カインの末裔 4/11

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投稿者投稿者鳴きウサギ(鹿の声)いいね1お気に入り登録
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有島武郎

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問題文

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(にんえもんはかわもりのことばをききながらちょうばのすがたをみまもっていたが、やがてそれが)

仁右衛門は川森の言葉を聞きながら帳場の姿を見守っていたが、やがてそれが

(さとうのこやにきえると、とつぜんばからしいほどふかいしっとがあたまをおそってきた。)

佐藤の小屋に消えると、突然馬鹿らしいほど深い嫉妬が頭を襲って来た。

(かれはかっとのどをからしてたんをじべたにいやというほどはきつけた。)

彼れはかっと喉をからして痰を地べたにいやというほどはきつけた。

(ふうふきりになるとふたりはまたべつべつになってせっせとはたらきだした。ひがかたむき)

夫婦きりになると二人はまた別々になってせっせと働き出した。日が傾き

(はじめるとさむさはひとしおにつのってきた。あせになったところどころはこおるようにつめたかった。)

はじめると寒さは一入に募って来た。汗になった所々は氷るように冷たかった。

(にんえもんはしかしげんきだった。かれのまっくらなあたまのなかのいちだんたかいところともおぼしい)

仁右衛門はしかし元気だった。彼れの真闇な頭の中の一段高い所とも覚しい

(あたりにごじゅっせんぎんかがまんまるくひかってどうしてもはなれなかった。かれはくわを)

あたりに五十銭銀貨がまんまるく光って如何しても離れなかった。彼れは鍬を

(うごかしながらまゆをしかめてそれをはらいおとそうとこころみた。しかしいくらこころみても)

動かしながら眉をしかめてそれを払い落そうと試みた。しかしいくら試みても

(ひかったぎんかがおちないのをしるとばかのようににったりとひとりわらいをもらしていた。)

光った銀貨が落ちないのを知ると白痴のようににったりと独笑いを漏していた。

(こんぶだけのいっかくにはゆうがたになるとまたひとむらのくもがわいて、それをめがけてひが)

昆布岳の一角には夕方になるとまた一叢の雲が湧いて、それを目がけて日が

(しずんでいった。)

沈んで行った。

(にんえもんはじぶんのたがやしたはたけのひろさをひとわたりまんぞくそうにみやってこやにかえった。)

仁右衛門は自分の耕した畑の広さを一わたり満足そうに見やって小屋に帰った。

(てばしこくくわをあらい、ばりょうをつくった。そしてはちまきのしたににじんだあせをそでぐちで)

手ばしこく鍬を洗い、馬糧を作った。そして鉢巻の下ににじんだ汗を袖口で

(ぬぐって、すいじにかかったつまにせんこくのごじゅっせんぎんかをもとめた。つまがそれをわたすまで)

拭って、炊事にかかった妻に先刻の五十銭銀貨を求めた。妻がそれをわたすまで

(にはに、さんどよこつらをなぐられねばならなかった。にんえもんはやがてぶらりと)

には二、三度横面をなぐられねばならなかった。仁右衛門はやがてぶらりと

(こやをでた。つまはひとりでさびしくゆうめしをくった。にんえもんはいっぺんのぎんかをはらがけの)

小屋を出た。妻は独りで淋しく夕飯を食った。仁右衛門は一片の銀貨を腹がけの

(どんぶりにいれてみたり、だしてみたり、おやゆびでそらにはじきあげたりしながらしがいちのほう)

丼に入れて見たり、出して見たり、親指で空に弾き上げたりしながら市街地の方

(にでかけていった。)

に出懸けて行った。

(くじーーくじといえばのうじょうではよふけだーーをすぎてからにんえもんはいいさけきげん)

九時ーー九時といえば農場では夜更けだーーを過ぎてから仁右衛門はいい酒機嫌

(でとつぜんさとうのとぐちにあらわれた。さとうのつまもばんしゃくによいしれていた。よじゅうとていざに)

で突然佐藤の戸口に現われた。佐藤の妻も晩酌に酔いしれていた。与十と鼎座に

など

(なってさんにんはいろりをかこんでまたのみながらうちとけたばかばなしをした。にんえもん)

なって三人は囲炉裡をかこんでまた飲みながら打解けた馬鹿話をした。仁右衛門

(がじぶんのこやについたときにはじゅういちじをすぎていた。つまはもえかすれるいろりびに)

が自分の小屋に着いた時には十一時を過ぎていた。妻は燃えかすれる囲炉裡火に

(せをむけて、わたのはみでたふとんをかしわにきてぐっすりねこんでいた。にんえもんは)

背を向けて、綿のはみ出た蒲団を柏に着てぐっすり寝込んでいた。仁右衛門は

(いたずらものらしくよろけながらちかよってわっといってのりかかるようにつまをだき)

