空とぶかばん 2
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問題文
(むすこは、かばんにのっておしろへとんでいき、)
息子は、かばんに乗ってお城へ飛んでいき、
(てらすからおうじょさまのへやにしのびこみました。)
テラスから王女様の部屋に忍び込みました。
(おひるねしているおうじょさまのうつくしいこと。)
お昼寝している王女様の美しいこと。
(むすこはうっとりして、ついきすしてしまいました。)
息子はうっとりして、ついキスしてしまいました。
(おうじょさまはおどろいてめをさましました。)
王女様は驚いて目を覚ましました。
(むすこはあわてず、にっこりしてこういったのです。)
息子は慌てず、にっこりしてこういったのです。
(「やあ、わたしはとるこのかみさまです。)
「やあ、私はトルコの神様です。
(あなたにあいたくて、そらをとんできたのですよ。)
あなたに逢いたくて、空を飛んできたのですよ。
(おうじょさま、あなたのひとみはあおいみずうみのようです。)
王女様、あなたの瞳は青い湖のようです。
(しろいひたいは、ゆきのやま。おお、あなたはうつくしい」)
白いひたいは、雪の山。おお、あなたは美しい」
(むすこはついでにかわいいあかちゃんをはこんでくるというこうのとりのはなしもしました。)
息子はついでに可愛い赤ちゃんを運んでくるというコウノトリの話もしました。
(「まあ、たのしいおはなし」)
「まあ、楽しいおはなし」
(「きにいりましたか?それならわたしとけっこんしてください」)
「気に入りましたか?それなら私と結婚してください」
(「まあ、せっかちなかみさま。でも、いいわ。)
「まあ、せっかちな神様。でも、いいわ。
(つぎのどようびに、ここでおうさまとおきさきさまになにかおはなしをおねがいします。)
次の土曜日に、ここで王様とお妃様に何かお話をお願いします。
(おふたりはおはなしがだいすきですの。とるこのかみさまときけば)
お二人はお話が大好きですの。トルコの神様と聞けば
(きっとけっこんをゆるしてくださいますわ。おうさまはゆかいなおはなし)
きっと結婚を許してくださいますわ。王様は愉快なお話
(おきさきさまはためになるおはなしがおすきです」)
お妃様はためになるお話がお好きです」
(「わかりました。わたしのけっこんのおくりものはおとぎばなしにきめましょう」 )
「わかりました。私の結婚の贈り物はおとぎ話に決めましょう」
(むすこは、おうじょさまからおみやげにきんかをちりばめたかたなをもらったので)
息子は、王女様からお土産に金貨をちりばめた刀をもらったので
(とんでかえってりっぱながうんをかいました。 )
とんで帰って立派なガウンを買いました。
(なにしろふるいがうんをきたきりでしたからね。)
何しろ古いガウンを着たきりでしたからね。
(「さあ、これでかみさまらしくなったかな」)
「さあ、これで神様らしくなったかな」
(つぎはおはなしづくりです。むすこは、あたまをひねりちえをしぼり)
次はお話づくりです。息子は、頭をひねり知恵をしぼり
(いくばんもねずにかんがえました。)
いく晩も寝ずに考えました。
(そして、やっとこさっとこおはなしができたときは)
そして、やっとこさっとこお話ができたときは
(ちょうどもうやくそくのどようびでした。)
ちょうどもう約束の土曜日でした。
(おうさまとおきさきさまはおうじょのへやで、おちゃをのみながらまっていました。 )
王様とお妃様は王女の部屋で、お茶を飲みながら待っていました。
(「じゃあ、おはなしをきかせていただきましょうか。 )
「じゃあ、お話をきかせていただきましょうか。
(こころにのこるような、ためになるおはなしをね」と、おきさきさまがいうとおうさまは)
心に残るような、ためになるお話をね」と、お妃様が言うと王様は
(「わしはゆかいなはなしがいい。)
「わしは愉快な話がいい。
(ひとつ、おかしくてわらいころげるようなのをおねがいしたいね」)
ひとつ、おかしくて笑い転げるようなのをおねがいしたいね」
(「はい、かしこまりました」)
「はい、かしこまりました」
(しょうにんのむすこは、はなしはじめました。さあ、どんなおはなしでしょうか。)
商人の息子は、話し始めました。さあ、どんなお話でしょうか。