バスカヴィル家の犬8
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ごじょうさとる | 4744 | C++ | 5.1 | 92.4% | 1143.3 | 5910 | 486 | 85 | 2024/12/01 |
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問題文
(でかけるのか、わとそん?なにかてだすけすることがなければ)
「出かけるのか、ワトソン?」「何か手助けすることがなければ」
(いや、わとそん、きみにたすけてほしいのは、かつどうのばめんだ。しかしこのじけんは)
「いや、ワトソン、君に助けて欲しいのは、活動の場面だ。しかしこの事件は
(すばらしい。いくつかのてんからみてほんとうにどくとくだ。ぶらっどりーのまえをとおったら)
素晴らしい。いくつかの点から見て本当に独特だ。ブラッドリーの前を通ったら
(いちばんつよいしゃぐたばこをいちぽんどはいたつするようにたのんでくれ。ありがとう。)
一番強いシャグタバコを一ポンド配達するように頼んでくれ。ありがとう。
(もしなにかつごうをつけてゆうがたまでもどらないようにしてもらえば、なおたすかるな。)
もし何か都合をつけて夕方まで戻らないようにしてもらえば、なお助かるな。
(そうすればぼくは、けさはんだんをゆだねられたこのさいこうにおもしろいじけんにかんして、)
そうすれば僕は、今朝判断をゆだねられたこの最高に面白い事件に関して、
(いろいろなかんがえをけんとうしてみたい きょくどのせいしんしゅうちゅうをようするばあい、ほーむずにとって)
色々な考えを検討してみたい」極度の精神集中を要する場合、ホームズにとって
(ひとりきりになるのがふかけつということは、よくわかっていた。そのあいだ、かれは)
一人切りになるのが不可欠ということは、よく分かっていた。その間、彼は
(すべてのしょうこをひとつひとつけんとうし、いろいろなりろんをこうちくし、おたがいをひかくし、)
すべての証拠を一つ一つ検討し、色々な理論を構築し、お互いを比較し、
(どのてんがほんしつてきようそで、どのてんがじゅうようでないかをはんていする。このため、わたしは)
どの点が本質的要素で、どの点が重要でないかを判定する。このため、私は
(いちにちじゅうくらぶですごし、よるになるまでべいかーがいにはもどらなかった。)
一日中クラブで過ごし、夜になるまでベイカー街には戻らなかった。
(わたしがもういちどいまにもどってきたのは、ほとんどくじちかくだった。わたしはとびらを)
私がもう一度居間に戻ってきたのは、ほとんど九時近くだった。私は扉を
(あけたしゅんかん、かじがおきたとおもった。へやにはけむりがじゅうまんし、てーぶるのうえの)
開けた瞬間、火事が起きたと思った。部屋には煙が充満し、テーブルの上の
(らんぷのひかりがぼやけてみえた。しかしいっぽへやのなかにはいって、ひとあんしんした。)
ランプの光がぼやけて見えた。しかし一歩部屋の中に入って、一安心した。
(ただよっていたのは、しげきしゅうのするつよいやすたばこのけむりだったからだ。それがのどにきて)
漂っていたのは、刺激臭のする強い安煙草の煙だったからだ。それが喉に来て
(せきがではじめた。もやのむこうに、くろいくれいぱいぷをくわえ、がうんをきて)
咳が出始めた。もやの向こうに、黒いクレイパイプをくわえ、ガウンを着て
(あんらくいすにまるまったほーむずのすがたがぼんやりとみえた。そのまわりに、まるめたかみが)
安楽椅子に丸まったホームズの姿がぼんやりと見えた。その回りに、丸めた紙が
(いくつかおいてあった。かぜか、わとそん?かれはいった。ちがう、この)
いくつか置いてあった。「風邪か、ワトソン?」彼は言った。「違う、この
(ゆうがいなくうきだ いわれてみるとこいようだな こいよ!これは)
有害な空気だ」「言われてみると濃いようだな」「濃いよ!これは
(がまんできない じゃ、まどをあけろ!いちにちじゅうくらぶにいたようだな)
我慢できない」「じゃ、窓を開けろ!一日中クラブにいたようだな」
(ほーむず!あたったか?そのとおりだ。しかしいったい?)