悪戯者らしくよろけながら近寄ってわっといって乗りかかるように妻を抱き

(すくめた。おどろいてめをさましたつまはしかしわらいもしなかった。さわぎにあかんぼうがめを)

すくめた。驚いて眼を覚した妻はしかし笑いもしなかった。騒ぎに赤坊が眼を

(さました。つまがだきあげようとすると、にんえもんはさえぎりとめてつまをよこだきに)

さました。妻が抱き上げようとすると、仁右衛門は遮りとめて妻を横抱きに

(だきすくめてしまった。)

抱きすくめてしまった。

(「そうれまんだきもべやけるか。こうめんこがられてもきもべやけるか。めんこいけだもの)

「そうれまんだ肝べ焼けるか。こう可愛がられても肝べ焼けるか。可愛い獣物

(ぞいわれは。みずに。いんまになおらわれにきぬのいしょうべきせてこすぞ。ちょうばのわろ(かれ)

ぞい汝は。見ずに。今にな俺ら汝に絹の衣装べ着せてこすぞ。帳場の和郎(彼れ

(はところきらわずつばをはいた)がねごとべこくひまに、おらおやかたとひざつきあわしてはなして)

は所きらわず唾をはいた)が寝言べこく暇に、俺ら親方と膝つきあわして話して

(みせるかんな。こけめ。おらがことだれしるもんで。わりゃめんこいぞ。こころからめんこい)

見せるかんな。白痴奴。俺らが事誰れ知るもんで。汝ゃ可愛いぞ。心から可愛い

(ぞ。よし。よし。わりゃこれきらいでなかんべさ」)

ぞ。宜し。宜し。汝ゃこれ嫌いでなかんべさ」

(といいながらふところからへぎにつつんだだいふくをとりだして、そのひとつをぐちゃぐちゃに)

といいながら懐から折木に包んだ大福を取出して、その一つをぐちゃぐちゃに

(おしつぶしていきのつまるほどつまのくちにあてがっていた。)

押しつぶして息気のつまるほど妻の口にあてがっていた。

(さん)

(三)

(からかぜのいくにちもふきぬいたあげくにくもがあおぞらをかきみだしはじめた。みぞれとひのひかりとが)

から風の幾日も吹きぬいた挙句に雲が青空をかき乱しはじめた。霙と日の光とが

(おいつおわれつして、やがてどこからともなくゆきがふるようになった。にんえもん)

追いつ追われつして、やがて何所からともなく雪が降るようになった。仁右衛門

(のはたけはそうなるまでにいちぶぶんしかすきおこされなかったけれども、それでもあきまきこむぎ)

の畑はそうなるまでに一部分しか耡起されなかったけれども、それでも秋播小麦

(をまきつけるだけのちせきはできた。つまのきんろうのおかげでひとふゆぶんのねんりょうにもさしつかえない)

を播きつけるだけの地積は出来た。妻の勤労のお蔭で一冬分の燃料にも差支ない

(じゅんびはできた。ただこまるのはしょくりょうだった。うまのせにつんできただけではいくにちぶんの)

準備は出来た。唯困るのは食料だった。馬の背に積んで来ただけでは幾日分の

(たしにもならなかった。にんえもんはあるひうまをしがいちにひいていってうり)

足しにもならなかった。仁右衛門はある日馬を市街地に引いて行って売り

(とばした。そしてむぎとあわとだいずとをかなりたかいそうばでかってかえらねばならな)

飛ばした。そして麦と粟と大豆とをかなり高い相場で買って帰らねばならな

(かった。うまがないのでばしゃおいにもなれず、かれはいぐいをしてゆきがすこしかたく)

かった。馬がないので馬車追いにもなれず、彼れは居食いをして雪が少し硬く

(なるまでぼんやりとすごしていた。)

なるまでぼんやりと過していた。

(ねゆきになるとかれはさいしをのこしてきこりにでかけた。まっかりぬぷりのふもとのはらいさげ)

根雪になると彼れは妻子を残して木樵に出かけた。マッカリヌプリの麓の払下

(かんりんにはいりこんでかれはほねみをおしまずはたらいた。ゆきがとけかかるとかれはいわないに)

官林に入りこんで彼れは骨身を惜まず働いた。雪が解けかかると彼れは岩内に

(でてにしんばかせぎをした。そしてやまのゆきがとけてしまうころに、かれはゆきやけとしおやけ)

出て鰊場稼ぎをした。そして山の雪が解けてしまう頃に、彼れは雪焼けと潮焼け

(でまっくろになってかえってきた。かれのふところはじゅうぶんおもかった。にんえもんはのうじょうにかえると)

