黒死館事件69

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小栗虫太郎の作品です。
句読点以外の記号は省いています。

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問題文

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(いよいよさいごのきりふだをだすことにするかな。ところでこのしゃしんは、かりりよんしつの)

「いよいよ最後の切札を出すことにするかな。ところでこの写真は、鐘鳴器室の

(ずじょうにひらいているじゅうにきゅうのえんげまどなんだが、ぼくはいちべつするとどうじに、)

頭上に開いている十二宮の円華窓なんだが、僕は一瞥すると同時に、

(きがついた。これもまた、かたふぁるこじゅうじかとどうよう、せっけいしゃくろーど・でぃぐすびいが)

気がついた。これもまた、棺龕十字架と同様、設計者クロード・ディグスビイが

(のこしたくりぷとぐらふぃーだ と。なぜなら、つうれいでは、はるぶんてんのあるありえすがえんの)

残した秘密記法だ――と。何故なら、通例では、春分点のある白羊宮が円の

(ちゅうしんになっているのだけれども、これにはかぷりこるぬすがかわっている。また、じゅうおうに)

中心になっているのだけれども、これには磨羯宮が代っている。また、縦横に

(はせちがっているじぐざぐのくうげきにも、かりりよんのざんきょうをかんわするというせいのういがいに)

馳せ違っているジグザグの空隙にも、鐘鳴器の残響を緩和するという性能以外に

(なんらかのいみがなくてはならぬとかんがえたからだ。ところがくましろくん、)

なんらかの意味がなくてはならぬと考えたからだ。ところが熊城君、

(がんらいぞーでぃあっくなんてものは、こらいからありふれているめいしんじょうのさんぶつにすぎない。)

元来十二宮なんてものは、古来からありふれている迷信上の産物にすぎない。

(だいいち、もじあんごうではないのだから、かんじんのきい・うぁーどをはっけんするのにひつような)

第一、文字暗号ではないのだから、肝腎の秘密ABCを発見するのに必要な

(しりょうが、これにはてんであたえられていないのだ。しかし、ぼくは)

資料が、これにはてんで与えられていないのだ。しかし、僕は

(らんじい まくべす、じいヴぃるじゅなどとならぶしどうのたいか。1918ねん、)

ランジイ(マクベス、ジイヴィルジュ等と並ぶ斯道の大家。一九一八年、

(cryptographie をはっぴょうす じゃないがね。かていす という)

“Cryptographie”を発表す)じゃないがね。仮定す――という

(かんようごは、まさにかいどくかにとってきんかぎょくじょうにひとしいとおもうのだよ。なぜなら)

慣用語は、まさに解読家にとって金科玉条に等しいと思うのだよ。何故なら

(ヴぃるごとかれおとかいうように、ぞーでぃあっくのふごうはあるけれども、ぼくは)

処*女宮とか獅子宮とか云うように、十二宮固有の符号はあるけれども、僕は

(かばりずむをそれにあててみたのだ。つまり1881ねんのぽぐろむのさいに、)

猶太釈義法をそれに当てて見たのだ。つまり一八八一年の猶太人虐殺の際に、

(ぽーらんどぐろじすくのまちのじゅうがぞーでぃあっくにひかりをあてて、となりむらにききゅうを)

波蘭グロジスクの町の猶太人が十二宮に光を当てて、隣村に危急を

(しらせたというしじつがあるほどだし・・・・・・、それに、ぶくすとるふ よはんまたは)

しらせたという史実があるほどだし……、それに、ブクストルフ(ヨハンまたは

(よはねす、1564 1629。すいすばーぜるのひと。そのことともに)

ヨハネス、一五六四―一六二九。瑞西バーゼルの人。その子とともに

(だいへぶらいがくしゃ の で・あぶれヴぃあとぅりす・へぶらいきす みると、それには、athbashほう・)

大ヘブライ学者)の「希伯来略語考」見ると、それには、Athbash法・

(albamほう・atbakhほう athbashほう へぶらいabcの)

