Schwarzweiβ ～霧の向こうに繋がる世界

(ひかりがほしくてくらやみにてをのばす)

光が欲しくて 暗闇に手を伸ばす

(めざめをまっていたのはみしらぬせかい)

目醒めを待っていたのは 見知らぬ世界

(そしてむねにゆらめくだれかのえがおを)

そして胸に揺らめく 誰かの笑顔を

(だいたままにさまよいながらも)

抱いたままに 彷徨いながらも

(すすむおとこはゆくてをさえぎるきりを)

進む男は行く手を遮る霧を

(なぎはらうきずなおもいだす・・・)

薙ぎ払う絆 憶い出す……

(いえじのゆめをえがきそらをこえるものがたり)

家路の幻像を描き 空を越える物語

(くろいないと・・・しろいぶりーず・・・かれはうたう)

黒い宵…白い息…彼は詩う

(むくなつぼみのありすへと・・・)

無垢な蕾の愛娘へと……

(おもいをこめてもことばはときにむりょくで)

想いを込めても 言葉は時に無力で

(こうどうしたものだけがしんじつをつかむ)

行動した者だけが 真実を掴む

(かくてむねにきらめくしょうじょのけついは)

かくて胸に煌めく 少女の決意は

(かいをたぐりかなたへこぎだし)

槢を手繰り 彼方へ漕ぎ出し

(きょぞうをうつしあいてをまどわすきりを)

虚像を映し 相手を惑わす霧を

(ふりはらうつよさてにいれる・・・)

振り払う強さ 手に入れる……

(まよいのゆめをぬけるどあをさがすものがたり)

迷いの幻想を抜ける 扉を探す物語

(くろいわーむ・・・しろいみすと・・・かのじょはいどむ)

黒い蟲…白い霧…彼女は挑む

(むじひなもりのまりすへと・・・)

無慈悲な森の悪意へと……

(であいのかずだけつながるすとーりー)

出会いの数だけ 繋がる冒険譚

(がすとにのってあとりえにとどくだろう)

一陣の風に乗って 箱庭に届くだろう

(であえるよいつかああひとりじゃないから)

出会えるよ何時か 嗚呼 孤独じゃないから

(こんなんなみちでもきょうがさいていでも)

困難な途でも 今日が最低でも

(わらうならきっと・・・)

笑うならきっと……

(やがてむねにきらめくかれらのねがいは)

やがて胸に煌めく 冒険者達の願いは

(つばさをひろげてせかいをめぐり)

翼を広げて 世界を廻り

(ちらばるきぼうをあつめすべてをへだてるきりを)

散らばる希望を集め 全てを隔てる霧を

(ふきはらうひかりときはなつ・・・)

吹き払う光 解き放つ……

(しゅヴぁるつヴぁいす)

Schwarzweiβ

(びゃくやのゆめのようなとわをつむぐものがたり)

白夜の幻想のような 永遠を紡ぐ物語

(くろいえっじ・・・しろいあっしゅ・・・ぼくはかえる)

黒い刃…白い灰…運命は還る

(きみのひとみのいりすへと・・・)

女神の瞳の虹彩へと……