣を作り廻し、その垣に八門を作り、

(かどごとにやさずきをゆひ、そのさずきごとにさかぶねをおきて、)

門毎に八桟敷を結ひ、その桟敷毎に酒船を置きて、

(ふねごとにそのやしほをりのさけをもりてもちてよとのりたまひき。)

船毎にその八塩折の酒を盛りて待ちてよとのりたまひき。

(かれ、のりたまひしまにまに、かくまうけそなへてまちしとき、そのやまたのをろち、)

故、告りたまひし随に、かく設け備へて待ちし時、その八俣大蛇、

(まことにいひしがごときつ。すなはちふねごとにおのがかしらをたれて、)

信に言ひしが如来つ。すなはち船毎に己が頭を垂入れて、

(そのさけをのみき。ここにのみよひてとどまりふしねき。)

その酒を飲みき。ここに飲み酔ひて留まり伏し寝き。

(ここにはやすさのをのみこと、そのはかせるとつかのつるぎをぬきて、)

ここに速須佐之男命、その御佩せる十拳剣を抜きて、

(そのをろちをきりはふりたまひしかば、ひのかはちになりてながれき。)

その蛇を切り散りたまひしかば、肥河血に変りて流れき。

(かれ、そのなかのををきりたまひしとき、みはかしのはかけき。)

故、その中の尾を切りたまひし時、御刀の刃毀けき。

(ここにあやしとおもほして、みはかしのさきもちてさしさきてみたまへば、)

ここに怪しと思ほして、御刀の前もちて刺し割きて見たまへば、

(つむがりのたちありき。)

都牟刈の大刀ありき。

(かれ、このたちをとりて、あやしきものとおもほして、あまてらすおほみかみにまをしたてまつれり。)

故、この大刀を取りて、異しき物と思ほして、天照大御神に白し上れり。

(こはくさなぎのたちなり。)

こは草薙の大刀なり。

(かれここをもちてそのはやすさのをのみこと、みやつくるべきところをいづものくににまぎたまひき。)

故ここをもちてその速須佐之男命、宮造作るべき地を出雲国に求ぎたまひき。

(ここにすがのところにいたりましてのたりたまひしく、)

ここに須賀の地に到りまして詔りたまひしく、

(あれここにきて、あがみこころすがすがしのりたまひて、)

吾此地に来て、我が御心すがすがしのりたまひて、

(そこにみやをつくりてましき。かれ、そこをばいまにすがといふ。)

其地に宮を作りて坐しき。故、其地をば今に須賀と云ふ。

(このおほかみ、はじめてすがのみやをつくりたまひしとき、そこよりくもたちのぼりき。)

この大神、初めて須賀の宮を作りたまひし時、其地より雲立ち騰りき。

など

(ここにみうたをよみたまひき。)

ここに御歌を作みたまひき。

(そのうたは、やくもたついづもやへがきつまごみにやへがきつくるそのやへがきをぞ。)

その歌は、八雲立つ出雲八重垣妻篭みに八重垣作るその八重垣をぞ。

(ここにそのあしなづちのかみをよびて、なはわがみやのたびとたれとのりたまひ、)

ここにその足名椎神を喚びて、汝は我が宮の首任れと告りたまひ、

(またなをおほせて、いなだのみやぬしすがのやつみみのかみとなづけたまひき。)

また名を負せて、稲田宮主須賀之八耳神と号けたまひき。

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