こうのとり 1

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問題文
(まちはずれのちいさないえのやねに、こうのとりのすがありました。)
町はずれの小さな家の屋根に、こうのとりの巣がありました。
(こうのとりのおかあさんは、このすのなかでよんわのかわいいひなをそだてていました。)
こうのとりのお母さんは、この巣の中で四羽のかわいいひなを育てていました。
(ひなたちは、かわいらしいちいさなくちばしを)
ひなたちは、かわいらしい小さなくちばしを
(すのそとにつきだしていました。)
巣の外につきだしていました。
(すこしはなれたやねのてっぺんに、しゃんとつったっているのは)
少し離れた屋根のてっぺんに、しゃんとつっ立っているのは
(こうのとりのおとうさんでした。)
こうのとりのお父さんでした。
(かたほうのあしをまげていっぽんあしでたったまま)
片方の足をまげて一本足で立ったまま
(まるで、きでほったとりのようにうごきませんでした。)
まるで、木で彫った鳥のように動きませんでした。
(「ここからみると、うちのおくさんはえらそうにみえるなあ。)
「ここから見ると、うちの奥さんは偉そうに見えるなあ。
(なんだかひとりでこどもをそだてているみたいじゃないか! )
なんだか一人で子供を育てているみたいじゃないか!
(だれがみたってごしゅじんのわしは、ぽかんとここにつったっているだけだと)
誰が見たってご主人のわしは、ぽかんとここにつっ立っているだけだと
(おもうだろう。あのえらいおくさんのめいれいでみはりにたたされているとは)
思うだろう。あのえらい奥さんの命令で見張りに立たされているとは
(きがつくまい。さあ、わしもがんばらなきゃ」そういって)
気がつくまい。さあ、わしも頑張らなきゃ」そう言って
(いっぽんあしでたちつづけているのでした。)
一本足で立ち続けているのでした。
(ちょうどすぐしたのみちで、おおぜいのこどもたちがあそんでいました。)
ちょうどすぐ下の道で、おおぜいの子供たちが遊んでいました。
(わんぱくそうなおとこのこが、こうのとりのおとうさんをみつけると)
わんぱくそうな男の子が、こうのとりのお父さんを見つけると
(こえをはりあげてふるいうたをうたいだしました。)
声を張り上げて古いうたを歌いだしました。
(すると、ほかのこどもたちもいっせいにおおごえでうたいだしたのです。)
すると、ほかの子供たちもいっせいに大声で歌いだしたのです。
(こうのとりこうのとり)
こうのとり こうのとり
(さっさとうちへとんでかえれ)
さっさとうちへ飛んで帰れ
(おまえのおくさんおまちかね)
お前の奥さんお待ちかね
(よんわのひなもおまちかね)
四羽のひなもお待ちかね
(いちばんめのはしばりくび)
一番目のはしばり首
(にばんめのはくしざしで)
二番目のは串刺しで
(さんばんめのはまるやきで)
三番目のは丸焼きで
(よんばんめのはてっぽでどん)
四番目のはてっぽでドン
(なんといじわるなうたでしょう。)
なんと意地悪な歌でしょう。
(「あのこたちがうたってるよ。ぼくたち、しばりくびやくしざしやまるやきだって」)
「あの子たちが歌ってるよ。僕たち、しばり首や串刺しや丸焼きだって」
(ひなたちがさわぐと、こうのとりのおかあさんはいいました。)
ひなたちが騒ぐと、こうのとりのお母さんは言いました。
(「きにしないの。きかなきゃいいのよ。なんでもないわ」)
「気にしないの。聞かなきゃいいのよ。なんでもないわ」
(でもおとこのこたちは、くりかえしくりかえし、うたいつづけました。)
でも男の子たちは、繰り返し繰り返し、歌い続けました。
(ただひとり、ぺーてるというおとこのこだけはどうぶつをからかってはだめだといって)
ただ一人、ペーテルという男の子だけは動物をからかってはダメだと言って
(いっしょにうたったりしませんでした。「みてごらん、おとうさんはへいきで)
一緒に歌ったりしませんでした。「見てごらん、お父さんは平気で
(しゃんとたってるでしょ。あんなうた、きにしちゃだめ」)
しゃんと立ってるでしょ。あんな歌、気にしちゃだめ」
(おかあさんにいわれても、ひなたちはうたをきくとふるえました。)
お母さんに言われても、ひなたちは歌を聞くと震えました。
(「でも、なんだかこわいよう」)
「でも、なんだかこわいよう」
(つぎのひもまた、こどもたちはうたいました。)
次の日もまた、子供達は歌いました。
(いちばんめのはしばりくび、にばんめのはくしざしで・・・)
一番目のはしばり首、二番目のは串刺しで・・・
(「ねえ、ぼくたちしばりくびにされるの?」)
「ねえ、僕たちしばり首にされるの?」
(「おばかさんね、そんなことがあるもんですか!)
「おばかさんね、そんなことがあるもんですか!
(さ、それよりもとびかたのおけいこをしましょう。)
さ、それよりも飛び方のお稽古をしましょう。
(そうすれば、のはらへとんでいってかえるとりができるわ。)
そうすれば、野原へ飛んで行って蛙取りができるわ。
(かえるはみずのなかからわたしたちをみつけると)
蛙は水の中から私たちを見つけると
(「こあっく、こあっく」ってうたいだすの。)
「コアック、コアック」って歌いだすの。
(とたんに、ぱくんとたべちゃうのよ。)
途端に、ぱくんと食べちゃうのよ。
(どんなにおいしいか、いまにわかるわ。)
どんなにおいしいか、今にわかるわ。
(たのしみにしていらっしゃい」)
楽しみにしていらっしゃい」