夜行性/Hilcrhyme

(きみはいったねむれないよ)

君は言った　眠れないよ

(ひとりですごすよるがこわいと)

一人で過ごす夜が怖いと

(なげくまいよみなにはないしょ)

嘆く毎夜　皆には内緒

(みたくないもうとけいのはりを)

見たくないもう時計の針を

(だいじょうぶときじょうにふるまって)

大丈夫と気丈に振る舞って

(つみもないのにまるでつぐなってる)

罪もないのにまるで償ってる

(ひとりでかかえてはうずくまって)

一人で抱えては蹲って

(それでもぼくにまできをくばってる)

それでも僕にまで気を配ってる

(こもりうたもひつじもだめ)

子守唄も羊もダメ

(みたいほんもえいがもてんでだめ)

見たい本も映画もてんでダメ

(ならかーてんのそとあからむまで)

ならカーテンの外　明らむまで

(ぼくとおきてようか)

僕と起きてようか

(せかいぢゅうがねむりにつくよるでも)

世界中が眠りにつく夜でも

(ときのきざみがみみにつくよるでも)

時の刻みが耳につく夜でも

(かまわないふたりでよふかしをしよう)

構わない　二人で夜更かしをしよう

(よるがこわいならぼくとかたろう)

夜が怖いなら僕と語ろう

(ちいさならいとをともし)

小さなライトを灯し

(あさをむかえるまでふたりでよふかしをしよう)

朝を迎えるまで二人で夜更かしをしよう

(ｔｏｎｉｇｈｔ)

Tonight...

(ひがしずんでくいえにかえる)

日が沈んでく　家に帰る

(しまっているかぎひとりぼっち)

閉まっている鍵　一人ぼっち

(いつものこときにはしないよ)

いつものこと　気にはしないよ

(さみしくなんかないとしばいを)

寂しくなんかないと芝居を

(きをまぎらすためにきくおんがく)

気を紛らすために聴く音楽

(しってるきみはひとりでよくなく)

知ってる君は一人でよく泣く

(えがおつくるためあげたこうかく)

笑顔作るため上げた口角

(かなしいほどにきみはつよくなる)

悲しいほどに君は強くなる

(ほころびはじめたこころに)

ほころび始めた心に

(あたえたいのはやすらぎとおどろき)

与えたいのは安らぎと驚き

(ねむれないとなくきみのところに)

眠れないと泣く君のところに

(いますぐにいこうか)

今すぐに行こうか

(せかいぢゅうがねむりにつくよるでも)

世界中が眠りにつく夜でも

(ときのきざみがみみにつくよるでも)

時の刻みが耳につく夜でも

(かまわないふたりでよふかしをしよう)

構わない　二人で夜更かしをしよう

(よるがこわいならぼくとかたろう)

夜が怖いなら僕と語ろう

(ちいさならいとをともし)

小さなライトを灯し

(あさをむかえるまでふたりでよふかしをしよう)

朝を迎えるまで二人で夜更かしをしよう

(ｔｏｎｉｇｈｔ)

Tonight...

(わるいゆめみたんだって)

悪い夢見たんだって

(はなさずにつないだて)

離さずに繋いだ手

(ごめんときみはないたね)

ごめんと君は泣いたね

(でもいわないつらいんだって)

でも言わない辛いんだって

(きずをかかえたかこのくらやみを)

傷を抱えた過去の暗闇を

(こじあけるそのふさがりを)

こじ開けるその塞がりを

(おれとしようそのゆめのうわがきを)

俺としよう　その夢の上書きを

(ｔｏｎｉｇｈｔ)

Tonight..．

(きょりもじかんすらもこえてぼくと)

距離も時間すらも超えて僕と

(こえにしてもじにしてもとどくよう)

声にして文字にしても届くよう

(ねむるまでふたりでよふかしをしよう)

眠るまで　二人で夜更かしをしよう

(つきよのばんにことのはをおくろう)

月夜の晩に言の葉を送ろう

(みたしてあげるきみのこどくを)

満たしてあげる君の孤独を

(そばにいてふたりでよふかしをしよう)

そばに居て　二人で夜更かしをしよう

(ｔｏｎｉｇｈｔ)

Tonight..