「ホームズ!」「当たったか?」「その通りだ。しかしいったい....?」
(わたしがとうわくしたかおをすると、かれはほほえんだ。きみはいつでもたのしいおとこだな、)
私が当惑した顔をすると、彼は微笑んだ。「君はいつでも楽しい男だな、
(わとそん。だからぼくは、きみのめいわくもかえりみず、どんなちょっとしたのうりょくでも)
ワトソン。だから僕は、君の迷惑も顧みず、どんなちょっとした能力でも
(つかってみたくなるんだ。ひとりのしんしがこさめのふるあしもとのわるいひにでかける。)
使ってみたくなるんだ。一人の紳士が小雨の降る足元の悪い日に出かける。
(かれはよる、すこしもよごれずかえってくる。ぼうしもくつもぴかぴかだ。かれはしたがって)
彼は夜、少しも汚れず帰ってくる。帽子も靴もぴかぴかだ。彼はしたがって
(ずっとおくないにいた。かれはしんみつなゆうじんがいないおとこだ。では、かれがいきえたばしょは)
ずっと屋内にいた。彼は親密な友人がいない男だ。では、彼が行きえた場所は
(どこだろうか?めいはくじゃないか?たしかにめいはくだな せかいはだれひとり)
どこだろうか?明白じゃないか?」「確かに明白だな」「世界は誰一人
(きづかないめいはくなことでいっぱいだ。ぼくがどこにいっていたとおもう?きみもずっと)
気づかない明白な事で一杯だ。僕がどこに行っていたと思う?」「君もずっと
(ここにいたんだろう いやいや。ぼくはでヴぉんしゃーにいってきた。)
ここにいたんだろう」「いやいや。僕はデヴォンシャーに行って来た。」
(れいこんでか?そのとおりだ。ぼくのにくたいはこのひじかけいすにのこり、)
「霊魂でか?」「その通りだ。僕の肉体はこの肘掛け椅子に残り、
(みるもむざんなことに、ぼくがいないあいだにおおきなぽっと2はいのこーひーと、)
見るも無惨なことに、僕がいない間に大きなポット2杯のコーヒーと、
(ものすごいりょうのたばこをしょうひしていた。きみがでていってから、ぼくはすたんふぉーどに)
物凄い量の煙草を消費していた。君が出て行ってから、僕はスタンフォードに
(こうやのもんだいのぶぶんのそくりょうちずをはいたつさせた。そしてぼくのれいはこのうえをいちにちじゅう)
荒野の問題の部分の測量地図を配達させた。そして僕の霊はこの上を一日中
(ただよっていた。じまんじゃないが、このあたりのみちはどこでもわかるように)
漂っていた。自慢じゃないが、このあたりの道はどこでも分かるように
(なったよ だいしゅくしゃくちずなんだろうな?ものすごいやつだ かれはひとつのくかくを)
なったよ」「大縮尺地図なんだろうな?」「ものすごい奴だ」彼は一つの区画を
(ひろげ、ひざのうえにおいた。いまわれわれがとくにかんしんをよせているちいきがここだ。)
広げ、膝の上に置いた。「今我々が特に関心を寄せている地域がここだ。
(まんなかにあるのがばすかヴぃるかんだ もりにかこまれているいえか?そのとおり。)
真中にあるのがバスカヴィル館だ」「森に囲まれている家か?」「その通り。
(いちいのこみちはたぶん、 そういうなまえはのっていないが 、このせんにそって)
イチイの小道はたぶん、―そういう名前は載っていないが―、この線に沿って
(のびているにちがいない。きみもわかるとおり、そのみぎがわはこうやだ。)
伸びているに違いない。君も分かるとおり、その右側は荒野だ。
(このちょっとしたたてもののしゅうらくは、われらがゆうじんもーてぃまーいしのしれいほんぶがある)
このちょっとした建物の集落は、我らが友人モーティマー医師の指令本部がある
(ぐりんぺんのむらだ。このはんけいごまいるないは、みてのとおり、ほんとうにまばらにいえが)
グリンペンの村だ。この半径五マイル内は、見ての通り、本当にまばらに家が
(てんざいしているだけだ。これがらふたーかん、これははなしにでてきたな。ここにいえの)
点在しているだけだ。これがラフター館、これは話に出てきたな。ここに家の
