変わらない場所

(まどのむこうかぜにゆれるめぶきはじめたきぎに)

窓の向こう　風に揺れる芽吹き始めた木々に

(ながれてゆくきせつをかんじながら)

流れてゆく季節を感じながら

(きょうもまたここであたたかなひをあびて)

今日もまた此処で暖かな陽を浴びて

(みなれたけしきをながめるゆるやかなときのながれ)

見慣れた景色を眺める　緩やかな時の流れ

(なんにもいわなくてもつどうなかまかわしあうあいさつ)

何も言わなくても集う仲間　交わし合う挨拶

(えがおもなみだもはれのひもあめのひも)

笑顔も涙も　晴れの日も雨の日も

(たくさんのきょうをかさねてきたぼくらのいばしょ)

沢山の「今日」を重ねてきた僕らの居場所

(きっとかわりつづけてくぼくらのどんなみらいも)

きっと変わり続けてく僕らのどんな未来も

(おかえりってむかえてくれるかわらないばしょ)

『おかえり』って迎えてくれる　変わらない場所

(おどろくほどうまくいったりぜんぜんだめだったり)

驚くほど上手くいったり　全然駄目だったり

(ひとはみんなゆれうごくまいにちをころばないように)

人は皆　揺れ動く毎日を転ばないように

(ばらんすをとりながらじぶんをすこしずつかえてく)

バランスを取りながら自分を少しずつ変えてく

(めまぐるしいときのながれであいもわかれもある)

めまぐるしい時の流れ　出逢いも別れもある

(たびだつきみすこしさみしいけれど)

旅立つ君　少し寂しいけれど

(いつだってここにたちよっていいんだよ)

いつだって此処に立ち寄っていいんだよ

(つぎにこのどあをひらくのはどんなきみだろう)

次にこのドアを開くのはどんな君だろう？

(ずっとみまもっていたよきみのつよさもよわさも)

ずっと見守っていたよ　君の強さも弱さも

(だからかたのちからぬいてありのままでいいんだ)

だから肩の力抜いて　ありのままでいいんだ

(きっとかわりつづけてくぼくらのどんなみらいも)

きっと変わり続けてく僕らのどんな未来も

(やさしくうけとめてくれるかわらないばしょ)

優しく受け止めてくれる　変わらない場所