Albam法・Atbakh法(Athbash法―ヘブライABCの

など

(だいいちじあれふのかわりに、そのさいごのじたうをあて、まただいにいのべーとのかわりに)

第一字アレフの代りに、その最後の字タウを当て、また第二位のベートの代りに

(さいしゅうからにばんめのしんをあて、いかそれにじゅんずるきほう。)

最終から二番目のシンを当て、以下それに準ずる記法。

(albamほう へぶらいabcをふたつにくぶんし、あれふのかわりにこうはんの)

Albam法―ヘブライABCを二つに区分し、アレフの代りに後半の

(だいいちじらめどをあてるほうほう。atbakhほう かくもじを、そのすういのじゅんに)

第一字ラメドを当てる方法。Atbakh法―各文字を、その数位の順に

(したがっておきかえるほうほう をはじめ、てんもんさんすうにかんするかばらがしるされている。)

従って置き換える方法)をはじめ、天文算数に関する数理義法が記されている。

(そして、こだいへぶらいのてんもんかが、れおのだいかまがたとかヴぃるごのだいかまがたとか)

そして、古代希伯来の天文家が、獅子宮の大鎌形とか処女宮の大鎌形とか

(ヴぃるごのyじけいなどに、へぶらいもじのあるものをあてていたというきろくが)

処*女宮のY字形などに、希伯来文字の或るものを当てていたという記録が

(のこっているからだ。もちろんそのなかには、げんざいのあるふぁべっとにごげんを)

残っているからだ。もちろんその中には、現在のABCに語源を

(なすものがある。けれども、ぞーでぃあっくぜんぶとなると、そういうけいたいなふごうの)

なすものがある。けれども、十二宮全部となると、そういう形体な符号の

(しるされてないものがよっつあって、そこでぼくは、おもいがけないしょうへきに)

記されてないものが四つあって、そこで僕は、思いがけない障壁に

(ぶつかってしまったのだよ。しかし、ゆだやしきひきほうをれきしてきにたどってゆくと、)

打衝ってしまったのだよ。しかし、猶太式秘記法を歴史的にたどってゆくと、

(じゅうろくせいきになって、ゆだやろうどうくみあいとふりーめーそんけっしゃ)

十六世紀になって、猶太労働組合とフリーメーソン結社

(ふりーめーそんけっしゃ 。しゅうちのめいしょうなれども、このけっしゃのほんたいはひみつかいぎに)

(フリーメーソン結社――。衆知の名称なれども、この結社の本体は秘密会議に

(あり、それがあからさまなるがゆだやてきだんたいであることは、めーそんきょうかいのゆかに)

あり、それが明白なるが猶太的団体であることは、メーソン教会の床に

(だびでのたて のずをぬりつぶしたものをえがき、また、それがじょうぎとこむぱすの)

「ダビデの楯」の図を塗り潰したものを描き、また、それが定規とコムパスの

(めーそんきぞうにもぼたいとなり、さらに、しぼうこうこくらんをかざるやつぼしがたが、ゆだやきょうかいの)

メーソン記象にも母体となり、さらに、死亡広告欄を飾る八星形が、猶太教会の

(さいしょくがらすまどにもちいられているのをみてもあきらかなり あんごうほうのなかに、)

彩色硝子窓に用いられているのを見ても明らかなり)暗号法の中に、

(そのかけたぶぶんをおぎなうものがはっけんされたのだ。ねえくましろくん、おどろくべきことには、)

その欠けた部分を補うものが発見されたのだ。ねえ熊城君、驚くべきことには、

(このぞーでぃあっくのなかに、ゆだやひみつきほうしのぜんぶがたたきこまれている。そうなると、)

この十二宮の中に、猶太秘密記法史の全部が叩き込まれている。そうなると、

(あのふかかいなじんぶつくろーど・でぃぐすびいをうえーるすうまれのじゅうだとするに)

