同じ漢字なのに違う読み!?
「柵」【さく】を越える・世間の「柵」【しがらみ】……
同じ字と送り仮名なのに読み方が違う!?となる漢字を集めました。
NHKアナウンス室編『NHKのアナウンサーも悩む 間違いやすい日本語1000』(NHK出版、2013)を元に作成しています。
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問題文
(いぎをみとめる てがみをしたためる)
異議を認める 手紙を認める
(さくをこえる せけんのしがらみ)
柵を越える 世間の柵
(かざんのかこう こんろのひぐち ひうちいしでおこしたひをつけるほくち)
火山の火口 コンロの火口 火打石で起こした火を着ける火口
(とぐちはたてもののいりぐち ここうちょうさはこすうとじんこうをしらべるちょうさ)
戸口は建物の入口 戸口調査は戸数と人口を調べる調査
(ついじゅうはひとにしたがうこと おついしょうはこびへつらっていうおべっか)
追従は人に従うこと お追従はこびへつらって言うおべっか
(にせいはにだいめ にせのちぎりはげんせもらいせもふうふでいようというやくそく)
二世は二代目 二世の契りは現世も来世も夫婦で居ようという約束
(ぞうさなくおこなう いえのぞうさくがよい)
造作なく行う 家の造作がよい
(くぜつはおしゃべりやいいあらそい くどきはいいせまること)
口説はおしゃべりや言い争い 口説は言い迫ること
(てだれのはやわざ てれんてくだ)
手練の早業 手練手管
(おはこはいちばんとくいなこと かぶきじゅうはちばんはかぶきいちかわけのおいえげいのえんもく)
十八番は一番得意なこと 歌舞伎十八番は歌舞伎市川家のお家芸の演目
(したてなげ ぶたいしもて へたのよこずき)
下手投げ 舞台下手 下手の横好き
(きこつのあるひとはこんじょうがあるひと きぼねがおれるはきをつかってつかれること)
気骨のある人は根性がある人 気骨が折れるは気を遣って疲れること
(きょうかははなをそなえること くげしょうこうははなをそなえしょうこうすること)
供花は花を供えること 供花焼香は花を供え焼香すること
(きょくしゃはげいのうにすぐれたひと くせものはふしんしゃ)
曲者は芸能に優れた人 曲者は不審者
(こうせいおそるべしのこうせいはこうはい、しそん ごしょうまたはごせはらいせ)
後生畏るべしの後生は後輩、子孫 後生または後生は来世
(あとあしですなをかける うしろあしはきびすをかえしてにげるあしつき)
後足で砂をかける 後足は踵を返して逃げる足つき
(ざいきょうはこきょうにいること ざいごうはいなかにいること)
在郷は故郷に居ること 在郷は田舎に居ること
(たいかはそのみちのおおごしょ たいけはしさんか おおやはかしいえのやぬし)
大家はその道の大御所 大家は資産家 大家は貸し家の家主
(せいめいはあるものごとにたいしてはっぴょうするけんかい しょうみょうはそうりょがきょうもんをうたうせいがく)
声明はある物事に対して発表する見解 声明は僧侶が経文を歌う声楽
(ちくばのとも たけうまにのる)
竹馬の友 竹馬に乗る
(げんじのしらはた こうふくのしろはた)
源氏の白旗 降伏の白旗
(こまごまとせわをやく ほそぼそとくらす)
細々と世話を焼く 細々と暮らす
(じりきはそのものにそなわっているじつりょく ちりょくはとちがさくもつをそだてるちから)
地力はそのものに備わっている実力 地力は土地が作物を育てる力
(へいほうはせんじゅつろん なまびょうほうはなまはんかなちしきやぎじゅつ)
兵法は戦術論 生兵法は生半可な知識や技術
(なだいのめいしゅはひょうばんのめいしゅ しゃちょうのみょうだいはしゃちょうのだいり)
名代の銘酒は評判の銘酒 社長の名代は社長の代理
(ばくだいなりえき ほとけのごりやく)
莫大な利益 仏のご利益
(にちべいりょうこく りょうごくこくぎかん)
日米両国 両国国技館
(ひょうじょうはひょうぎしてきめること ひょうていはいっていのきじゅんにしたがってかちやせいせきをきめること)
評定は評議して決めること 評定は一定の基準に従って価値や成績を決めること