怖い話 知らない女
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | モロ | 6388 | S | 6.5 | 97.2% | 441.1 | 2899 | 81 | 42 | 2024/10/26 |
2 | a | 4961 | B | 5.5 | 90.3% | 521.8 | 2898 | 309 | 42 | 2024/10/06 |
3 | もっちゃん先生 | 4587 | C++ | 5.0 | 91.9% | 575.5 | 2895 | 255 | 42 | 2024/10/22 |
4 | sachiko | 4586 | C++ | 4.6 | 97.8% | 612.9 | 2875 | 64 | 42 | 2024/10/26 |
5 | じゅん | 4408 | C+ | 4.6 | 95.6% | 623.1 | 2879 | 132 | 42 | 2024/10/25 |
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問題文
(いまのかのじょとであったのは、まだもとかのとのえんがかんぜんにはきれていないころでした。)
今の彼女と出会ったのは、まだ元カノとの縁が完全には切れていない頃でした。
(そのころ、わたしのきもちはなんかげつもまえに、かんぜんにもとかのからはなれていてでんわやめーる)
その頃、私の気持ちは何ヶ月も前に、完全に元カノから離れていて電話やメール
(もすべてむしすることで、じぶんのきもちをつたえたつもりでいました。)
も全て無視することで、自分の気持ちを伝えたつもりでいました。
(「このままほうっておけば、いずれあきらめるだろう」)
「このまま放っておけば、いずれあきらめるだろう」
(わたしはそんなふうに、たかをくくっていたのです。)
私はそんな風に、高を括っていたのです。
(ちょうどそんなときにであったいまのかのじょはかんごしで、わたしがゆうじんとのみにいったとき、)
ちょうどそんな時に出会った今の彼女は看護師で、私が友人と呑みに行った時、
(たまたまとなりのせきにいたことでしりあい、あっというまにいきとうごうして、そのひの)
たまたま隣の席にいたことで知り合い、あっという間に意気投合して、その日の
(うちにつきあうことになりました。)
うちに付き合うことになりました。
(なんどかでーとをかさねたあるひ、かのじょがわたしのすむまんしょんにはじめてとまりがけで)
何度かデートを重ねたある日、彼女が私の住むマンションに初めて泊りがけで
(あそびにくることになりました。かのじょがくるぜんじつ、へやのすみずみまでてっていてきにそうじを)
遊びに来ることになりました。彼女が来る前日、部屋の隅々まで徹底的に掃除を
(して、ゆうじんのあどばいすどおり、かのじょがきたとき、かんたんにかたづけられるものをわざと)
して、友人のアドバイス通り、彼女が来た時、簡単に片づけられるものをわざと
(すこしだけだしておき、かのじょのぼせいをくすぐるさくせんはもののみごとにせいこうしました。)
少しだけ出しておき、彼女の母性をくすぐる作戦はものの見事に成功しました。
(はじめてたべるかのじょのてりょうりをたのしんだあと、ひとしきりいちゃいちゃしてから、)
初めて食べる彼女の手料理を楽しんだ後、ひとしきりイチャイチャしてから、
(せまいべっどでなかよくしゅうしんしました。よなかにちゃくしんがあり、うっすらとめをさました)
狭いベッドで仲良く就寝しました。夜中に着信があり、うっすらと目を覚ました
(のですが、こんなじかんにれんらくをしてくるのはどうせもとかのだろうとおもいそのまま)
のですが、こんな時間に連絡をしてくるのはどうせ元カノだろうと思いそのまま
(にしておきました。するとつぎのしゅんかん、わたしはうまれてはじめてのかなしばりをけいけんする)
にしておきました。すると次の瞬間、私は産まれて初めての金縛りを経験する
(ことになったのです。かなしばりはうわさできくよりもずっとくるしくて、からだが)
ことになったのです。金縛りはウワサで聞くよりもずっと苦しくて、身体が
(うごかないだけでなく、うまくいきをすることさえできません。)
動かないだけでなく、上手く息をすることさえできません。
(あまりのくるしさときょうふでおもわずめをあけると、わたしのむねのうえにしらないおんなが)
あまりの苦しさと恐怖で思わず目を開けると、私の胸の上に知らない女が
(まっすぐたっているのがみえました。)
まっすぐ立っているのが見えました。
(「だ・・・だれだこいつ?おりろ!おりてくれ!!」)
「だ…誰だこいつ?降りろ!降りてくれ!!」
(こころのなかでそうさけびながらも、どこかであったことがあるきがするそのおんなのきおくを)
心の中でそう叫びながらも、どこかで会ったことがある気がするその女の記憶を
(たどりましたがおもいだせません。かろうじてうごくめだけうごかし、よこでねている)
たどりましたが思い出せません。かろうじて動く目だけ動かし、横で寝ている
(かのじょのほうをみると、かのじょもめをまるくしてわたしのむねのうえにたつおんなをみています!)