(しるしがある。これはれいのはくぶつがくしゃのいえかもしれないな。もしぼくのきおくがただしければ)
印がある。これは例の博物学者の家かもしれないな。もし僕の記憶が正しければ
(すていぷるとん、というなまえだった。ここにこうやののうかがにけんあるな。)
ステイプルトン、という名前だった。ここに荒野の農家が二軒あるな。
(はいとーとふぁうるまいあか。それから14まいるはなれて、ぷりんすたうんに)
ハイ・トーとファウルマイアか。それから14マイル離れて、プリンスタウンに
(おおきなけいむしょがある。こういうてんざいするちてんのあいだもそのしゅうへんも、さびれたふもうの)
大きな刑務所がある。こういう点在する地点の間もその周辺も、さびれた不毛の
(こうやがひろがっている。さあ、ここがひげきがじょうえんされるぶたいだ。そしてここが、)
荒野が広がっている。さあ、ここが悲劇が上演される舞台だ。そしてここが、
(われわれがつぎのしばいのてだすけをできるかもしれないばしょだ あれたとち)
我々が次の芝居の手助けを出来るかもしれない場所だ」「荒れた土地
(なんだろうな そうだ。ぶたいせっていはもうしぶんなしだな。もしあくまがひとにてだしを)
なんだろうな」「そうだ。舞台設定は申し分なしだな。もし悪魔が人に手出しを
(したいとねがうなら じゃあきみもちょうしぜんてきせつめいにかたむきつつあるんだな)
したいと願うなら....」「じゃあ君も超自然的説明に傾きつつあるんだな」
(あくまのてさきはちとにくをもっているかもしれないだろう?さいしょからふたつのぎもんが)
「悪魔の手先は血と肉を持っているかもしれないだろう?最初から二つの疑問が
(われわれをまちかまえている。ひとつめは、さいしゅうてきになんらかのはんざいがおこなわれたのか)
我々を待ち構えている。一つ目は、最終的に何らかの犯罪が行われたのか
(どうか、ふたつめは、はんざいはなにで、どのようにおこなわれたのかだ。もちろん、)
どうか、二つ目は、犯罪は何で、どのように行われたのかだ。もちろん、
(もーてぃまーいしのすいそくどおり、つうじょうのしぜんほうそくのそとにいるちからをあいてに)
モーティマー医師の推測どおり、通常の自然法則の外にいる力を相手に
(するのなら、われわれのでるまくはない。しかし、これをさいごのよりどころにするまえに、)
するのなら、我々の出る幕はない。しかし、これを最後の拠り所にする前に、
(それいがいのかせつをすべてだしつくすひつようがある。もしきみがよければ、このまどはもう)
それ以外の仮説を全て出し尽くす必要がある。もし君がよければ、この窓はもう
(いちどしめるよ。おかしなはなしだが、のうしゅくしたくうきはしこうのしゅうちゅうをたすけるとおもう。)
一度閉めるよ。おかしな話だが、濃縮した空気は思考の集中を助けると思う。
(ぼくはかんがえるとき、はこのなかにはいろうとまではおもわないが、このしんねんを)
僕は考える時、箱の中に入ろうとまでは思わないが、この信念を
(つきつめていけばそうなるな。きみはこのじけんをかんがえてみたか?ああ、きょう)
突き詰めていけばそうなるな。君はこの事件を考えてみたか?」「ああ、今日
(いちにちじゅうしっかりかんがえた どうはんだんする?ひじょうにとうわくしている)
一日中しっかり考えた」「どう判断する?」「非常に当惑している」
(これはたしかにどくとくのとくちょうをもっている。ほかにはないてんがみられる。たとえば)
「これは確かに独特の特徴を持っている。他にはない点が見られる。例えば
(あしあとのへんかだ。これをどうおもう?もーてぃまーは、こみちのそのぶぶんは)
足跡の変化だ。これをどう思う?」「モーティマーは、小道のその部分は
(つまさきだってあるいたと、いっていたな かれはそうさのときにどこかのばかが)
爪先立って歩いたと、言っていたな」「彼は捜査の時にどこかの馬鹿が
