青春の続き　-高畑充希-

(じゅんびはいいいきますかまいばんもえてる)

準備はいい？行きますか毎晩燃えてる

(せかいまでえんじょうしているんでしょうかんそうしちゃわないように)

世界まで炎上しているんでしょう乾燥しちゃわないように

(あおあおとしたゆうきととんちを)

青々とした勇気と頓智を

(こえがとどいてほしいんですそうたったひとりあなたへは)

声が届いてほしいんです　そうたった一人貴方へは

(きこえているんでしょうきっとおもいだしてしまう)

聴こえているんでしょう　きっと思い出してしまう

(けんそうをひきかえしてしまう)

喧騒を引き返してしまう

(ねえはずれあてたいです)

ねえ外れ?当てたいです

(いまどこですかぶじでいますかもうだいじょうぶですかあいをおぼえましたか)

「今どこですか無事でいますかもう大丈夫ですか愛を覚えましたか」

(ときたいもんだいいつだっておういつ)

解きたい問題いつだって汪溢

(なんだろうか？おとなってまあたくましくもなるだろうしかし)

なんだろうか大人ってまあ逞しくもなるだろうしかし

(せんさいさがだんだんましていってしまう)

繊細さがだんだん増して行ってしまう

(しょっちゅうきずついてしまう)

しょっちゅう傷付いてしまう

(ねえおさないうれたいです)

ねえ幼い？熟れたいです

(だれかいいひとがともにいますかもうだいじょうぶですかあいはあたえましたか)

「誰かいい人が共にいますかもう大丈夫ですか愛は与えましたか」

(きけないめいだいいつだってかくしん)

訊けない命題いつだって核心

(どうぶつずきとじふするあなたいぬねこにはわらいかけるのなに)

動物好きと自負する貴方　犬猫には笑い掛けるの何

(にんげんだってどうぶつだからくちもつぐんでだまっている)

人間だって動物だから口も噤んで黙っている

(しかしなついているものをうけいれて)

しかし懐いているものを受け容れて

(ねえおねがいあいたいです)

ねえお願い会いたいです

(おのれじしんのためいきるだけってもうしんどいのきたいもらくたんもしれてる)

「己自身のため生きるだけってもうしんどいの期待も落胆も知れてる」

(ためこんだあいはかほうわちゅう)

溜め込んだ愛は過飽和中

(ゆきばのないあやういこのしんしんを)

ゆき場のない危ういこの心身を

(つよくおもくくみしいておさえてとうすいさせてほしい)

強く重く組み敷いて押さえて陶酔させてほしい

(あああなたをつかんでいられたらずっとあんしん)

嗚呼あなたを掴んでいられたらずっと安心