で真黒になって帰って来た。彼れの懐は十分重かった。仁右衛門は農場に帰ると

(すぐたくましいいっとうのうまと、ぷらおと、はーろーと、ひつようなたねをかいととのえた。かれ)

すぐ逞しい一頭の馬と、プラオと、ハーローと、必要な種子を買い調えた。彼れ

(はまいにちまいにちこやのまえににおうだちになって、ごかげつかんつもりかさなったゆきのとけたために)

は毎日毎日小屋の前に仁王立になって、五カ月間積り重なった雪の解けたために

(うみほうだいにうんだはたけから、めぐみぶかいひのひかりにてらされてすいじょうきのもうもうとたちあがるさまを)

膿み放題に膿んだ畑から、恵深い日の光に照らされて水蒸気の濛々と立上る様を

(まちどおしげにながめやった。まっかりぬぷりはまいにちむらさきいろにあたたかくかすんだ。はやしのなかの)

待ち遠しげに眺めやった。マッカリヌプリは毎日紫色に暖かく霞んだ。林の中の

(ゆきのむらぎえのあいだにはふくじゅそうのくきがまずみどりをつけた。つぐみとしじゅうからとが)

雪の叢消えの間には福寿草の茎が先ず緑をつけた。つぐみとしじゅうからとが

(かれえだをわたってしめやかなささなきをつたえはじめた。くさるべきものはこのはと)

枯枝をわたってしめやかなささ啼きを伝えはじめた。腐るべきものは木の葉と

(いわずこやといわずぞんぶんにくさっていた。)

いわず小屋といわず存分に腐っていた。

(にんえもんはめじのかぎりにみえるこさくごやのいくけんかをながめやってくそでもくらえと)

仁右衛門は眼路のかぎりに見える小作小屋の幾軒かを眺めやって糞でも喰えと

(おもった。みらいのゆめがはっきりとあたまにうかんだ。さんねんたったあとにはかれはのうじょういちの)

思った。未来の夢がはっきりと頭に浮んだ。三年経った後には彼れは農場一の

(おおこさくだった。ごねんのあとにはちいさいながらいっこのどくりつしたのうみんだった。じゅうねんめ)

大小作だった。五年の後には小さいながら一箇の独立した農民だった。十年目

(にはかなりひろいのうじょうをゆずりうけていた。そのときかれはさんじゅうななだった。ぼうしを)

にはかなり広い農場を譲り受けていた。その時彼れは三十七だった。帽子を

(かぶってにじゅうまんとをきた、ごむながぐつばきのかれのすがたが、じぶんながらこはずかしい)

被って二重マントを着た、護謨長靴ばきの彼れの姿が、自分ながら小恥しい

(ようにそうぞうされた。)

ように想像された。

(とうとうたねまきどきがきた。やまかじでやけたくまざさのはがまっくろにこげてきせきのごふの)

とうとう播種時が来た。山火事で焼けた熊笹の葉が真黒にこげて奇跡の護符の

(ようにどこからともなくふってくるたねまきどきがきた。はたけのうえはきゅうにかっきだった。)

ように何所からともなく降って来る播種時が来た。畑の上は急に活気だった。

(しがいちにもたねものしょうやひりょうしょうがいりこんで、たったいっけんのごけやからはよごとに)

市街地にも種物商や肥料商が入込んで、たった一軒の曖昧屋からは夜ごとに

(しゃみせんのとおねがひびくようになった。)

三味線の遠音が響くようになった。

(にんえもんはたくましいうまに、とぎすましたぷらおをつけて、はたけにおりたった。すき)

仁右衛門は逞しい馬に、磨ぎすましたプラオをつけて、畑におりたった。耡き

(おこされるどじょうはてきどのしっけをもって、うらがえるにつれてむせるようなつちのにおいを)

起される土壌は適度の湿気をもって、裏返るにつれてむせるような土の香を

(おくった。それがにんえもんのちにぐんぐんとちからをおくってよこした。)

送った。それが仁右衛門の血にぐんぐんと力を送ってよこした。

(すべてがじゅんとうにいった。まいたたねはのびをするようにずんずんおいそだった。)

凡てが順当に行った。播いた種は伸をするようにずんずん生い育った。

(にんえもんはあたりきんじょのこさくにんにたいしてふたことめにはけんかづらをみせたがろくしゃくゆたか)

仁右衛門はあたり近所の小作人に対して二言目には喧嘩面を見せたが六尺ゆたか

(のかれにたてつくものはひとりもなかった。さとうなんぞはかれのすがたをみるとこそこそ)

の彼れに楯つくものは一人もなかった。佐藤なんぞは彼れの姿を見るとこそこそ

(とすがたをかくした。「それ「まだか」がきおったぞ」といってひとびとはかれをおそれ)

と姿を隠した。「それ『まだか』が来おったぞ」といって人々は彼れを恐れ

(はばかった。もうかおがありそうなものだとみあげても、まだかおはそのうえのほうにあると)