彼女の方を見ると、彼女も目を丸くして私の胸の上に立つ女を見ています!
(なんとかかのじょといしのそつうをはかろうとしましたが、やはりからだがまったくうごきません。)
何とか彼女と意思の疎通を図ろうとしましたが、やはり身体が全く動きません。
(あらためてむねのうえのおんなをよくみると、みぎてのくすりゆびに、おれがいぜん、もとかのにぷれぜんと)
改めて胸の上の女をよく見ると、右手の薬指に、俺が以前、元カノにプレゼント
(したゆびわがあることにきがつきました。)
した指輪があることに気が付きました。
(「お・・・おまえ!!」)
「お…お前!!」
(ぜんしんにちからをこめ、ふりしぼるようにしてこえをだすと、むねのうえのおんなはきえ、かなしばりが)
全身に力を込め、振り絞るようにして声を出すと、胸の上の女は消え、金縛りが
(とけました。そのあと、かのじょとふたりでべっどからとびおき、しばらくのあいだ、きょうふで)
解けました。その後、彼女と2人でベッドから飛び起き、しばらくの間、恐怖で
(かたまっていました。しばらくしてかのじょがようやくおもいくちをあき、さっきのおんなは)
固まっていました。しばらくして彼女がようやく重い口を開き、さっきの女は
(いったいだれなんだとといただしてきました。ただ、たしかにみぎてのくすりゆびにはおれがもとかの)
一体誰なんだと問いただしてきました。ただ、確かに右手の薬指には俺が元カノ
(にぷれぜんとしたゆびわがありましたが、かおはまったくしらないおんなです。)
にプレゼントした指輪がありましたが、顔は全く知らない女です。
(それをせつめいするとかのじょは、わたしのすまほにほぞんしてあるもとかののしゃしんをみせろと)
それを説明すると彼女は、私のスマホに保存してある元カノの写真を見せろと
(つめよってきました。そんなものけさずにほぞんしておいたら、きっとおこられる)
詰め寄ってきました。そんなもの消さずに保存しておいたら、きっと怒られる
(だろうなとおもいながらも、そこはかくごをきめてすまほにのこっていたもとかののしゃしん)
だろうなと思いながらも、そこは覚悟を決めてスマホに残っていた元カノの写真
(をかのじょにみせました。じつはかのじょは、びようせいけいげかのかんごしでまちですれちがったひとの)
を彼女に見せました。実は彼女は、美容整形外科の看護師で街ですれ違った人の
(かおをみて、どこをどうせいけいしているのかをしゅんじにみぬくことができます。かのじょは)
顔を見て、どこをどう整形しているのかを瞬時に見抜く事ができます。彼女は
(もとかののしゃしんをみたしゅんかん、さっきわたしのむねのうえにたっていたおんなだとかくしんしたそうで)
元カノの写真を見た瞬間、さっき私の胸の上に立っていた女だと確信したそうで
(す。そのあと、もとかののしゃしんはすまほからぜんぶけして、あらためてもとかのにれんらくして)
す。その後、元カノの写真はスマホから全部消して、改めて元カノに連絡して
(もうきもちがないことをちゃんとつたえました。)
もう気持ちがないことをちゃんと伝えました。
(いきりょうって、せいけいしたかおまでそのままれいになることができないんですね。)
生霊って、整形した顔までそのまま霊になることができないんですね。