尾崎豊 坂の下に見えたあの街に
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歌詞(問題文)
(まとまったかねをため)
まとまった金をため
(ひとりまちとびだしてゆくことが)
ひとり街飛び出してゆくことが
(あたらしいゆめのなか)
新しい夢の中
(あるいてゆくことだから)
歩いて行くことだから
(でもさみしそうに)
でも寂しそうに
(みおくりにたちつくすははおやにさえ)
見送りに立ちつくす母親にさえ
(さよならがいえずじまいで)
さよならが言えずじまいで
(あくせるふみこんでた)
アクセル踏み込んでた
(あなたのゆめにはぐくまれて)
あなたの夢に育まれて
(そのゆめうばってくわけじゃない)
その夢奪ってくわけじゃない
(ちいさなおれをねむらせた)
小さな俺を眠らせた
(こわれちまったおるごーるが)
壊れちまったオルゴールが
(ばっぐのなかでときをかなでている)
バッグの中で時を奏でている
(おれはくるまをとめててをふっていたよ)
俺は車を止めて手を振っていたよ
(さかのしたくれてゆくまちに)
坂の下暮れてゆく街に
(しごとをおえてかえると)
仕事を終えて帰ると
(おれのためにすとーぶをともして)
俺のためにストーブをともして
(おやじはもうじゅうくのおれのあたま)
親父はもう十九の俺の頭
(なでながらはなすむかしばなしのいみが)
撫でながら話す昔話の意味が
(そのひおれにもやっとわかった)
その日俺にもやっとわかった
(とびたつひからおもいでは)
飛び立つ日から思い出は
(ゆめのなかでかたるだけさ)
夢の中で語るだけさ
(はいきがすにすすけたまど)
排気ガスにすすけた窓
(おれはひとりゆめみている)
俺はひとり夢見ている
(さかのしたのあのまちのなかで)
坂の下のあの街の中で
(ひっしにさがしつづけてたもの)
必死に探し続けてた物
(あのひのおやじとおなじようにね)
あの日の親父と同じ様にね
(さかみちのぼりあのひまちをでたよ)
坂道のぼり あの日街を出たよ
(いつもくだってたさかみちを)
いつも下ってた坂道を
(いえとびだしてきたのは)
いえ 飛び出してきたのは
(それよりうえめざしてたから)
それより上目指してたから
(やがておれもかぞくをもち)
やがて俺も家族を持ち
(おなじようにきずきあげるだろう)
同じように築き上げるだろう
(なにもかもわけあってゆくようにね)
何もかもわけあって行くようにね
(おもいだすたそがれてゆくまちを)
思い出す たそがれてゆく街を
(さかのしたたたずんでいたまちを)
坂の下たたずんでいた街を
(おれはいくつものきずをきざみこんだ)
俺はいくつもの傷をきざみこんだ
(さかのしたにみえたあのまちのなか)
坂の下に見えたあの街の中
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