憚った。もう顔がありそうなものだと見上げても、まだ顔はその上の方にあると

(いうので、ひとびとはかれを「まだか」とあだなしていたのだ。)

いうので、人々は彼れを「まだか」と諢名していたのだ。

(ときどきさとうのつまとかれとのかんけいが、ひとびとのうわさにあがるようになった。)

時々佐藤の妻と彼れとの関係が、人々の噂に上るようになった。

(いちにちはたらきくらすとさすがろうどうになれきったのうみんたちも、めのまわるようなこのきせつの)

一日働き暮すとさすが労働に慣れ切った農民たちも、眼の廻るようなこの期節の

(いそがしさにつかれはてて、ゆうめしもそこそこにねこんでしまったが、にんえもんばかりは)

忙しさに疲れ果てて、夕飯もそこそこに寝込んでしまったが、仁右衛門ばかりは

(ひがいってもてがかゆくてしようがなかった。かれはほしのひかりをたよりにやじゅうのよう)

日が入っても手が痒くてしようがなかった。彼れは星の光をたよりに野獣のよう

(にはたけのなかではたらきまわった。ゆうめしはいろりのひのひかりでそこそこにしたためた。)

に畑の中で働き廻わった。夕飯は囲炉裡の火の光でそこそこにしたためた。

(そうしてはぶらりとこやをでた。そしてのうじょうのちんじゅのやしろのそばのこさくにんしゅうかいじょで)

そうしてはぶらりと小屋を出た。そして農場の鎮守の社の傍の小作人集会所で

(おんなとあった。)

女と会った。

(ちんじゅはこだかいみつじゅりんのなかにあった。あるばんにんえもんはそこでおんなをまちあわして)

鎮守は小高い密樹林の中にあった。ある晩仁右衛門はそこで女を待ち合わして

(いた。かぜもふかずあめもふらず、おとのないよるだった。おんなのこようはおもいのほか)

いた。風も吹かず雨も降らず、音のない夜だった。女の来ようは思いの外

(はやいこともはらのたつほどおそいこともあった。にんえもんはだだっぴろいたてもののいりぐちのところ)

早い事も腹の立つほどおそい事もあった。仁右衛門はだだっ広い建物の入口の所

(でひざをだきながらみみをそばだてていた。)

で膝をだきながら耳をそばだてていた。

(えだにのこったかれはがわかめにせきたてられて、ときどきかさっとちにおちた。びろーどの)

枝に残った枯葉が若芽にせきたてられて、時々かさっと地に落ちた。天鵞絨の

(ようになめらかなくうきはうごかないままにかれをいたわるようにおしくるんだ。あらくれた)

ように滑かな空気は動かないままに彼れをいたわるように押包んだ。荒くれた

(かれのしんけいもそれをかんじないわけにはいかなかった。ものなつかしいようななごやか)

彼れの神経もそれを感じない訳には行かなかった。物なつかしいようななごやか

(なこころがかれのむねにもわいてきた。かれはやみのなかでふしぎなげんかくにおちいりながら)

な心が彼れの胸にも湧いて来た。彼れは闇の中で不思議な幻覚に陥りながら

(あわくほほえんだ。)

淡くほほえんだ。

(あしおとがきこえた。かれのしんけいはいっときにむらだった。しかしやがてかれのまえにたった)

足音が聞こえた。彼れの神経は一時に叢立った。しかしやがて彼れの前に立った

(のはたしかにおんなのかたちではなかった。)

のはたしかに女の形ではなかった。

(「だれだわりゃ」)

「誰れだ汝ゃ」

(ひくかったけれどもやみをすかしてめをすえたかれのこえはいかりにふるえていた。)

低かったけれども闇をすかして眼を据えた彼れの声は怒りに震えていた。

(「おぬしこそだれだとおもうたらひろおかさんじゃな。なんしにいまどきこないなところに)

「お主こそ誰れだと思うたら広岡さんじゃな。何んしに今時こないな所に

(いるのぞい」)

いるのぞい」

(にんえもんはこえのぬしがかさいのしこくざるめだとしるとかっとなった。かさいはのうじょういちの)

仁右衛門は声の主が笠井の四国猿奴だと知るとかっとなった。笠井は農場一の

(ものしりでまるもちだ。それだけでかんしゃくのたねにはじゅうぶんだ。かれはいきなりかさいに)

物識りで金持だ。それだけで癇癪の種には十分だ。彼れはいきなり笠井に

(とびかかってむなぐらをひっつかんだ。かーっといってだしたつばをあやうくそのかおに)

飛びかかって胸倉をひっつかんだ。かーっといって出した唾を危くその面に

(はきつけようとした。)

吐きつけようとした。

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