あの不可解な人物クロード・ディグスビイをウエールス生れの猶太だとするに

(いぎはあるまい。ことばをかえていうと、このじけんにはいんけんりょうようのせかいにわたり、)

異議はあるまい。言葉を換えて云うと、この事件には隠顕両様の世界にわたり、

(ふたりのじゅうがあらわれていることになるのだよ とそれからのりみずは、)

二人の猶太人が現われていることになるのだよ」とそれから法水は、

(いちいちせいざのかたちにへぶらいもじをあてながら、ぞーでぃあっくのかいどくをはじめた。)

一々星座の形に希伯来文字を当てながら、十二宮の解読を始めた。

(すなわち、さぎったりうすのゆみにはへぶらいもじ shin 、すこるぴうすには)

すなわち、人馬宮の弓にはヘブライ文字「SHIN」、天蝎宮には

(へぶらいもじ lamed 、ヴぃるごのyじけいにはへぶらいもじ ayin)

ヘブライ文字「LAMED」、処*女宮のY字形にはヘブライ文字「AYIN」

(れおのおおかまがたにはへぶらいもじ yod 、げみにのふたごのかたぐみには)

獅子宮の大鎌形にはヘブライ文字「YOD」、双子宮の双児の肩組みには

(へぶらいもじ he 、もちろんたうるすは、しゅせいあるでばらんのへぶらいしょう)

ヘブライ文字「HE」、勿論金牛宮は、主星アルデバランの希伯来称

(あれふ どおりに、だいいちいのあれふとなる。それからぴすけすは、)

「神の眼」どおりに、第一位のアレフとなる。それから双魚宮は、

(かるであしょうけいもじにぎょけいのごげんがあってへぶらいもじ nun 。そして、)

カルデア象形文字に魚形の語源があってヘブライ文字「NUN」。そして、

(さいごのあくありあすのみずがめがたへぶらいもじ tav となって、それで、)

最後の宝瓶宮の水瓶形がヘブライ文字「TAV」となって、それで、

(けいたいてきかいどくのぜんぶがおわるのである。さてそうしてから、そのやっつのへぶらいもじを)

形体的解読の全部が終るのである。さてそうしてから、その八つの希伯来文字を

(それぞれにごげんをなしているげんざいのabcにかえてゆくと いかききの)

それぞれに語源をなしている現在のABCに変えてゆくと(以下既記の

(じゅんじょどおり、けっきょくs.l.aa.i.h.a.n.t.と)

順序どおり)、結局(S. L. Aa. I. H. A. N. T.)と

(なるけれども、まだ、ぞーでぃあっくには、かぷりこぬるす・りぷら・かんせる・ありーすと、)

なるけれども、まだ、十二宮には、磨羯宮・天秤宮・巨蟹宮・白羊宮と、

(いじょうのしざがのこされている。それにのりみずは、じょうずどおりのふりーめーそん)

以上の四座が残されている。それに法水は、上図どおりのフリーメーソン

(abcをあてたのだ。それによると、かぷりこるぬすのlけいがb、りぷらのちょうほうけいがd、)

ABCを当てたのだ。それによると、磨羯宮のL形がB、天秤宮の長方形がD、

(かんけるのしかくけいがr、そして、ありーすの がeとなる。それを、さらにのりみずは)

巨蟹宮の□<・形がR、そして、白羊宮のΠがEとなる。それを、さらに法水は

(ふりーめーそんあんごうのもうひとつのほうであるじぐざぐしき じぐざぐきほう 。)

フリーメーソン暗号のもう一つの法である交錯線式(ジグザグ記法―。

(このほうほうは、あてねのせんじゅつかえーねあすが、じちょpoliorcetesちゅうの)

この方法は、アテネの戦術家エーネアスが、自著 Poliorcetes中の

(だいさんじゅういっしょうにきさいせしにはじまる。ほうがんしにabcをにんいにはいれつし、それをせんぽうに)

