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投稿者投稿者kakiyaいいね0お気に入り登録
プレイ回数38難易度(5.0) 1799打 長文
音の高さの知覚に関する用語の説明。

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問題文

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(ばしょせつとは、おとのたかさをちかくするとき、)

場所説とは、音の高さを知覚するとき、

(きていまくのどのばしょにいちするゆうもうさいぼうがこうふんしたかをてがかりにするというせつ。)

基底膜のどの場所に位置する有毛細胞が興奮したかを手がかりにするという説。

(きていまくは、かぎゅうちょうがわからかぎゅうていがわへちかづくほど、)

基底膜は、蝸牛頂側から蝸牛底側へ近づくほど、

(はばがせばまり、あつみがまし、ごうせいがたかくなるせいしつをもつ。)

幅が狭まり、厚みが増し、剛性が高くなる性質を持つ。

(にゅうりょくおんのしゅうはすうがたかくなるほど、きていまくじょうのしんどうのしんぷくほうらくのぴーくは、)

入力音の周波数が高くなるほど、基底膜上の振動の振幅包絡のピークは、

(かぎゅうていがわへしふとする。)

蝸牛底側へシフトする。

(しんぷくほうらくのぴーくにいちするゆうもうさいぼうがよくこうふんするため、)

振幅包絡のピークに位置する有毛細胞がよく興奮するため、

(ゆうもうさいぼうのばしょじょうほうをもとにおとのたかさをすいていできるとかんがえられている。)

有毛細胞の場所情報をもとに音の高さを推定できると考えられている。

(じかんせつとは、おとのたかさをちかくするとき、)

時間説とは、音の高さを知覚する時、

(ちょうしんけいのはっかするじかんひんどがてがかりとなるというせつ。)

聴神経の発火する時間頻度が手がかりとなるという説。

(ちょうしんけいのはっかは、にゅうりょくされたじゅんおんのとくていのいそうにどうきしてしょうじるけいこうがある)

聴神経の発火は、入力された純音の特定の位相に同期して生じる傾向がある。

(そのはっかしゅうきをもとに、にゅうりょくおんのしゅうはすうをどうていできるとかんがえられている。)

その発火周期をもとに、入力音の周波数を同定できると考えられている。

(ただし、にゅうりょくおんのしゅうはすうが5khzいじょうになると、)

ただし、入力音の周波数が5kHz以上になると、

(しんけいはっかはにゅうりょくおんのいそうにどうきしなくなる。)

神経発火は入力音の位相に同期しなくなる。

(おとのたかさには、とーんはいとととーんくろまとよばれる2しゅるいのせいしつがある)

音の高さには、トーン・ハイトとトーン・クロマと呼ばれる2種類の性質がある

(とーんくろまは、きほんしゅうはすうのことなるおとにたいして、じゅんかんてきにみられる、)

トーン・クロマは、基本周波数の異なる音に対して、循環的に見られる、

(きょうつうのせいしつのことである。おんがくてきぴっちともよばれる。)

共通の性質のことである。音楽的ピッチとも呼ばれる。

(きほんしゅうはすうが2^nばいだけことなるがくおんは、とーんくろまがおなじであり、)

基本周波数が2^n倍だけ異なる楽音は、トーン・クロマが同じであり、

(おくたーぶるいじせいがちかくされるため、おなじおんめいでよばれる。)

オクターブ類似性が知覚されるため、同じ音名で呼ばれる。

(きほんしゅうはすうが5khzをこえたおとには、とーんくろまはかんじられない。)

基本周波数が5kHzを超えた音には、トーン・クロマは感じられない。

など

(とーんはいととは、きほんしゅうはすうのぞうかにともない「てい」から「こう」へへんかする)

トーン・ハイトとは、基本周波数の増加にともない「低」から「高」へ変化する

(ちょくせんじょうにならべることのできるせいしつである。)

直線上に並べることのできる性質である。

(けつごうおんとは、ふくすうのじゅんおんがどうじにみみにくわわったとき、)

結合音とは、複数の純音が同時に耳に加わったとき、

(それらのせいぶんのけつごうによりちかくされるじゅんおんのことである。)

それらの成分の結合により知覚される純音のことである。

(ふくごうおんをこうせいするせいぶんをたんどくでていじしたときは、かんかくとしてしょうじない。)

複合音を構成する成分を単独で呈示したときは、感覚として生じない。

(たとえば、2つのじゅんおんのしゅうはすうをf1、f2としたとき、f2>f1であれば、)

例えば、2つの純音の周波数をf1、f2としたとき、f2>f1であれば、

(しゅうはすうがf2-f1や2f1-f2、3f1-2f2となるじゅんおんをちかくする。)

周波数がf2-f1や2f1-f2、3f1-2f2となる純音を知覚する。

(けつごうおんは、かぎゅうないのひせんけいせいによってしょうじ、)

結合音は、蝸牛内の非線形性によって生じ、

(ふくごうおんのぴっちのちかくにじゅうようなやくわりをはたす。)

複合音のピッチの知覚に重要な役割を果たす。

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