ナナ かりゆし58

(みちくさくっていこう)

道草食っていこう

(ひとつだいじなはなしがあるから)

１つ大事な話があるから

(ぽけっとのおくにしのばせたちいさなはこのなかで)

ポケットの奥に忍ばせた小さな箱の中で

(ひかるとわのちかい)

光る永久の誓い

(きみとであったのは)

君と出会ったのは

(ひどくむしあつかったなつのひ)

ひどく蒸し暑かった夏の日

(はちがつのかぜにゆれてたきみのながいかみと)

8月の風に揺れてた君の長い髪と

(よくわらうおおきなめ)

よく笑う大きな目

(つきあいはじめたころは)

付き合い始めた頃は

(わらえるくらいにかねがなくて)

笑えるくらいに金がなくて

(でーとはいつもこんびにのちゅうしゃじょう)

デートはいつもコンビニの駐車場

(ぼくがふかしたたばこのけむりがそらにきえてくのを)

ぼくが吹かしたタバコの煙が空に消えてくのを

(ながめてきみはきれいだねってつぶやいた)

眺めて君は『綺麗だね』って呟いた

(ななきづいたよ)

ナナ　気付いたよ

(たいせつなひとはこんなにもちかくにいるんだね)

大切な人はこんなにも近くにいるんだね

(ななきみだけさ)

ナナ　君だけさ

(ほかにはなにもいらないよきみがそばにいれば)

他には何もいらないよ　君がそばにいれば

(うすっぺらなさいふにきみのしゃしん)

薄っぺらなサイフに君の写真

(ときどきながめてにやついている)

時々眺めてニヤついている

(すべてをかけてでもまもるべきものをみつけたよ)

すべてをかけてでも守るべきものを見つけたよ

(つみかさねたひび)

積み重ねた日々

(ときにすれちがいきずつけあった)

時にすれ違い傷つけあった

(すなおになれずに)

素直になれずに

(きみをなんどもなかせてしまったね)

君を何度も泣かせてしまったね

(ほんとうにごめんよ)

本当にごめんよ

(ささいなことがきっかけで)

些細なことがきっかけで

(けんかしたあとにはいつも)

ケンカした後にはいつも

(いじっぱりなぼくのせなかをきみが)

意地っ張りなぼくの背中を君が

(つついてまだおこってるの？ってわらうから)

つついて「まだ怒ってるの？」って笑うから

(ぼくもつられていっしょにわらってしまったねなな)

ぼくもつられて一緒に笑ってしまったね　ナナ

(きみのつくってくれるりょうりのあじも)

君の作ってくれる料理の味も

(それをむかいあってたべるきみのかおも)

それを向かい合って食べる君の顔も

(そのあとでねそべって)

その後で寝そべって

(どらまをみながらだらだらすごしているじかんも)

ドラマを見ながらダラダラ過ごしている時間も

(なかなおりのしるしのほうようも)

仲直りのしるしの抱擁も

(きみのはにかみわらいもねぼけがおも)

君のハニカミ笑いも寝ぼけ顔も

(すべていとしいもうまよわない)

すべて愛しいもう迷わない

(だれよりもしあわせにしてみせる)

誰よりも幸せにしてみせる

(ただきみだけを)

ただ君だけを

(ななあいしてる)

ナナ　愛してる

(これからつづいていくひびをぼくとわけあってくれないか)

これから続いていく日々を僕と分け合ってくれないか

(なないつまでも)

ナナ　いつまでも

(ぼくらはずっとかわらずにてをつないでいよう)

僕らはずっと変わらずに手を繋いでいよう

(そのときもふたりのひだりてくすりゆびにひかるとわのちかい)

その時も　２人の左手　薬指に光る永久の誓い

(うけとってくれないか)

受け取ってくれないか

(このゆびわをこのあいを)

この指輪をこの愛を

(よりそってならんだ)

寄り添って並んだ

(みずいろとぴんくのはぶらし)

水色とピンクの歯ブラシ

(おはようもおやすみも)

おはようもお休みも

(きみのそばでずっとずっと)

君のそばでずっとずっと