怖い話 おまえらのほうだよ その3
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問題文
(そしてaくんのかのじょは)
そしてA君の彼女は
(せめてじょうぶつしてほしいとおもいけっしのかくごでいっきにどあをあけます)
せめて成仏してほしいと思い決死の覚悟で一気にドアを開けます
(あなたはもうしんだの!)
「あなたはもう死んだの!」
(しんだのはおまえらのほうだよ!)
『死んだのはおまえらのほうだよ!』
(aくんのかのじょはきぜつしていました。)
A君の彼女は気絶していました。
(そして、つぎにきづいたしゅんかん)
そして、次に気付いた瞬間
(かのじょはちりょうしつのべっどのうえにいました。)
彼女は治療室のベッドの上にいました。
(めのまえにはなんとしんだはずのaくんがいて、ないてよろこんでいます。)
目の前にはなんと死んだはずのA君がいて、泣いて喜んでいます。
(じょうきょうがまったくつかめないかのじょにaくんははなしかけます。)
状況が全く掴めない彼女にA君は話しかけます。
(きょうそうしておれがいえについても、おまえたちはぜんぜんこなかったんだよ。)
「競争して俺が家に着いても、お前達はぜんぜん来なかったんだよ。」
(それできたみちをもどってったら)
「それで来た道を戻ってったら
(おまえたちのくるまがめちゃめちゃでさ)
お前達の車がめちゃめちゃでさ・・・
(まえのざせきにすわってたbたちはそくしだった)
前の座席に座ってたB達は即死だった・・・
(でもおまえだけはけいしょうですんでたんだよ。)
でもお前だけは軽傷ですんでたんだよ。
(でもずっときをうしなってて)
でもずっと気を失ってて・・・」
(aくんのかのじょはさいしょはそのじじつだけをのみこんでいましたが、)
A君の彼女は最初はその事実だけを飲みこんでいましたが、
(すぐあとにとてもおそろしくなり)
すぐあとにとても恐ろしくなり
(ずっとaくんにだきついていました。)
ずっとA君に抱き着いていました。
(そくしだったbくんたちは、)
即死だったB君たちは、
(せいしをさまよっているaくんのかのじょを)
生死をさまよっているA君の彼女を
(ひきずりこもうとして、せいしんのなかにはいりこんできていたのです。)
引きずり込もうとして、精神の中に入りこんできていたのです。
(あのままaくんのよびかけをずっとむししていれば)
あのままA君のよびかけをずっと無視していれば
(aくんのかのじょもしんでいたのでしょう。)
A君の彼女も死んでいたのでしょう。