第三十一章に記載せしに始まる。方眼紙にABCを任意に排列し、それを先方に

(つうじておいて、つうしんは、それをつらねるじぐざぐのせんのみをもってす をもちいて、)

通じて置いて、通信は、それを連らねるジグザグの線のみを以てす)を用いて、

(かぷりこるぬすのbからはじまっているせんじょうのくうげきをたどっていった。そうして、ついに)

磨羯宮のBから始まっている線状の空隙を辿っていった。そうして、ついに

(こんらんをせいりして、きい・うぁーどのはいれつをととのえることができた。そこに、けんじと)

混乱を整理して、秘密ABCの排列を整えることが出来た。そこに、検事と

(くましろは、ふいにめいろのかなたであんこくかいのなかにさしこんできたひとすじのこうみょうを)

熊城は、不意に迷路の彼方で闇黒界の中に差し込んできた一条の光明を

(みとめたのであった。そのこうごうしいひかりは、このじけんにはんざいげんじつとしてあらわれた、)

認めたのであった。その神々しい光は、この事件に犯罪現実として現われた、

(じっしにあまるひごうりせいを、かならずやてんぷくするものにそういないのである。のりみずの)

十指にあまる非合理性を、必ずや転覆するものに相違ないのである。法水の

(きょうたんすべきかいせきによって、こくしかんさつじんじけんは、ついにぜつぼうしされていたしゅうまくに)

驚嘆すべき解析によって、黒死館殺人事件は、ついに絶望視されていた終幕に

(はいったのではあるまいか。なぜなら、そのかいとうがbehind stairs)

入ったのではあるまいか。何故なら、その解答が Behind stairs

(すなわちだいかいだんのうらだったからだ。かいどくをおわるとのりみずはしずかにいった。)

すなわち大階段の裏だったからだ。解読を終ると法水は静かに云った。

(そこで、だいかいだんのうら といういみをせんさくしてみたが、それには、ほとんど)

「そこで、大階段の裏――という意味を詮索してみたが、それには、ほとんど

(ぎわくをさしはさむよちはない。あそこには、てれーずにんぎょうをいれてあるへやと、)

疑惑を差し挾む余地はない。あそこには、テレーズ人形を入れてある室と、

(それにとなりあっているこべやしかないからだ。それに、おそらくそのかいとうも、)

それに隣り合っている小部屋しかないからだ。それに、恐らくその解答も、

(おおじだいなぼーでるヴぃっつふうけいにすぎまいとおもうね かくしど、こうどう。ははははは、)

大時代な秘密築城風景にすぎまいと思うね――隠扉、坑道。ハハハハハ、

(だいたいどういういしで、でぃぐすびいがぞーでぃあっくにひみつきほうをのこしたろうと、)

だいたいどういう意志で、ディグスビイが十二宮に秘密記法を残したろうと、

(そんなことはこのさいもんだいではない。さあ、さっそくこれからこくしかんにいって、)

そんなことはこの際問題ではない。サア、さっそくこれから黒死館に行って、

(くりヴぉふのもでりんぐをやろうじゃないか とのりみずがすいさしをはいざらのうえで)

クリヴォフの肉附けをやろうじゃないか」と法水が喫いさしを灰皿の上で

(もみつぶすと、けんじはしょうじょのようにかおをあかくして、のりみずにいった。)

揉み潰すと、検事は少女のように顔を紅くして、法水に云った。

(ああ、きょうのきみはろばちぇふすきい ひゆーくりっどきかのそうししゃ だよ。)

「ああ、今日の君はロバチェフスキイ(非ユークリッド幾何の創始者)だよ。

(いかにも、しりうすのまきしまむ・ぱららっくすがけいさんされたのだから!いや、そのこうろうなら、)

いかにも、天狼星の最大視差が計算されたのだから!」「いや、その功労なら、

(しゅにっつらーにきしてもらおう のりみずはすこぶるしばいがかったみぶるいをして、)

