金星 / Tele
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歌詞(問題文)
(はじめてたおしたぼうりんぐぴん)
初めて倒したボウリングピン。
(ぼくなれてないんだ)
僕、慣れてないんだ。
(こういうふんいきも)
こういう雰囲気も。
(たとえばくそださいpopsでおもわずおどってしまうよな)
例えば、クソダサいPOPSで思わず踊ってしまうよな。
(きめていたんだいっしょうがいぼくのひびのたづなはにぎらせないってさ)
決めていたんだ一生涯、僕の日々の手綱は握らせないってさ。
(それなのにあさがくるまではかえらぬりゆうをさがしている)
それなのに、朝が来るまでは帰らぬ理由を探している。
(きみはぼくよりよるになじんだ)
君は僕より夜に馴染んだ。
(いみはないけどぼくはこうろんがしたくなった)
意味はないけど、僕は口論がしたくなった。
(きんせいぼくだけにだきしめていさせておねがい)
金星、僕だけに抱きしめていさせてお願い
(もうよるをつげなくてもいいよ)
もう夜を告げなくてもいいよ。
(ぼくはみがってにきみのしゅうきをさえぎる)
僕は、身勝手に君の周期を遮る。
(あじなどなくしたはっぽうしゅに)
味など無くした発泡酒に、
(とてもよくにたきみのほんぽうしゅぎだとか)
とてもよく似た君の奔放主義だとか、
(ぼくだけぶんぽうをしらないじだいにそぐったことばも)
僕だけ文法を知らない時代にそぐった言葉も、
(きみはぼくよりうまくなじんだ)
君は僕より上手く馴染んだ。
(よはのなつただぬるいこうかいをしらない)
夜半の夏、ただ微温い後悔を知らない。
(きんせいぼくだけをだきしめて)
金星、僕だけを抱きしめて。
(みらいはなくていい)
未来はなくていい。
(もうぼくはまちがいでもいいと)
もう僕は間違いでもいいと、
(きみをうばってさかりばなつのよころげる)
君を奪って盛場、夏の夜、転げる。
(あさあけもゆうぐれも)
朝明けも、夕暮れも、
(きみのかいばのざんぞうになれたら)
君の海馬の残像になれたら。
(きんせいぼくだけにだきしめていさせておねがい)
金星、僕だけに抱きしめていさせてお願い。
(もうよるをつげなくてもいいよ)
もう夜を告げなくてもいいよ。
(さんざんぼくはかたってた)
散々僕は語ってた。
(ためいきみたいなりゆうがほしくて)
ため息みたいな理由がほしくて。
(かんせいざわめきがおいてゆく)
歓声、ざわめきが置いてゆく。
(てをはなさないで)
手を、離さないで。
(あしたまたくらがりへときえるきみをおいて)
明日また暗がりへと消える君をおいて、
(さいしゅうえきかいさつまえぼくはりょうてによかぜをかくした)
最終駅、改札前、僕は両手に夜風を隠した。