意味がわかると怖い話 仲良くなりたい

ポイントは、「俺」がそれを自覚しているということ。死んだことに気づいていないのではなく、意図して「彼女」をこちら側に引きずり込もうとしていると、最後の一行で分かります。つまり「怪異と会話を交わしてしまうことが、引き込まれるきっかけになる」というルール。彼は自身が怪異の呼びかけに応えてしまった経験から、それを知っていたのでしょう。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ぴんく | 2583 | E | 2.7 | 94.0% | 492.4 | 1358 | 86 | 25 | 2025/03/28 |
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問題文
(おれがすむまんしょんには、えれべーたーがいっきしかない。)
俺が住むマンションには、エレベーターが1基しかない。
(それもなんだかうすぐらいし、ていいんはごにんとなっているが)
それもなんだか薄暗いし、定員は5人となっているが
(さんにんものるときゅうくつにかんじるようなてぜまなものだ。)
3人も乗ると窮屈に感じるような手狭なものだ。
(だからきもちはわかるのだが、ほかのじゅうにんとのりあわせるときに、いやなかおをしたり)
だから気持ちは分かるのだが、他の住人と乗り合わせるときに、嫌な顔をしたり
(こんでいるとあからさまにしたうちするようなやつもいて、それはどうなんだとおもっ)
混んでいるとあからさまに舌打ちするような奴もいて、それはどうなんだと思っ
(てしまう。おれがないしんねらっている、せいそなかんじのじょしだいせいっぽい)
てしまう。俺が内心狙っている、清楚な感じの女子大生っぽい
(おんなのこがいるんだけど、かのじょなんかとびらがひらいて、おれがなかにのっているのにきづく)
女の子がいるんだけど、彼女なんか扉が開いて、俺が中に乗っているのに気づく
(と、すごいかおでみてくる。おれがなにかわるいことでもしたか?)
と、すごい顔で見てくる。俺がなにか悪いことでもしたか?
(とききたくなるが、しかいにもいれたくないとばかりにこっちにせをむけてしま)
と聞きたくなるが、視界にも入れたくないとばかりにこっちに背を向けてしま
(う。まいかい、あしばやにおりるかのじょのせなかをみおくるたびに、)
う。毎回、足早に降りる彼女の背中を見送るたびに、
(おれがそんなにきにくわないならえれべーたーをつかわなきゃいいのに)
俺がそんなに気に食わないならエレベーターを使わなきゃ良いのに
(とおもうのだが、じゅっかいのじゅうにんであるかのじょとしてはそうもいかないのだろう。)
と思うのだが、10階の住人である彼女としてはそうもいかないのだろう。
(おれはこころにきめていた。いつか、ちゃんとかのじょにこえをかけよう。)
俺は心に決めていた。いつか、ちゃんと彼女に声をかけよう。
(はなしかけて、かいわをかわせばきっかけになる。けいけんからわかっていた。)
話しかけて、会話を交わせばきっかけになる。経験から分かっていた。
(そのひは、さんかいにすむかっぷるとななかいのろうふうふといっしょだった。)
その日は、3階に住むカップルと7階の老夫婦と一緒だった。
(かのじょもふたりきりでなければいいのか、こちらをにらむようなことはなかった。)
彼女も二人きりでなければ良いのか、こちらを睨むようなことはなかった。
(かのじょは、じぶんがすむさいじょうかいまでのらず、ふうふのあとをおうようにななかいでおりてしま)
彼女は、自分が住む最上階まで乗らず、夫婦の後を追うように7階で降りてしま
(った。おれはおもわずそれをおいかける。)
った。俺は思わずそれを追いかける。
(ひじょうかいだんをのぼるかのじょに、したからこえをかける。)
非常階段を上る彼女に、下から声をかける。
(「なんでそんなにぼくをさけるんですか?」)
「なんでそんなに僕を避けるんですか?」
(「ねえ、あなたとなかよくなりたいんです」)
「ねえ、あなたと仲良くなりたいんです」
(「ぼくがなにかしましたか?」)
「僕が何かしましたか?」
(「きいてくださいよ。みえてるんでしょ?」)
「聞いてくださいよ。見えてるんでしょ?」
(けっきょくかのじょは、おれとかいわをかわしてはくれなかった。)
結局彼女は、俺と会話を交わしてはくれなかった。
(なんだ、るーるをしってたのか。)
なんだ、ルールを知ってたのか。