泣いても泣いても/藤田麻衣子

(ないてもないても)

泣いても泣いても

(きぼうをすてたくない)

希望を捨てたくない

(もうだめとおもっても)

もうだめと思っても

(あしたはすこしだけ)

明日は少しだけ

(よくなるかもしれない)

よくなるかもしれない

(たとえば)

例えば

(まっくらなみちにまよいこんで)

真っ暗な道に迷い込んで

(こわくてふあんで)

恐くて不安で

(でぐちもみえなくて)

出口も見えなくて

(こんなこともあるって)

こんなこともあるって

(おもえるひもあれば)

思える日もあれば

(もうだめってぜつぼうを)

もうだめって絶望を

(かんじてしまったり)

感じてしまったり

(もんだいはげんじつではなく)

問題は現実ではなく

(それをおそれるこころ)

それを恐れる心

(ないてもないても)

泣いても泣いても

(きぼうをすてたくない)

希望を捨てたくない

(もうだめとおもっても)

もうだめと思っても

(あしたはすこしだけ)

明日は少しだけ

(よくなるかもしれない)

よくなるかもしれない

(ないてもないても)

泣いても泣いても

(わたしはあきらめない)

私はあきらめない

(けっしておわりじゃない)

決して終わりじゃない

(なみだのあとはいつも)

涙の後はいつも

(よろこびがまってる)

喜びが待ってる

(しんじてるから)

信じてるから

(たとえば)

例えば

(きゅうなさかみちをのぼるとして)

急な坂道を上るとして

(つらくてつかれて)

つらくて疲れて

(でもすすむしかなくて)

でも進むしかなくて

(これをのりこえたらって)

これを乗り越えたらって

(のぼったさきはまたつぎのさかみち)

上った先はまた次の坂道

(ひとりでなやんで)

一人で悩んで

(かんがえすぎるたび)

考えすぎるたび

(よくないことばかり)

よくないことばかり

(うかんできてしまうよ)

浮かんできてしまうよ

(おちこむそんなときは)

落ち込むそんな時は

(ひとりじゃないって)

一人じゃないって

(おもいだしてみよう)

思い出してみよう

(したをみてるときも)

下を見てる時も

(ちゃんすはなんどもくる)

チャンスは何度も来る

(みのがさないように)

見逃さないように

(かおをあげて)

顔を上げて

(どんなくるしみも)

どんな苦しみも

(ずっとはつづかない)

ずっとは続かない

(いつかわらってはなそうよ)

いつか笑って話そうよ

(あのときはくるしかったななんて)

あの時は苦しかったななんて

(かならずくるそのひを)

必ず来るその日を

(しんじていまをいきよう)

信じて今を生きよう

(ないてもないても)

泣いても泣いても

(きぼうをすてたくない)

希望を捨てたくない

(もうだめとおもっても)

もうだめと思っても

(あしたはすこしだけ)

明日は少しだけ

(よくなるかもしれない)

よくなるかもしれない

(ないてもないても)

泣いても泣いても

(わたしはあきらめない)

私はあきらめない

(けっしておわりじゃない)

決して終わりじゃない

(なみだのあとはいつも)

涙の後はいつも

(よろこびがまってる)

喜びが待ってる

(しんじてるから)

信じてるから

(なみだのあとはいつも)

涙の後はいつも

(よろこびがまってる)

喜びが待ってる

(かおをあげて)

顔を上げて