第113回日本語ワープロ検定試験 1級

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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 subaru 7450 7.8 94.6% 261.2 2062 116 32 2024/09/30
2 6955 S++ 7.1 97.1% 290.4 2080 60 32 2024/11/02
3 ももも 6633 S+ 7.0 93.9% 295.3 2094 135 32 2024/09/27
4 shio 5274 B++ 5.4 96.1% 378.8 2081 83 32 2024/09/23
5 なり 4945 B 5.2 93.8% 395.5 2093 137 32 2024/08/26

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問題文

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(ぶんしょうやはつげんないようをりかいするちからは、がくしゅうのきほんとなるものだ。)

文章や発言内容を理解する力は、学習の基本となるものだ。

(さらにいまのしゃかいでは、じょうほうのしんぎをみきわめることもひっすののうりょくになりつつある。)

さらに今の社会では、情報の真偽を見極めることも必須の能力になりつつある。

(そのなかでも、いんたーねっとじょうにはふぇいくにゅーすとよばれるあやまったじょうほうが)

その中でも、インターネット上にはフェイクニュースと呼ばれる誤った情報が

(かずおおくそんざいするため、ちゅういがひつようだ。)

数多く存在するため、注意が必要だ。

(これらのなかには、はっしんしゃがごかいしているものもあれば、)

これらの中には、発信者が誤解しているものもあれば、

(わざとうそをついているあくしつなものもあるが、)

わざとうそをついている悪質なものもあるが、

(わたしたちはまちがったじょうほうをどうやってみわければいいのだろう。)

わたしたちは間違った情報をどうやって見分ければいいのだろう。

(あめりかのきょういくけんきゅうしゃがつぎのようなじっけんをおこなった。)

アメリカの教育研究者が次のような実験を行った。

(まず、がくせいやがくしゃをふくめたさまざまなそうのにんげんをあつめて)

まず、学生や学者を含めたさまざまな層の人間を集めて

(いじめやさべつにかんする2しゅるいのきじをていじした。)

いじめや差別に関する2種類の記事を提示した。

(それぞれを10ぷんかんほどよませたうえで、よりしんらいできるとおもうほうをえらばせた。)

それぞれを10分間ほど読ませたうえで、より信頼できると思う方を選ばせた。

(そこではいずれもはっしんしゃめいはふせられていたが、)

そこではいずれも発信者名は伏せられていたが、

(かたほうはしょうにかいたちのがっかいがはっしんしたもので、もういっぽうはあるだんたいのものだった)

片方は小児科医たちの学会が発信したもので、もう一方はある団体のものだった

(じつはこのだんたいは、さべつてきなしそうをしゅちょうすることでしられ、)

実はこの団体は、差別的な思想を主張することで知られ、

(かがくてきなりろんやでーたをむしするけいこうもつよいため、しゃかいからひはんをうけていた。)

科学的な理論やデータを無視する傾向も強いため、社会から批判を受けていた。

(しかし、いざじっけんしてみると、このだんたいのきじをしんらいできるとはんだんしたひとが、)

しかし、いざ実験してみると、この団体の記事を信頼できると判断した人が、

(よそうよりもはるかにおおかったという。)

予想よりもはるかに多かったという。

(さべつにはんたいしているひとたちやぶんしょうのどっかいになれているはずのがくしゃのなかにも、)

差別に反対している人たちや文章の読解に慣れているはずの学者の中にも、

(しえんするひとがいたという。これはどういうことなのだろうか。)

支援する人がいたという。これはどういうことなのだろうか。

(こうきゅうしゃにのりゆうめいぶらんどのいふくをみにつけているひとは、ゆうふくにみえるだろう。)

高級車に乗り有名ブランドの衣服を身に着けている人は、裕福に見えるだろう。

など

(しかししさんかかどうかはわからない。おなじようにぶんしょうやはつげんを)

しかし資産家かどうかは分からない。同じように文章や発言を

(よそおうことができる。たにんをじぶんのおもいどおりにゆうどうしたいとかんがえるにんげんは、)

装うことができる。他人を自分の思い通りに誘導したいと考える人間は、

(きょうみをひきやすいひょうげんやせっとくするためのつぼをよくこころえていて、さんどういけんを)

興味を引きやすい表現や説得するためのつぼをよく心得ていて、賛同意見を

(えようとじじつをねじまげたりかげきなひょうげんをつかったりする。)

得ようと事実をねじ曲げたり過激な表現を使ったりする。

(おもしろくて、すぐにあたまにはいってくるぶんしょうのうらがわに、それがかたよったないようだとしても)

面白くて、すぐに頭に入ってくる文章の裏側に、それが偏った内容だとしても

(ぶんしょうやこうせいをくふうしてしんらいできそうだとおもわせることはかのうなのである。)

文章や構成を工夫して信頼できそうだと思わせることは可能なのである。

(じょうほうがあふれるしゃかいでは、それぞれのないようをじっくりけんとうするのがむずかしいため、)

情報があふれる社会では、それぞれの内容をじっくり検討するのが難しいため、

(ついわかりやすいきーわーどやうわべのいんしょうだけではんだんしがちだ。)

つい分かりやすいキーワードやうわべの印象だけで判断しがちだ。

(しかし、めでぃあのさまざまなはつげんやきじにはんのうするまえに、すこしふみとどまり)

しかし、メディアのさまざまな発言や記事に反応する前に、少し踏みとどまり

(かんがえるじかんをつくるべきだろう。なにげなくおしたじぶんの「いいね」が、)

考える時間を作るべきだろう。何気なく押した自分の「いいね」が、

(でまをひろげるけっかになるかもしれないのだ。みずからがかがいしゃにならないためにも、)

デマを広げる結果になるかもしれないのだ。自らが加害者にならないためにも、

(かるはずみにさんどうしないようこころがけたい。)

軽はずみに賛同しないよう心掛けたい。

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