(はなしたことをくりかえしているだけだ。なぜこみちをつまさきだってあるかなければ)
話した事を繰り返しているだけだ。なぜ小道を爪先立って歩かなければ
(ならんのだ?ではなんだ?かれははしっていた、わとそん、ひっしで)
ならんのだ?」「では何だ?」「彼は走っていた、ワトソン、....必死で
(はしっていたのだ。いのちがけではしった。しんぞうがはれつするまではしり、うつぶせに)
走っていたのだ。命懸けで走った。心臓が破裂するまで走り、うつ伏せに
(たおれた なにからにげていたんだ?それがもんだいだ。かれがはしりだすまえから)
倒れた」「何から逃げていたんだ?」「それが問題だ。彼が走り出す前から
(きょうふでしょうきをうしなっていたちょうこうがある なぜそういえる?ぼくはかれがきょうふを)
恐怖で正気を失っていた兆候がある」「なぜそう言える?」「僕は彼が恐怖を
(おぼえたものは、こうやからきたとそうていしている。もしそうだとすれば、 その)
覚えたものは、荒野から来たと想定している。もしそうだとすれば、―その
(かのうせいがいちばんたかいが 、いえにむかわずに、はんたいほうこうにはしるのはしょうきをうしなった)
可能性が一番高いが―、家に向かわずに、反対方向に走るのは正気を失った
(にんげんだけだ。じぷしーのしょうげんがただしいとすれば、かれはたすけをさけびながら、)
人間だけだ。ジプシーの証言が正しいとすれば、彼は助けを叫びながら、
(もっともたすけがいなさそうなほうこうにはしったことになる。さらにあのよる、かれはだれを)
最も助けがいなさそうな方向に走ったことになる。さらにあの夜、彼は誰を
(まっていたのか。そしてなぜかれはじぶんのいえでまつのではなくいちいのこみちで)
待っていたのか。そしてなぜ彼は自分の家で待つのではなくイチイの小道で
(まっていたのか きみはかれがだれをまっていたとかんがえているのか?かれは)
待っていたのか」「君は彼が誰を待っていたと考えているのか?」「彼は
(としをとりたいりょくがなかった。よるにさんぽをするのはわかる。しかしそのよる、じめんは)
歳をとり体力がなかった。夜に散歩をするのは分かる。しかしその夜、地面は
(ぬかるみ、あれもようだった。もーてぃまーいしが、そうぞういじょうのえいびんなかんかくで、)
ぬかるみ、荒れ模様だった。モーティマー医師が、想像以上の鋭敏な感覚で、
(はまきのはいからすいりしたように、さーちゃーるずが5ふんから10ぷんもたっていた)
葉巻の灰から推理したように、サー・チャールズが5分から10分も立っていた
(というのは、しぜんなことだろうか しかしまいばんさんぽするしゅうかんだった)
というのは、自然なことだろうか」「しかし毎晩散歩する習慣だった
(そうじゃないか かれがこうやにつながるもんでまいばんたちどまったというのは、)
そうじゃないか」「彼が荒野につながる門で毎晩立ち止まったというのは、
(ありそうもないとおもう。それどころか、かれはこうやをさけていたけいせきがある。)
ありそうもないと思う。それどころか、彼は荒野を避けていた形跡がある。
(かれはそのよる、そんなばしょでまっていた。しかも、それはろんどんにしゅっぱつする)
彼はその夜、そんな場所で待っていた。しかも、それはロンドンに出発する
(ぜんやだ。りんかくがみえてきたな、わとそん。すじがとおりはじめたぞ。ばいおりんを)
前夜だ。輪郭が見えてきたな、ワトソン。筋が通り始めたぞ。バイオリンを
(とってもらえないか。このけんにかんして、これいじょうかんがえるのはやめにしよう。)
取ってもらえないか。この件に関して、これ以上考えるのはやめにしよう。
(あしたのあさ、もーてぃまーいしとさーへんりーばすかヴぃるにあうという)
明日の朝、モーティマー医師とサー・ヘンリー・バスカヴィルに会うという
(ぜっこうのきかいまではな)
絶好の機会まではな」