ゆきしろとばらべに 4
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問題文
(やがて、さっきのおおきないわがあるところにやってきました。)
やがて、さっきの大きな岩があるところにやってきました。
(すると、うつくしいたくさんのほうせきが、)
すると、美しいたくさんの宝石が、
(きらきらとゆうひをあびて、かがやいているではありませんか。)
きらきらと夕日を浴びて、輝いているではありませんか。
(そして、そのそばには、こびとがじっとばんをしていたのです。)
そして、そのそばには、こびとがじっと番をしていたのです。
(ふくろからほうせきをだし、じめんにひろげてかわかしていたのでした。)
袋から宝石を出し、地面に広げて乾かしていたのでした。
(「まあ、きれい・・・」)
「まあ、きれい・・・」
(ふたりは、じっとたちどまって、みとれてしまいました。)
二人は、じっと立ち止まって、見とれてしまいました。
(こびとはおこって、どなりました。)
こびとは怒って、どなりました。
(「さあさあ、いったり、いったり。)
「さあさあ、行ったり、行ったり。
(おまえらには、かんけいない、かんけいない。)
お前らには、関係ない、関係ない。
(ぽかんとくちをあけていないで、さっさといくんだ」)
ぽかんと口を開けていないで、さっさと行くんだ」
(そのときでした。おおきなうなりごえが、きこえてきました。)
その時でした。大きなうなり声が、聞こえてきました。
(まっくろなくまが、もりをでてこちらへむかってはしってきます。)
まっくろなくまが、森を出てこちらへ向かって走ってきます。
(「うわっ、くまだ!くまがきた!」)
「うわっ、くまだ!くまがきた!」
(こびとはおどろいてとびあがりました。)
こびとは驚いて飛び上がりました。
(じぶんのほらあなににげようとしました。)
自分のほら穴に逃げようとしました。
(けれども、くまはもう、こびとのそばにきていました。)
けれども、くまはもう、こびとのそばに来ていました。
(こびとはふるえあがってさけびました。)
こびとは震えあがって叫びました。
(「くまさん、かんべんしてください。わたしのたからは、みんなさしあげます。)
「くまさん、勘弁してください。私の宝は、みんな差し上げます。
(いのちだけは、どうぞおたすけを。こんなこびとなんかたべたってどうにもなりません)
命だけは、どうぞお助けを。こんなこびとなんか食べたってどうにもなりません
(それよりも、そこのおんなのこをつかまえたほうがいい。)
それよりも、そこの女の子をつかまえたほうがいい。
(やわらかくて、おいしいですよ。たべるなら、どうぞあいつらを!」)
やわらかくて、おいしいですよ。食べるなら、どうぞあいつらを!」
(けれど、くまはこのわるものをなぐりつけました。)
けれど、くまはこの悪者をなぐりつけました。
(すると、たったひとうちで、こびとはたおれました。)
すると、たったひとうちで、こびとは倒れました。
(おんなのこたちはとんでにげました。すると、)
女の子たちは飛んで逃げました。すると、
(「ゆきしろちゃん、ばらべにちゃん。ぼくだよ」)
「ゆきしろちゃん、ばらべにちゃん。ぼくだよ」
(ふたりはふりむきました。)
二人は振り向きました。
(「あらっ、いつかのくまさんね」)
「あらっ、いつかのくまさんね」
(くまがふたりのそばにきたとき、とつぜん、くまのけがわがはがれおちました。)
くまが二人のそばに来た時、突然、くまの毛皮がはがれおちました。
(そして、そこにはうつくしいきんのふくをきたおうじがたっています。)
そして、そこには美しい金の服を着た王子が立っています。
(「わたしは、こびとのまじないにかかって、くまにされたのです」)
「わたしは、こびとのまじないにかかって、くまにされたのです」
(やがて、ゆきしろはおうじとけっこんし、)
やがて、ゆきしろは王子と結婚し、
(ばらべには、おうじのおとうととけっこんしました。)
ばらべには、王子の弟と結婚しました。
(ふたりのおかあさんも、こどもたちのそばでしあわせにくらしました。)
二人のお母さんも、子供たちのそばで幸せに暮らしました。
(にほんのばらのきは、おしろにうつしうえられて、)
二本のばらの木は、お城に移し植えられて、
(まいとし、しろとあかのうつくしいはなをさかせました。)
毎年、白と赤の美しい花を咲かせました。