シュニッツラーに帰してもらおう」法水はすこぶる芝居がかった身振をして、

(ありばい、さいしょう、けんしゅつ もうそんなものは、ういんなだいよんがくはいごのそうさほうでは)

「不在証明、採証、検出――もうそんなものは、維納第四学派以後の操作法では

(いみはない。ぷしひょあなりーぜだ。はんにんのしんけいびょうてきてんせいをさぐることと、そのきょうげんの)

意味はない。心理分析だ。犯人の神経病的天性を探ることと、その狂言の

(せかいをひとつのしんぞうきょうとしてかんさつする そのにてんにつきる。ねえはぜくらくん、)

世界を一つの心像鏡として観察する――その二点に尽きる。ねえ支倉君、

(ぜーれはひろいひとつのくにじゃないか。それはだす・かーおすでもあり、またぬーる・きゅんすとりっへす)

心像は広い一つの国じゃないか。それは混沌でもあり、またほんのり作りもの

(でもあるのだ としゅにっつらーをそっきょうてきにやきなおしたのをくちずさんでから、かれは)

でもあるのだ」とシュニッツラーを即興的に焼直したのを口吟んでから、彼は

(ひとつおおきなのびをしてたちあがった。さあくましろくん、しゅうまくのかーてんをあげて)

一つ大きな伸びをして立ち上った。「サア熊城君、終幕の緞帳を上げて

(くれたまえ。おそらくこんどのまくが、ぼくのたいかんしきになるだろうからね ところが)

くれ給え。恐らく今度の幕が、僕の戴冠式になるだろうからね」ところが

(そのとき、かっさいがいがいなばしょからおこった。とつぜんでんわのべるがなって、そのいっしゅんをさかいに)

その時、喝采が意外な場所から起った。突然電話の鈴が鳴って、その一瞬を境に

(じたいがきゅうてんしてしまった。くりヴぉふふじんにきのうされていったのりみずのちょうじんてきな)

事態が急転してしまった。クリヴォフ夫人に帰納されていった法水の超人的な

(かいせきも、このそこしれないきょうふひげきにとっては、たかがいちじょうのつヴぃっしぇんぴーるに)

解析も、この底知れない恐怖悲劇にとっては、たかが一場の間狂言に

(すぎなかったのである。のりみずは、しずかにじゅわきをおいた。そして、)

すぎなかったのである。法水は、静かに受話器を置いた。そして、

(ちのけのうせきったかおをふたりにむけて、なんともいえぬひつうなごきをはいた。)

血の気の失せきった顔を二人に向けて、なんとも云えぬ悲痛な語気を吐いた。

(ああ、ぼくはしゅらいえるまっへるじゃないがね。ねつをかたむけてくをもとめたよ、)

「ああ、僕はシュライエルマッヘルじゃないがね。熱を傾けて苦を求めたよ、

(また、ちみどろのみぶりきょうげんなんだ。それも、ひともあろうに、くりヴぉふが)

また、血みどろの身振り狂言なんだ。それも、人もあろうに、クリヴォフが

(そげきされたんだよ とひざしがかげってうすぐらくなったたいかのずのうえに、のりみずは)

狙撃されたんだよ」と陽差が翳って薄暗くなった大火之図の上に、法水は

(いつまでもくうどうなしせんをそそいでいた。あたかもそのようすは、かれがきずきあげた)

いつまでも空洞な視線を注いでいた。あたかもその様子は、彼が築き上げた

(そうだいなちしきのとうが、もろくもほうかいしつつあるさんじょうをながめているかのようであった。)

壮大な知識の塔が、脆くも崩壊しつつある惨状を眺めているかのようであった。

(のりみずのれきしてきたいぐん これこそ、そうさしじょうくうぜんともいうすぺくたくるではないか。)

法水の歴史的退軍――これこそ、捜査史上空前ともいう大壮観ではないか。

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